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長峰をあえぎ登って石丸峠へ
2021年4月24日(土)
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 晴天が期待できそうなこの週末。 少し行き先を考え、この春計画しながらまだ行かれていない、長峰から石丸峠を歩くことに。 登山口の標高が高いので大菩薩側からの方が少し楽なのですが、深城ダム側のバス便が少ないので、こちらから登るしかありません。 時間の余裕を持つために、始発電車で早朝のバスに乗ることにしました。 ずっ〜〜と登りが続くコースなので、覚悟を決めて出発します。

 深城ダム(0650)→登山口?(0715)→トチ平(0750-0800)→カネツケの頭(0910-20) →白草ノ頭(0940)→米代分岐(1235)→稜線分岐(1245)→丸川峠(1250-1320)→米代(1355) →上日川峠(1420)→千石茶屋(1500)→大菩薩峠登山口(1520)
 深城ダムでバスを降り、トンネルを抜けて、橋で対岸に渡ると、登山口のハズ!。 しかし、登山口がはっきりしせず、薄い踏み跡を見つけて、登り始めます。 こんな路かな、と思いながらしばらく歩いていると、左から上がってくるトレースを併せました。 急登だった路も、トチ平を過ぎると、しばらくは緩やかになります。 この辺りではまだ春には早いのか、足元にヒナスミレ、ヒトリシズカ、をわずかに見つけた位でした。
深城トンネル 岩を越える急坂 トチ平、939.8m? ヒナスミレ?
七本木山の山の神?、祠がない ヒトリシズカ
 カネツケの頭で一休止。だんだんと標高を上げ、白草ノ頭から緩く下り坂?に。 樹間に小金沢の稜線を望むことができるようになりました。 最低のコルを過ぎ、再び急登りが始まる頃には、だんだんと木の背が低くなってきて、やがて喘ぎながら笹原の急登路をたどるようになります。 右手に見えていた牛ノ寝通りの背が低くなった、と感じ始めた頃、ようやくで米代に到着、石丸峠は左手へ一息でした。
カネツケの頭 ミツバツツジの脇を 白草の頭 稜線はまだまだ高い
稜線脇をどんどんと登る 米代分岐 東へ牛ノ寝通が延びる 牛ノ寝通を振り返り見る
のびやかな石丸峠
 もう登りはないのだからと、石丸峠で大休止。 大菩薩湖は見えていたものの、薄霞で遠望も利かず、早々に下ります。 緑の薄い笹原に付けられた路を降って、林道を横切り、小沢を二つ渡ると、人混みの上日川峠に抜け出ました。 何度も往復して勝手知ったる路を歩き飛ばして、千石茶屋を過ぎ、裂石のバス停に着いたのは、予定より早い3時過ぎでした。
小金沢山の稜線、奥は牛奥ノ雁ヶ腹摺山 姫ノ湯沢を渡り もうすぐ上日川峠
 バスで塩山へ。少し待って電車に乗り換えると、しばらくのプチ電車旅で帰ってきました。
 
 長峰の登りの路は長かった・・・。深城ダムの標高は約650m、他方天狗棚山は1957m、と約1300mを登るのですから。 それでも、カネツケの頭、白草ノ頭までは順調?に標高を稼いでいたつもりですが、 最低のコルを過ぎて、急登の始まる1550m付近からは、とんでもなく急でした。 歩く人も少ないためか、倒木とかも現れたため、青色吐息で歩いていました。 それでも、笹原の少し傾斜の緩んだ1700m付近からは、気持ちよい微風になりました。
 そんな路だから?、小屋平に出るまで、出会った人は一人だけ、という本当に静かな歩きでした。 春草の芽生えも未だなためか、倒木もあり、踏み跡も薄く、迷いやすいのではないかと思います。 今回は登りにとりましたが、下りだったとすると、迷わずに歩くことができるかどうか、結構自信がないような気がします。 また、深城ダム側の登山口は要注意と思います。正しく登山口を見つけられますように。

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制作:加藤 輝男 2021年4月29日
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