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前道志:二十六夜山〜棚ノ入〜雛鶴峠
2020年11月1日(日)
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 好天の期待できそうな週末。 先週出かけた高畑山で見つけた「雛鶴峠」の名前が気になって、歩いてみようか、と。 そこまでのルートをどうしようか悩みながら地図を見ていたところ、秋山二十六夜山が目に留まりました。 下尾崎から二十六夜山を越え、棚ノ入から雛鶴峠に周回するコース、です。 雛鶴峠から無生野に降りてもバスがないので、思い切って高畑山を越えて、鳥沢に出ることにしました。 これで、歩行時間が約8時間の計画になります。 朝のバス便が遅いので、鳥沢に到着するのが午後5時を過ぎてしまいそうですが、大丈夫でしょうか…?。

 下尾崎(0916)→二十六夜山(1025-30)→三日月峠(1050)→分岐(1100?)→棚ノ入山(1150) →棚ノ入(1200)→912m(1240)→日向舟(1255)→雛鶴峠(1315-20)→高岩山(1340)→大タビ山(1350) →楢峠(1405)→高畑山(1430-40)→穴路峠(1505)→分岐(1535)→小篠貯水池(1555)→鳥沢(1625)
 上野原からのバスを下尾崎で降り、集落を抜けて、沢沿いの路に入ります。 しばらくで山腹を左上にずり上がると尾根になり、緩やかに登山道をたどり、 左手のコブが目立ってきたら山の肩となって、二十六夜塔のある分岐に着きました。 二十六夜山を往復して、さらに緩やかな尾根を進みます。
空は青、あれは二十六夜山? 沢沿いに山路を進む 左手、大岩を目指して歩き登る 尾根脇の穏やかな登り
二十六夜塔を見つけた '二十六夜山山頂にて 少しづつ黄葉が始まった
 尾根に沿った路を小さなピークを巻いて左に降りると、三日月峠で浜沢からの路が併わさります。 いくつかのコブを越え、右手のガレを過ぎると急坂に変わり、 ひとしきり喘ぎ登って、着いた丸いなだらかなピークが棚入ノ山でした。 西へ、緩い尾根をたどります。 棚ノ入は十字路になっており、赤鞍ヶ岳への路を左手に分け、正面の路を雛鶴峠へ進みました。
三日月峠、浜沢からの路を併せる 棚ノ入は右後ろへ 色付きはじめた黄葉 色付きはじめた黄葉
正面に見えるのは高畑山 こちらは倉岳山 少し岩が現れ急坂に 棚ノ入山山頂が見えた!
樹間に覗くのは赤鞍ヶ岳 唯一見つけたリンドウ?? 棚ノ入、雛鶴峠へは左へ
 しばらくは小広い尾根を緩くたどりますが、やがて路は右手に急坂の下りが延びています。 落葉で滑らないよう立木につかまりながら注意して下りました。 さらにもう一段下るとようやく緩やかになり(612m)、少しだけ登り返すと鹿除けのネットを見ます。 ネットの向こうには、高岩山と大タビ山の二つのピークが見えていました。 右手にさらに下ってから登り返し、細長い尾根の日向舟を通過します。 少し広くなった尾根をたどると、ようやくで雛鶴峠に到着しました。 少し先の送電塔の下の陽だまりで小休止です。
赤鞍ヶ岳への分岐、雛鶴峠へは真っ直ぐ 雛鶴峠への手作り指導標 急降下の路へ入る 網の向こうの展望、高岩山と大タビ山(右)
日向舟の尾根への登り 朝日川が見えてくる 雛鶴峠に到着
 尾根沿いに続く路を進み、少しの急登をこなすと高岩山、降って登り返した次のコブが大タビ山。 尾根沿いを左手に一旦急降下し、楢峠?を過ぎると、路は登りに変わりました。 だんだんと急になってくる路をあえぎながら登り詰め、やっと高畑山近くの分岐に到着。 雲の多い高畑山でしたが、月のような太陽の下に、どうにか富士山を見つけることができました、幸運でしょうか!
'高畑山への指導標 赤鞍山を見る、足元はリニア基地 高岩山への登り 高岩山山頂にて
大ダビ山の標識 赤テープの先まで下るのか… 一面、黄葉が近い 少し岩が現れた
高畑山山頂にて 富士山が見えた! 薄曇りに富士山
 さて、時間も遅くなってきたので、大急ぎで穴路峠へ向かいます。 穴路峠では、縦走路と別れて左に山腹を下る路に進みました。 しばらくで左へに下ると、沢沿いの路になり、何度か沢を渡り返すうちに、傾斜が緩やかに。 さらにお地蔵さんを二体過ぎると、ようやくで路は林道に変わり、やがて小篠貯水池です。 ここまでくれば先週歩いた路と同じ、鳥沢駅まではもう少しですね。
穴地峠に到着 左へ山腹を行く 沢の源流部を渡る 沢の源流部を渡る
岩苔の奇麗な路を進む 一つ目のお地蔵さんのある分岐
 鳥沢駅から滑り込みで乗り込んだのは空席の目立つ電車でした。 幸いに東京行きの快速電車であり、乗り換えもなく八王子駅に到着しました。
 
 先週出かけた「雛鶴峠」の名前が気になって、勢いで出かけたこのコース。 バスの便が悪いので秋山は敬遠していたのですが、出かけた甲斐はあった、でしょうか。 二十六夜山も棚ノ入も展望がないのですが、楽しく歩くことのできる山路だったと思います。 もう少し早く下尾崎に着き、赤鞍山を往復すると、もっと面白そうですね。 陽が長い時期に出かければよかったのかもしれないけれど、赤鞍山はまた今度、ということにすればいいのかな…?
 高畑山を越えて、鳥沢駅に着いたのは午後4時も過ぎた時間。 陽の長くないこの時期では、そろそろ夕闇が迫ってきそうな頃です。 とはいえ、ヘッドランプのお世話にならずに済みました、ヨカッた…!

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制作:加藤 輝男 2020年11月6日
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