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会津の名峰、七ヶ岳を縦走
2019年5月22日(水)
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 会社の登山部のOBから、21日〜23日に会津の七ヶ岳、荒海太郎山のお誘いを受けました。 23日は野暮用で八王子に居なければならないので、22日の七ヶ岳だけにご一緒させていただくことにしました。 21日朝、大雨の中、八王子を出発して高杖原の民宿に泊まり、翌朝(22日)黒森の登山口に向かいます。  

 登山口(0740)→林道分岐(0805)→黒森沢(0850)→七ヶ岳(1040-1130)→下岳(1315-20)→登山口(1425)
 黒森沢の登山口で車を降りて古い林道に入ります。 右に曲がる林道を見送って、登山道に入り、しばらくで黒森沢、ここから沢に沿っての歩きが始まりました。 豪快な護摩滝はロープの巻き路に入り高巻きしてやり過ごしたものの、細かな渡渉を繰り返す気を遣う路になりました。 前日の雨のためか水量が多いうえに、上部の方は残雪も現れてさらに歩きにくい・・・。 靴が濡れるのを気にしなければ、沢床の方が歩きやすかったかもしれませんネ。 それでも、左上に上がる雪にテープを見つけて、稜線へ。 展望の拡がる稜線からは少しで七ヶ岳の山頂に到着しました。
ここが登山口 新緑のトンネルを歩く ヤマネコノメ? 新緑の中を進む
沢に残雪がある! ショウジョウバカマ 左上の稜線は七ヶ岳? 沢を絡んで
フキノトウ サンカヨウの蕾 エンレイソウ、花芽がない‥? 沢の縁を進む
護摩滝に到着 右側(左岸)を高巻き 次々にロープが現れる 沢沿いの残雪を絡み進む
滑沢?に変わった 稜線が近い! 稜線に飛び出した、展望がよい タカネスミレ?
 七ヶ岳山頂で昼食を摂り、四囲の展望を堪能した後、尾根路を七番岳の下岳へと向かいます。 尾根路は風が優しくて気持ちいいものの、ゴジラの背のような路は思ったよりアップダウンもあって、四番岳で一休止。
七ヶ岳山頂に到着 ギザギザの荒海山 パノラマ1〜会津の山々、左手奥に浅草岳 パノラマ2〜二岐山(左)、那須連山
パノラマ3〜日留賀岳 パノラマ4〜釈迦ヶ岳(中央) パノラマ5〜日光、尾瀬方向 パノラマ6〜燧ヶ岳(左)、会津駒ヶ岳
のびやかな稜線歩き 七ヶ岳山頂を振り返る 遠望〜浅草岳? シャクナゲ
イワナシ コブシ ジンチョウゲ? ヒメイチゲ
展望〜会津の山々、遠景は飯豊山(左) シャクナゲ〜崖に咲く 四番岳?を眺める キジムシロ?
四番岳から振り返る 五六七番岳 コブシ咲く路
 七番岳の下岳で最後の展望を楽しんだ後、急降りを経て三つ目のピーク?で古内登山道を分けて左へと急降りの路になりました。 傾斜が緩くなってきたら、右側に林道が見えてきて、登山口ももうすぐです。
下岳(七番岳)にて 下岳からの降り 急傾斜の路を降る 登山口が近い!
 下山後、他の人達は翌日の荒海太郎山のために再度民宿へ。 一人だけ会津高原尾瀬口から、会津鉄道の電車に乗車して、帰途につきました。 八王子まではかなり遠く、たっぷりと5時間の電車旅になりました。 文庫本は読み終わってしまうし、夕食時間を逃してしまうし・・・。
 
 登りは黒森沢に。前日(21日)が雨だったためか沢の水が多く、また残雪があったこともあり、沢を登り詰めるのが結構大変でした。 護摩滝はロープの巻き路に入って高巻きしましたが、沢の上部は残雪もあり、結構気を遣うトレースになっていました。 いつもならもう少し歩きやすかったのかもしれませんね。 それでも、(軽)アイゼンを使わずに済んだのだから善かったのかも・・・。
 薄雲があり快晴とは言えなかったものの、登り詰めた七ヶ岳の頂上は、四囲すべての展望を得ることができました。 那須、日光、尾瀬、浅草岳、丸山岳、などなど。 それらを背景にした、足下の新緑の拡がりも新鮮な眺めでした。 何度か尾瀬へのバスで通過したはずなのですが・・・。
 七ヶ岳から北へ続く下岳への稜線歩きも、のびやかな気持ちの良い路でした。 七ヶ岳から眺めたよりはアップダウンが大きく、思ったより時間がかかってしまうので、ご注意を・・・。
 長く希望リストにありながらなかなか行かれずにいた七ヶ岳に、ようやくのことで出かけてきました。 それも、七ヶ岳から下岳までの縦走のオマケつきでしたね。 今回行かれなかった荒海太郎山は電車を使って自分で出かけてみようかと思案中です。

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制作:加藤 輝男 2019年5月24日
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