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梅雨の終わりを期待して、中央線:小楢山へ
2019年7月21日(日)
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 7月も下旬になったというのに、梅雨前線が居座っているおかげで、夏山シーズンには程遠く・・・。 この日曜日は雨マークのない曇り予報。 雨に降られないなら、とばかり、甲府盆地の小楢山を計画しました。 塩山駅から焼山峠へのバスを予約して、出かけます。 どうか雨に降られませんように。

 焼山峠(0815)→小楢山(0925-35)→幕岩(1000-10)→小楢峠(1030)→分岐(1110) →小屋跡(1120)→配水場(1140)→真智入口(1225)→窪平(1255)
 バスの時間にあわせて塩山駅へ。富士山や白根三山の稜線が見えたり、と雨雲はそう低くはなさそうです。 焼山峠で一人バスを降りて、支度を整え、稜線の登山道へ入ります。 前日の土曜日は曇り空でも雨が降らなかったので、足元は泥濘もなく、登山道を快調に歩き進めました。 分岐では急登の新道に入り、ゆるやかな尾根を分岐へ、的岩を過ぎて、山頂を目指します。 広い山頂に着くと、富士山が丸見え、ヤッター!。 北面は樹にさえぎられているものの、南面は大展望であり、南大菩薩からグルっと南アルプスの稜線まで見渡すことができました。 展望を楽しみながら、軽く食事を摂ります。
焼山峠に到着 峠から登山道へ いきなりの急登 ニガナ
新道と旧道の分岐 急登の新道 ウスユキソウ? 新道/旧道の分岐
オダマキソウ 小楢山へ、巻き路分岐 広々した小楢山山頂へ 正面に富士山!
パノラマ(1)〜南大菩薩連峰 パノラマ(2)〜御坂と富士山 パノラマ(3)〜南アルプス南部 パノラマ(4)〜南アルプス
 山頂を後に、南へ降り、小楢峠の分岐を越え、しばらく尾根をたどると、幕岩の分岐に。 ルンゼのような狭い岩の隙間を鎖で登り越した幕岩では360度の展望が!。 遠くの八ヶ岳や、後背の奥秩父の稜線までもずっと見渡すことができました。
幕岩との分岐 岩の間隙を幕岩へ(鎖場) 幕岩へ
振り返ると小楢山山頂 展望(3)〜白根三山 展望(4)〜八ヶ岳連峰 展望(5)〜奥秩父山地
 小楢峠に取って返し、右手側にジグザグの母恋し路を降りました。 所々に現れる、岩の苔が息をのむほど美しく、久しぶりに奥秩父の路を歩いているような気分になりました。 それもしばらくで終わり、突然林道に飛び出しました。 父恋し路を分け、ひたすら林道をたどって歩きます。 鹿よけのネット扉を通り過ごすと、本当の舗装路になってしまいました。 ここから窪平まではまだ一時間以上歩かされる羽目になりました。
コアジサイ 小楢峠からの降り路 歩きやすいジグザグ路 ジグザグ路が続く
岩と苔の路 苔の緑が美しい! 母恋し路の入り口 父恋し路の分岐
古い造林小屋?水場? 登山道?入り口 甲府盆地の向こうに南大菩薩連峰
 塩山駅について、電車に乗車したのは午後三時過ぎ。 席に座ってうたた寝をしながらの、プチちい旅を楽しんでいました。
 
 予報は曇り、だったのでどんよりと曇った空、稜線ではガス(雲)の中かもしれない、と覚悟して出かけたのに、 甲府盆地についてみたら富士山や南アルプスの稜線まで見える高曇り!。 時間によっては薄陽が射す空模様に喝采を叫んでいました。 小楢山もそうですが、特に幕岩はそれこそ360度の、見渡す限りの大展望!。 遠望の利く、秋から早春の頃にまた来たいですね。 それは別にして、岩と苔の組み合わせの美しさはこの時期だからこそでしょう。 奥秩父の稜線歩きを思い出しながら歩いていました。
 それにしても、小楢山は二度目(前回は1991年9月)のハズなのに、記憶にない・・・、特に小楢峠からの降り路。 あんなに、林道歩きが長かったっけ?。 窪平のバス待ち広場は薄っすらと記憶にあるような気はしましたが・・・。 古いガイドブックを持ち出してみると、林道が奥の方へ延びたようです。 夏の終わりで草熱れが酷かったような気がします。

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制作:加藤 輝男 2019年7月22日
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