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富士展望の奥多摩:三頭山
2022年12月30日(金)〜31日(日)
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 恒例の富士撮影山行。どこへ行こうか少し考えて、何回か出かけた三頭山に決めました。 山頂からそう遠くないところにある避難小屋を当てにできれば、少しだけ荷が軽くなりますし、ね。 ビジターセンターのブログによれば、年末近く(25日)に積もった雪はほぼ残っていない、とのことで足回りも簡単に済ませ、またシュラフも少しだけ軽いものにしました。 それでも、水を持ち上げなけりゃいけないし、久しぶりの宿泊装備のザックが肩に食い込みます・・・。

第1日目:
 数馬(1000)→登山口(1025-30)→・・・大沢山(1240)→三頭山避難小屋(1300)
 一日目は三頭山避難小屋に着けばよいだけなので、少し遅めの出発になりました。 五日市で乗車したバスを終点の数馬で降りて、車道を歩き始めます。 カーブの手前で登山道に入り、やがて沢沿いの路を外れて尾根路になりました。 予定コースの都民の森も三頭大滝もショートカットして、石山の路に進むと、大沢山に到着!。 避難小屋はすぐそこでした。
ここから登山道が始まる 石尾根縦走路に交わる お世話になった三頭山避難小屋
 夕方、三頭山山頂へ。 三頭山の山頂から南西に見える富士山が、だんだんと紅くなるのを、夕陽の入りまで眺めていました。
三頭山山頂の広場 雲取山と七ツ石山
富士山 富士山 富士山 夕陽の入り
富士山 富士山
第2日目:
 三頭山避難小屋(0740)→分岐(0805)→西原峠(0850)→笛吹峠(1000-35)→笛吹入口(1135)
 翌朝、未明に起き出して、再び三頭山山頂へ。 暗く灰色に霞んでいた富士山が、明るくなるにしたがって段々と白くなってゆきます。 朝陽の出の瞬間に少しだけ赤味を帯びてくるまで、をずっと視ていました。 山っていいな・・・。
富士山、灯りは富士吉田と都留 富士山 富士山 富士山
富士山 富士山 富士山 富士山
雲取山(左)と七ツ石山 御迎光
 避難小屋に戻り、荷物をまとめた後、笹尾根に踏み入ります。 最初の少し急な降りをこなすと、後は緩やかな少しだけの登り降りがあるだけ、が笹尾根の歩きです。 左の秋川側から、右は上野原側から、尾根路に交差する峠路をいくつも横切りました。 さ〜て、今日はどこまで歩こうかな。
富士山、大沢山から メノキダワを過ぎる 槇寄山山頂にて 西原峠を通過
笹尾根に踏み入る 笛吹峠に到着
 笛吹峠で腰を落ち着け、朝食に。 お腹が一杯になってみると、空は雲が多くて少し寒いし、久しぶりの宿泊装備のザックに疲れが感じられるし、で下山に決定!、根性なしだなぁ。 左へ山腹を横切り、右手の丸山からの路を併せて、植林帯をぬってドンドンと降ると、一時間足らずで笛吹の集落を通り過ぎました。 バス停はその少し先でした。
笛吹峠からの降り、伐採跡 丸山からの路を併せる 丸山北尾根 笛吹峠への入口
 バスに乗車したのは12時ちょうど。 今日は大晦日だし、まだ早い時間なので登山者の姿も少なく、ゆったりとした気分で武蔵五日市駅へ。 電車の乗り換えもスムーズにいって、2時過ぎには帰宅して、山行の装備の後始末に追われていました。
 
 最初の富士撮影山行は1988年年始の三頭山。もう35年も前になるのですね。 なので、三頭山と避難小屋は非常に懐かしい思い出です。
 避難小屋に泊まったのは自分一人だけ。 一人で泊まると小屋が暖ったまらいのですが、穏やかな天候が幸いして(?)小屋の中での最低気温は-1.3℃とそれ程下がらず、寒い思いをすることなく済みました。 標高1531mの三頭山山頂でも-6.9℃。 富士山の頭上にも雲はなく、陽の出の時間でした。もう少し赤くなってくれたら、もっと素晴らしい写真になったのでしょうか。 今年一年をこの空のように穏やかに過ごすことができますように、と願っています。

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制作:加藤 輝男 2023年1月7日
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