丹沢:三ノ塔尾根と小丸尾根を歩く 2019年3月17日(日) |
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春近し、快晴になりそうな日曜日。 何処へ行こうか探し、丹沢でまだ歩いていない三ノ塔尾根と小丸尾根を続けて歩く計画を立てました。 コースタイムをつなげると、合計で10時間を越える長丁場です。 バスの始発に乗車しても歩き始められるのは朝7時頃。 それでも、陽も長くなってきたし、二俣に3時台に降り着けられれば、暗くなる前にはバスに間に合うでしょうか。 | |||
大倉(0650)→牛首(0755)→三ノ塔(0910-20)→烏尾山(0940)→政次郎ノ頭(1020)→新大日(1040-45) →木ノ又(1055)→塔ノ岳(1120-50)→金冷シ(1200)→二俣分岐(1225)→二俣(1340-45)→大倉(1450) | |||
予定通り、始発の(臨時)バスで大倉に到着、そそくさと風の吊橋を渡ります。 林道をしばらく歩き、登山道へ。この尾根、何度も何度も林道を横切るので要注意ですね。 傾斜が緩くなって少し降ったら、牛首に。この木陰の白いものは雪??・・・。 植林帯を木の階段などで歩き抜け、しばらく続いた急坂が落ち着く頃、ポッコリと表尾根縦走路に併わさりました。 左へ少しで展望の三ノ塔に到着です。 | |||
ここからは表尾根の縦走路なので、歩く人がずっと多くなります。 路は急斜面を一旦降って登り返したら烏尾山、降りた分を取り返すようなキツイ登りが始まりました。 鎖あり、桟橋あり、の気の置けない登りも、新大日岳で一段落。 ブナの明るい樹間をたどり、急坂を一息登れば、塔ノ岳の山頂です。 好展望の山頂なのだけれど、怪しい雲が・・・。 | |||
食事の準備をしていると、案の定チラチラと小雪が舞い始めました。 早々に食事を済まして、山頂を辞して、大倉尾根を金冷シへ。 左へ大倉尾根を分けて、小丸へと向かいます。 下りを登り返すと大丸へ。小広いブナの尾根をゆったりとたどると二俣分岐に到着しました。 | |||
小丸尾根方面の「遭難注意」の看板を通り抜けると、丁寧にジグザグが切られたけれど急降下の路が始まります。 息をつく暇もないような坂を必死の思いでたどると、やっとで傾斜が緩くなって、広い尾根に変わります。 赤いテープや通行止めのロープに導かれて右へ左へ。 後沢乗越が目の高さになる頃、林道に飛び出しました。 何度も現れる林道をショートカットするように登山道をたどって歩きます。 水音が近くなると右下に林道が現れました、二俣に到着です、ふ〜〜。 二俣を後に、しばらく林道を歩くと、左大倉への指導標が見えました。 | |||
予定よりも二時間以上も早く大倉に到着し、バス停のバスに乗車すると直ぐの出発でした。 渋沢駅、町田駅で電車を乗り継ぐと、明るい内に帰宅出来ました。 | |||
何度も丹沢には来ているのに、始めて踏み込んだ三ノ塔尾根。 全体的には植林帯で展望地も少ないので魅力に乏しいかもしれません。 前半は林道と何度も交錯しているので路迷いに注意が必要です。 後半急傾斜が続きますが、手入れがよく、丁寧にジグザグが切られた路なので、思ったよりも早く歩くことができました。 何といっても、到着後の三ノ塔からの展望が一級品です!。 | |||
一方の小丸尾根。前に分岐は確認したことがあるものの、歩くのは初めてでした。 登山道の入り口には「遭難注意」の看板がありました。 上部は丁寧にジグザグが切られた路ですが、急坂で細い路なので足元に注意して下さい。 一旦傾斜が緩くなった頃、尾根路は広くなり歩きやすくなりますが、一方で赤テープやロープがあちらこちらに現れます。 下部では林道と交錯するので注意して歩いて下さい。 | |||
今は三月半ば、この時期はまだ少し早いかなとも考えていたのですが、 木陰には雪が残っていたり、尾根は泥濘だったり、山頂では小雪が舞う始末。 まだまだ早春というには早かったのかもしれませんね。 ブナの若葉が出そろう頃が好いかな、と早や再訪を考えています、懲りないナ〜・・・^_^;;。 |
制作:加藤 輝男 2019年3月21日
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