美ヶ原トレイル:三峰山〜鉢伏山〜高ボッチ山 2023年10月22日(日)〜24日(火) |
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元々は白根三山を歩こうと計画をしていたのですが、東京での15日の雨が、高山では積雪になったようで、一挙に気持ちが冷めてしまい、計画中止。 どこか先週歩いたような草原の路がいいな〜、と頭の中から拾い出したのが車山〜鷲ヶ岳の稜線でした。 そこにどこかで読んだ記録(1)を想い出して三峰山から鉢伏山をプラスし、さらに高ボッチまでをつないで、行程表が出来上がりました。 今回は二泊三日のテント泊。 標高も先週とあまり変わらないので気温も同じ位だろうけれど、テント泊二泊なので少しだけしっかりしたシェルターに変えて、ザックに詰め込みました。 | |||
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第1日目: 車山肩(1035)→車山(1105-15)→車山乗越(1130)→蝶々深山(1150)→物見岩(1210)→奥霧小屋跡(1240) →八島湿原(1305-20)→鷲ヶ峰(1415-20)→和田峠(1515)→旧和田峠(1545-50)→泊(1645) |
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電車を乗り継いで、上諏訪から車山肩へ乗り込みます。 空は雲一つない青空、爽快で気持ちがいいですよね、山頂からは遠く富士山を始めとして、南アや北アの雪の稜線が見えていました。 湿原はもう草紅葉の時期だし、車山から一度歩いた路なので、軽快にすっ飛ばします。 八島湿原から右に折れて鷲ヶ峰へ。頂上直下の急坂を済ますと、和田峠への長い尾根の降り路が待っていました。 | |||
中山道の指導標に導かれて、古峠(旧和田峠)に着いたのはもう午後4時近く。 これでは予定していた三峰展望台(三峰茶屋)に降りるには時間切れになってしまうので、風を避けられる稜線の岩陰にテントを張りました。 | |||
第2日目: 泊(0610)→三峰山(0635-45)→鞍部(0800-40)→二ツ山(1000-05)→鉢伏山(1135-45)→鉢伏山荘(1200-10)→高ボッチ山(1400) |
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早朝にテントを回収し、陽の出の写真を撮った後、三峰山の山頂へ向かいます。 少し雲が多いけれど、それが息をのむような朝焼けになりました。 山頂は360度の展望!で、八ヶ岳、を始めに、富士山、南ア、中ア、北ア、浅間山まで丸見えです。 | |||
行く手の鉢伏山へと続く稜線を確認して、山頂直下の急坂を降ります。 しばらくで路は山腹につけられた巻き路に入り、最低鞍部(と思しき場所)で中食とした後、二三のコブを越え、二ツ山への標高差300mの登りにとり着きました。 こっちも急登だ・・・。 じっくりと攻めて、傾斜が緩んできたら、二ツ山の山頂に。 ここからは鉢伏山へと続く、標高差のあまりない、のびやかな稜線が続いていました。 | |||
鉢伏山の山頂で再び四囲の山々のパノラマを楽しんだ後、林道をたどって高ボッチ高原へと向かいます。 昨年開設されたキャンプサイトに当日申し込みをし、テントを張って、ようやく人心地つくことができました。 ここも絶景のパノラマが得られるところ。乗鞍岳への陽の入りを堪能した後、尾根の反対側に移動して、諏訪湖と富士山の展望を楽しんでいました。 | |||
第3日目: 高ボッチ山(0715)→分岐(0825)→車道(0915-20)→塩尻駅(1020) |
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明くる朝は、未明には展望へ出かけて三脚をセットしていました。 足元の諏訪湖の向こうに、両翼に八ヶ岳と南アルプスを従えた富士山。絵になるな・・・。 そんな訳で思っていた以上にカメラマンも多く、十数人に膨れ上がっていました。 スカイラインのすぐ傍なので、車なら簡単なのでしょうね。 | |||
下山は塩尻峠から岡谷駅、の予定だったのですが、荷直峠への分岐を見落としてしまい、 歩くことのできる路を探しながら歩いていたら、塩尻駅にたどり着きました。失敗した・・・。 | |||
塩尻駅で乗車した電車は、松本発高尾行き。なので、乗り換えもなく、座席の一角を占めて、文庫本を読みながらのチイ旅を楽しみました。 そうそう、この夏八ヶ岳で一緒になったOさんに再開しました、何という幸運だったのでしょうか・・・。 早速、高尾山へご一緒することになりました。 | |||
今回歩いたこのコース、車山を手始めに、鷲ヶ峰、三峰山、鉢伏山、最後に高ボッチ、と展望を楽しむことができる楽しみなコースです。 二日目は少し雲があったものの、展望を楽しみながら、の爽快な草原の歩きでしたし、 高ボッチでの展望も期待以上のものであり、大喜びしています。 中央分水嶺トレイルと美ヶ原高原ロングトレイルをつないで歩いているので、整備されており、歩きやすい路でした。 もっとも、三峰山〜二ツ山間の鞍部は、思っていた以上に登り降りが大変だったかもしれません。 | |||
歩きながら「アレッ?」だったのが、鷲ヶ峰〜和田峠の歩行時間。 作成した計画では20分でしたが、40分でも全然着きそうになくて焦りました。 結局一時間弱かかって、和田峠に出た時はホッとしました。 帰宅してから再度確認したところ、時間の転記まちがい。 細かなミスだけれど、このために三峰茶屋に降りる時間が無くなって、稜線でテント泊になってしまったのですから、 今後は注意しないといけないですね。 | |||
ミスと言えばもう一つ、スカイラインから荷直峠への分岐を見落としてしまったこと。 前回は問題なく歩けていたので、二度目だから、と地図を確認しないで歩いていたのが問題ですね。 危ない所でした、こっちも反省しきりです。 |
制作:加藤 輝男 2023年10月25日
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