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梅雨の中休みに大菩薩
2023年6月17日(土)
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 このところ忙しくて山へ行く時間がとれないのですが、17日(土)に晴天の天気予報に、出かける計画を立てました。 日帰りで歩くことができて、展望のよい、のびやかな稜線、のあるコースを、ということで頭の中をかき回した結果、大菩薩峠へ出かけます。 大菩薩峠は人混みだけになりそうなので、先ず石丸峠へ向かった後、大菩薩峠を経て、大菩薩嶺から久しぶりの丸川峠、と大回りするコースにしました。 前夜に大慌てで荷物をザックに詰め込んで、始発電車で一路塩山へGO!

 裂石・大菩薩峠登山口(0703)→千石茶屋(0730)→上日川峠(0845)→小屋平(0917)→石丸峠(1020-50) →大菩薩峠(1117)→親不知ノ頭(1140)→雷岩(1200)→大菩薩嶺(1205)→丸川峠(1300)→丸川峠入口(1410)→裂石(1422)
 始発のバスを終点の大菩薩峠登山口で降りて、先ずは上日川峠へと向かいます。 まだ時間も早いのでほとんど登山者に出会うこともなかったのに、到着した上日川峠は早や人混みでした。 甲斐大和駅からのバスも到着するし、で一休みもなく気分にもなれず・・・。 緩く降って姫ノ湯沢を渡ると、石丸峠への登り返し。小屋平のバス停を過ぎ、林道を横切ってから、が本当の登り、です。 小尾根に乗っかって標高を稼ぎますが、右手の小金沢の尾根が近づく頃、路は右手に緩く巻くようになって、 しばらくで笹原の石丸峠に到着しました。 梅雨の中休みとは言え、この時期としては珍しく展望が利いて、富士山や南アルプス稜線までもが見えています。 きっと大菩薩峠側は人ばかりだろうから、少し早いけれどここで中食としました。
'南アの展望が拡がる、上日川峠から 姫ノ湯沢を渡る 富士を望む 石丸峠に到着
熊沢山への登路 石丸峠を見下ろす
 直登コースで熊沢山を越えると、介山荘の前にでます。 やはりここも富士山と南アの展望が素晴らしいのですが、人出も多いので、ゆっくりともできずに歩き進みます。 親不知ノ頭で甲府盆地の展望を見届け、賽ノ河原から登り返して神成岩から雷岩へ。 稜線は18.7℃、爽やかな微風があって、久しぶりの草原の稜線漫歩を楽しんでいました。 たどり着いた雷岩も大菩薩嶺でも人が多いので、足早に丸川峠へと向かいます。
南ア展望1-塩見岳、荒川岳 南ア展望2-白根三山 南ア展望3-仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳
富士山の展望 大菩薩の稜線をたどる 親不知ノ頭の向こうに富士山 甲府盆地が一望!
 ここからは奥秩父を感じさせる鬱蒼たる樹林帯、歩きを楽しみながら歩いていると、ヒョッコリと草原状の丸川峠に飛び出しました。 一休みの後、登山口へ。 標高差800mの下りは、急だけれど結構歩きやすくて、いつの間にか標高が落ちる感じで、 右手下に水音が聞こえたら、沢に降り、やがて日川林道に到着しました。 あとは、車道をたどって、バス停のある登山口へ・・・。
大菩薩嶺にて 鬱蒼たる奥秩父の路
 登山口のバス停横の番屋茶屋が引越して、この連休に新装開店!したそうです。
新装なった番屋茶屋全景
 
 天気予報と相談しなら、の山歩きでしたが、期待以上の展望に大満足でした。 山並の上に姿を現した富士山、甲府盆地の向こうに屏風のように延びている南アルプスの稜線、 尾根路からの展望を楽しみながら、稜線漫歩とシャレこんでいました。やっぱり山はいいな・・。
 こんな天候でもあって大菩薩峠には多くの人が集っていましたが、一山(熊沢山)越えた石丸峠は、小金沢を歩く人が通過するだけ、静かな中での展望が楽しみでした。
 下界は30℃を越える予報でしたが、さすがに2000mの稜線は気温18.7℃と涼しく、微かな風もあって、爽快に歩くことができました。 もう何度も来ている大菩薩峠ですが、2000mの稜線に手軽に取り付くことができる、素敵な山です。

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制作:加藤 輝男 2023年6月30日
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