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中央線:大沢山、大洞山の稜線をたどって
2023年4月22日(土)
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 大型連休の山行予定はあるものの、きついトレーニング山行に出かける気持ちになれず、それでもどこか高さのある山を歩きたいな、と探したのが、大沢山・大洞山の尾根路でした。 先日出かけた笹子峠から達沢山への尾根路につながるコースです。 確か一度は歩いている路だし、「藪が濃い」とは記載があるものの、この時期ならまだ藪も育っていないだろうと判断して、出かけてみることにしました。

 笹子駅(0610)→登山口(0635-50)→送電塔(0740)→送電塔2(0805-10)→大沢山(0910-45) →ボッコノ頭(1030-35)→摺針峠(1120)→大洞山(1140-50)→カヤノキビラノ頭(1205) →中尾根ノ頭(1240-45)→新田(1355-1400)→笹子駅(1435)
 始発電車を笹子駅で降り、登山口の奥野稲村神社へ向かうはずが、一本道を間違えてしまい、トンネルを越えたところで山腹に取り付いて、送電塔のある尾根路に出たところでやっと一息つくことができました。 ここからは尾根路をたどるだけ。発電所からの2ヶ所の送電塔を通り抜け、急坂をあえぎ登ると、大沢山の肩に到着、山頂は右手(西側)に3分でした。 展望もないし、少し早いけれど、「腹が減っては・・」とここで中食としました。
 大沢山から南東へ岩をまき急坂を降りて、緩やかになった尾根をボッコノ頭へ向かいます。 遠くに見えた鉄塔を通り過ぎたすぐ先がボッコノ頭のピークでした。 路は北向きに変わり、時には露岩を越えたりしながら、左手からの林道?に行き当たったところが擦針峠。 峠から急坂を少し登り返して大洞山のピークを過ぎ、尾根を間違えずに北へたどって、少し前に歩いたカヤノキビラノ頭に届きました。
 北へ笹子方面の路に向かい、しばらく尾根をたどって、中尾根ノ頭へ。 先日確認した「至新田(難)」の指導標に従って中尾根に進みます。 少しして尾根の分かれ岐を間違えずに右手に入ります。 踏み跡は思ったよりも歩きやすく、急坂をしばらくたどると、傾斜が緩くなり、その先緩く登り返すと1093mの小ピークでした。ここまでで半分越えたかな?。 なおも尾根路をたどり、だんだんと標高が下がり里山の雰囲気に変わってくると、やがて左手に林道が見えてきました。 最後は山腹を突っ切ってしましましたが・・・。 林道を横切って笹子峠への遊歩道を右へ降り、新田で車道に出てからはゆるゆると笹子駅へと向かいます。
 数分の差で電車を逃したので、笹子駅で一時間近くを待った後、高尾行きの電車で帰りました。
 
 今回のコースは1000mを越えるこの尾根路、歩いている人は多くないようで、一日歩いて出会ったのは二人だけ。 しっかりした踏み跡の路ではないかもしれませんが、藪の濃くないこの時期は新緑の木陰が爽やかな歩きができました。 周囲の山々の展望地こそありませんが、樹間には、北に滝子山から笹子峠への、南に御坂山の稜線を眺めながらのコースですね。 駅から登って駅に降りられるからか、このところ中央線沿線の山々が多い気がします。

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制作:加藤 輝男 2023年5月7日
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