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雨山峠から鍋割山を巡る
2019年2月16日(日)
地図はこちら
 
 曇り空だった土曜日、「明日は晴れ」の予報に、温めていた雨山峠から鍋割山の計画を実行に移すことにしました。 雨山峠へは3回目、鍋割山への路も一度は歩いているハズなんだけれど、少しも記憶にありません。 ついで?に、後沢乗越からの尾根も歩くことに・・。 寄に戻るのが一般的なルートですが、地図を見ると稜線沿いにまだルートが続いています。 そのルートでゴル場脇に出てからは、舗装路ですが歩いて渋沢駅まで向かう計画です。

 寄(0720)→寄大橋(0750-0800)→登山口(0810)→釜場平(0855-0900)→雨山峠(0950-1000) →鍋割峠(1055)→鍋割山(1110-40)→後沢乗越(1220)→栗ノ木洞ノ頭(1250)→櫟山(1300) →中山峠(1420)→渋沢駅(1525)
 一番バスに合わせて電車を乗り継ぎ新松田へ。寄でバスで降り、歩き始めます。 寄大橋を過ぎるとしばらくで登山口の標識に。 何度か寄沢を渡り返した後、梯子で小尾根を越して、沢沿いというより沢の底を歩いているうちに、 雨山峠が見えてきました。 最後の鉄梯子で雨山峠に到着です。
丹沢の稜線、檜岳? さらに山腹をたどると 寄沢を渡る、二度目 一旦小尾根に取り付く
こわごわ鉄橋?を渡る 沢底に降り着く 小尾根を登り越し 沢底に降りて雨山峠へ
あれが雨山峠への梯子段 雨山峠にて
 雨山峠からはしばらく滑りそうな急坂をたどると、短いですが稜線歩きに変わります。 左手(北側)には、丹沢主稜の山々の展望が広がっていました。 鎖場を降り、茅ノ木棚沢ノ頭を過ぎて、二度の鎖場を越えると、石仏のある鍋割峠です。 眼前にドッシリと拡がる鍋割山へ踏み出します。 標高差200m足らず、ほとんどが木段の路で、黙々と足を出せば、好展望の山頂に到着しました。
第一の鎖場の下り 第二の鎖場を越える 第三の鎖場 ツボ足の足場が付いた露岩
北側に蛭ヶ岳 鍋割峠に石仏がありました
 展望を期待したのに、空は薄曇りで富士山を見ることもできませんでした。 それでも展望をオカズに昼食の後、南へ急坂をドシドシと進めば、後沢乗越に到着、 左(二俣)へ降りる人々を見送って、直進します。 二度の急登をこなすと、コンモリとした尾根の栗ノ木洞に到着、緩やかに降れば展望の好いカヤト原の櫟山です。
南西、富士山は雲の中 西、洞角ノ頭と檜洞丸(右) 鍋割山の山頂広場 後沢乗越にて
短い稜線歩き 栗ノ木洞に到着 櫟山のカヤト原 灌木越しに、秦野の街並み
 思ったよりも急な山腹の路を降り、林道を横切り、寄への分岐を見送って、点線のルートをたどります。 所々に現れる林道に迷いながらも、どうにか点線の水平路を見つけました。 足元が悪い路ですが、歩いている人はいるようで、足跡が続いています。 水平道が終わりゴルフ場の脇に出た後は、舗装路を小一時間歩いて、渋沢駅に出ました。
林道を横切り再び登山道に入る 寄への分岐地点、ここは左へ 中山峠への水平道の分岐 荒れている水平道
丹沢表尾根、丘陵から 丹沢、三ノ塔(中央)と大山(右)、丘陵から
 渋沢駅の観光案内所でパンフレットをいただいて、それを読みながら自宅に帰り着いたのは、丁度陽の入りの頃でした。
 
 今回のコースのハイライトは、雨山峠から鍋割山、そして後沢乗越から櫟山にかけて。
 雨山峠から鍋割山の間は、梢越しに丹沢主稜のパノラマを望むことができる短いけれど楽しい稜線歩きです。 また、三か所の鎖場の通過もあります。 特に、鍋割峠寄りの三ヶ所目の鎖場は少し長めで、ツボ足の様な露岩の通過になるので、要注意です。
 後沢乗越を過ぎてからは、急に人がいなくなって、静かな尾根路を楽しめます。 植林帯の中を歩くので、もう少し展望が欲しいのですが、櫟山のカヤト原からは、秦野の街の拡がりを望むこともできました。 寄へ降りることが多いようですが、今回は中山峠まで歩き通しました。 また、稜線からは東に「県民の森」へ降りる路も何本かあるようです。
 天気予報は「晴れ」マークのみ、の絶好調のハズが、薄曇りの生憎の空模様で、鍋割山からの富士山の展望も台無しでした。 北東から吹く風も何か肌寒く、日陰の路は凍り付いたまま、あ〜〜あ。 それでも、鍋割山を越えて、路が南面に変わると、少しは歩きやすくなったのですが・・・。

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制作:加藤 輝男 2019年2月20日
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