笹子から展望の三つ峠へ 2023年7月2日(日) |
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大菩薩峠に引き続き、展望のよい山を、とあれこれとマップを広げてみて、見つけたのが三ツ峠山。
独立峰に近いので展望がよく、しかも正面に富士山がドーンと聳えています。
富士急線から歩いたことがありますが、往復だけだと少し物足りないので、笹子駅まで足を延ばします。
で、電車の時間を調べて考えた結果、順路を逆にして、笹子駅から歩き始めて、三ツ峠まで縦走し、三つ峠駅に降りる計画になりました。 前日(1日)は大雨の予報だったので、足元をしっかりと固めた装備を準備して、いつものように始発電車で出発! |
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笹子駅(0610)→追分(0630)→笹子変電所(0710-20)→清八峠(0855)→清八山(0900-10)→八幡八丁峠(0930) →御巣鷹山(1055)→三ツ峠山(1110-15)→三ツ峠山荘(1120-55)→達磨石(1315)→山祗神社(1340)→三つ峠駅(1405) | |||
始発電車を笹子駅で下車し、国道・車道を経て変電所へ。 ここで少し栄養補給して、清八峠への急な登りにとり着きます。 昨日の雨の後だからか、気温もそれ程高くないし、微風もあって爽やか気分。 左右の山の稜線が低くなって、傾斜が緩んだら、清八峠に到着しました。 清八山を巻く路は「危険」との表示でもあり、何より清八山からの展望を楽しみに歩き進みます。 稜線の路を5分足らずで清八山に到着です。 三つ峠山の右手正面にデーンと富士山!。今年は残雪が少なめでしょうか。 その右手には、南アルプスの稜線が見えています。 光・笊は御坂山の影になって見えませんが、茶臼から始まって、聖・荒川、塩見、白根三山、仙丈、甲斐駒、と連なっていました。 八ヶ岳まで見えていましたから、絶好の青空ですね。 御坂へのコースを右に分けて、左手に見えるアンテナだらけの三ツ峠山(御巣鷹山)への縦走路に進みます。 | |||
清八峠から緩く降って、八丁峠からコブをいくつか越えると、急登が始まります。 露岩帯のロープにはあわてましたが、以降は丁寧にジグザグが付けられており、思ったよりも歩きやすい、かな。 高度計を頼りに標高を上げていくと、いきなり建物が!、そこが御巣鷹山の山頂でした。 一気に人気が出てきます。 山上庭園のような路を緩く降って登り返して、三ツ峠山の山頂へ。 素晴らしい展望が広がっています!、正面には富士山、箱根の山から始まり、南アルプス、八ヶ岳まで。 その中間には薄く北アルプス(槍・穂)が確認できましたから、絶好の空模様でしたね。 山頂は広くないので、早々に山頂を辞して、三ツ峠山荘のテラス?で、富士山を眺めながら中食をいただきました。 | |||
さて、今日は三つ峠駅へと降るだけ。 クサリを握りながら階段を降りて、右手に回り込むと、屏風岩のロッククライミングのゲレンデを通過します。 今日は少ないながらも、ロッククライミングのロープワークの練習に余念のない人達を見かけました。 巻き路のような路を進んで、小尾根に回り込んだら八十八大師になります。 ここからが急坂の始まり、馬返し、大曲と通過し、沢の水音が近くなった、と思ったら達磨石です。 あとは林道・車道をたどるだけなのですが、山祗神社を過ぎると人家が増えてきて、木陰がなくなってきました。 陽射しが暑い・・・。 | |||
予想より早く着き過ぎて、ホーム上の待合室で大休止になりました。 気温は高いようですが、少し風があったおかげで、結構気持ちよく過ごせた、かな。 ほぼ満席の富士急線の電車を大月でJRに乗り換え。 大月始発の快速電車だったのでガラガラの席で、今日の歩きを振り返りながら、ゆったりとした気分で帰路につきました。 | |||
前日、七月一日は富士山(吉田登山道)の山開きでしたが、小雨のぱらつく生憎の空でした。 そのためか、翌2日は電車で見かける登山客も少なめだったでしょうか。 それでも、登ってみれば、絶好の青空が拡がっており、正面の富士山を始めとし、杓子、御正体から、箱根の山々を経て、 御坂の尾根の向こうには、南アの稜線がずーーと丸見えでした。 やった〜、登った甲斐がありましたね。 右手の八ヶ岳との間には、あれは北ア(槍穂?)でしょうか。 三ツ峠の山頂ではお借りした双眼鏡で確認したのですが、撮影した写真をよくよく眺めていると、薄く写っているのを見つけました。 本当に素晴らしい青空だったのですね。 | |||
下界は30℃を越える、との天気予報ですが、さすがに三ツ峠山山頂(1785m)では18.7℃と涼しく、爽やか微風もあったので、気持ちよく過ごしていました。そこまでは期待した通り、でしたね。 それだけに、下山路を進み、標高が落ちるにつれて、暑い空気がよみがえってきます・・・。 登山口から涼しい山歩きのコースがあるといいなぁ・・・。 |
制作:加藤 輝男 2023年7月5日
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