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久しぶりの雪山山行、八ヶ岳:天狗岳
2023年1月20日(金)〜21日(土)
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 思い起こしても、この数年ちゃんと冬山に出かけていないなぁ、と思い起こし、久しぶりに北八ツの天狗岳の計画を立てました。 週末を避けて黒百合ヒュッテに泊まることにして、困ったのがバス便、渋ノ湯へも美濃戸へも週末・休日しかバスがありません。 週日はロープウェイ行きしかないので、結局ロープウェイから麦草峠を経由して黒百合ヒュッテまで歩くことになりました。 バスの時間も遅めなので、黒百合ヒュッテ到着が4時前になりそうな計画ですが、予定通り、となるでしょうか・・・。

第1日目:
 ロープウェイ(1040)→雨山峠(1055)→縞枯山(1140-45)→茶臼山(1215)→麦草峠(1250-1300)→丸山(1325-30)→高見石小屋(1410-15)→中山(1540-50)→黒百合平(1620)
 バスの時間にあわせて、少し遅めの出発になりました。 茅野駅でバスに乗車し、北八ツロープウェイで山頂駅へ。雪山装備を整えて出発したのが10時40分!。 縞枯山展望台や、茶臼山展望台では、雪山の展望を楽しんだ後、麦草ヒュッテで小休止。 気持ちでは急ぎながらも、久しぶりの重い冬靴ではなかなかピッチが上がらず・・・。 丸山への登り、中山への登り、に息が上がってしまい、予定より30分程度の遅れになってしまいました。 段々と空に雲が増えてきて、中山展望台は展望も得られず通過しただけ、で黒百合ヒュッテに逃げ込みました。 こんなに疲れていたんじゃ、明日の天狗岳は行かれるかな・・・。
縞枯展望台 浅間山の遠望 南八ツの展望 茶臼山
南八ツ 南ア北部と中ア 御嶽、乗鞍 北ア南部
中山峠展望台にて 天狗の吊尾根 天狗岩を望む
第2日目:
 黒百合平(0530)→天狗岳(0640-55)→黒百合平(0740-0800)→八方台分岐(0840)→渋の湯(0910)→渋辰野館(0935)
 未明の5時半に小屋を出発し、明るくなる空と競争しながら喘ぎ喘ぎ頂上へ向かいます。 それでも思ったよりも早く陽の出前に到着し、山頂で陽の出の展望を楽しむことができました。
陽の出前 パノラマ(1)南八ツ
南ア北部、中ア )西岳、北ア南部 浅間山遠望 北八ツの拡がり
陽の出前 南八ツ 御迎光 御迎光
天狗岩が紅い 西天狗岳も紅い 北八ツの杜の拡がり 北八ツと浅間山
 黒百合ヒュッテに引き返して、小休憩とパッキングの後、渋の湯のバス時間にあわせて出発。 予定よりも全然早く着いたので、陽に当たりながらバスを待ちたいな、と思い、渋辰野館まで歩き進めました。
黒百合ヒュッテ 渋の湯臨時バス停
 茅野駅ではタイミングよく高尾行きに乗車することができたので、文庫本を読みながら、のちい旅になりました。
南八ツの眺め
 
 ここしばらく雪山を歩いていないな、と記録を探してみると、2018年お正月とGWの天狗岳が最後ですからもう5年にもなります。 装備の準備をしながら、「あれはどこにあったっけ」と探し回る状況でしたから、ずいぶんと時間がたったのを感じました。 久しぶりの完全冬山装備(の重い冬靴)に身体は少しばかり悲鳴をあげていましたが、 それでも天狗岳山頂からの展望を楽しむことができたのは幸運だったのかな、と思います。 次は残雪の尾瀬だ!。というのが昨秋の尾瀬山行からの秘めた計画です。
 出発時間が遅い上に、久しぶりの雪山山行に疲れてしまい、黒百合ヒュッテに到着したのは薄暗くなり始めた午後4時半。 受け付けは宿泊予定者の最終となってしまい、「午後4時には連絡したのですが・・」と言われてしまいました。 面目ない、もっと体力つけないといけませんね。
 5年ぶりの黒百合ヒュッテは改装中とかで、宿泊人数を抑えており、ゆったりと過ごすことができました。 内装も見違えるほど奇麗になっていました。また、屋外の温度計は朝方-16℃を指していたのですが、断熱材の効果か小屋全体が非常に暖かで、夜も暖かに眠れました。 唯一つ、薪ストーブが石油ストーブに変わっていたのが惜しかったかも・・・。
 雪山入門の天狗岳に軽アイゼンで来る人がいる、という話は何度か聞いていますが、 今回はストックで登ろうとしている複数の人を見かけました。 40°位の傾斜面や、天狗岩の通過は、ストックだけでは難しいんじゃないかなぁ。 「行けるところまで」とはいつも聞く返答ですけれど。

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制作:加藤 輝男 2023年1月25日
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