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ゆったりと、奥多摩:笹尾根縦走
2021年2月21日(日)〜22日(月)
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 二月というのに春を思わせる暖かさ。 元々は上高地を考えていたのですが、バスの減便のため時間の計画が立てられません!。 なので、ガシガシと雪山を歩くのではなく、ゆったり・のんびりと歩きたいな、できれば一泊で、 と都合のよい(というかワガママな?)ことを考えて、コースを探しました。 見つけたのが奥多摩の笹尾根。三頭山からのびやかに南東に延びる尾根です。 一日目は歩いたことのない郷原から入り、西原峠から尾根をたどり浅間峠の東屋まで。 二日目は中央線に出ればいいだけ、と結構イージーなコース採りです。 ただ、尾根上に水場がないので、水2リットルを持ち上げなくてはならないのですが、 こればっかりはしようがないですね。

第1日目:
 郷原(0925)→西原峠(1055-1100)→田和峠( 1115)→数馬峠(1130)→笛吹峠(1200) →丸山(1220-30)→小棡峠(1250)→土俵岳(1315-20)→日原峠(1330)→浅間峠(1415-30) →熊倉山(1525-30)→軍刀利山(1540)→三国山(1555)
 上野原からのバスに合わせて少しゆっくり目の出発になりました。 一時間近く揺られたバスを郷原で降りて、登山道へ入ります。 急傾斜で始まった路はしばらくで傾斜が緩み、やがて笹尾根が見えてきました。 振り返ると、足元には郷原の民家の屋根が、尾根の上には富士山が見えます。 頑張って歩くと、槇寄山の巻き路に行き当たり、右に折れて西原峠に到着!。 何と言っても今日はもう急登はないのだから・・・
いきなり急登が始まる 尾根に沿って 笹尾根が見えてくる 振り返ると郷原の家並み、富士山
 笹尾根につけられた路をたどりますが、北東面の木陰には少しだけ雪が残っていました。 歩きやすい、のびやかな尾根路をどんどんと辿ります。 尾根の左右、秋川/鶴川の集落に向かう峠路が横切っています。 田和峠、数馬峠、笛吹峠、小棡峠、日原峠・・・、古くからの峠路は趣きがあって好いですよね。 丸山や土俵岳のピークを越えて、峠路を横切っている内に、浅間峠に到着しました。 本当はここいらでテントを、と考えていたのですが、まだ人もいるし、陽も高いし、 何よりも展望がないし、で三国山まで足を延ばすことにしました。
西原峠に到着 笹尾根の指導標 田和峠を左へ 薄く雪
笛吹峠にあった石塚 御前山、土俵岳にて 大岳山、土俵岳にて お地蔵様、日原峠にて
浅間峠にて
 三国山までは一時間半くらいの行程ですが、小さいけれど急な登り降りのあるコース。 まっ、急ぐこともないし、でじっくり歩きましょう。 熊倉山の山頂を、軍刀利神社の奥社を越えて、井戸への路を分けるコルから登り返せば、 三国山はもうすぐです。 風もなく穏やかな空、落葉の上にテントを張って、陽の入り頃の富士山を眺めましょうか。
熊倉山が見えた 軍刀利神社奥社? 三国山への登り 三国山に到着
陽の入り 富士山夕景 陽の入り 富士山夕景
第2日目:
 三国山(0705)→分岐(0730)→石楯尾神社(0755)→沢井入口(0820)→佐野川(0835)→藤野(0915)
 未明、空が白んできて、富士山の山肌がほんのりと紅に染まるのを眺めていました。
朝茜の富士山 朝茜の富士山 朝茜の富士山
 朝食を終え、テントを撤収して歩き始めます。 登里・鎌沢へ降りる予定だったのですが、工事中で通行止めだとかで、石楯尾神社に降りることに。 二十年以上前に一度登りにとった路、急登だった記憶だけがあります。 それでも降りなのでサクッと降り付きました。 バスの時間が合わないので、石楯尾神社から車道を歩いて中央線の駅に向かいます。
気持ちの良い尾根歩き 石楯尾神社への分岐を右へ 登山口に到着 石楯尾神社
 まだまだ朝と呼べる時間でもあり、空き席の多い電車でした。二十分と少し、の電車旅?です。
 
 二年ほど前に、二回・二日に分けて歩いた笹尾根を一泊二日で歩いたおかげで、すっかりリフレッシュしました ^_^;;。 標高1000m前後で大きな登り降りもなく、のびやかに延びた尾根が続いている笹尾根のこのコース。 樹木が多く展望が少ないのですが、それでも秋から冬にかけては、樹間の隙間から稜線を垣間見ることができます。 場所によっては富士山も見えますから、楽しみですね。
 このところ、暖かな日が続いており、明け方の気温が7.1℃でした。 まだ二月だというのに信じられないですよね。 北東側の日陰には少しだけ雪が残っている箇所もありましたが、大半は落葉を踏みしめながらの歩きを楽しむことができました。 麓では紅梅・白梅が咲き始めています。もうすぐ「春」!!と期待したいですね。

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制作:加藤 輝男 2021年2月25日
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