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草紅葉の輝く尾瀬ヶ原
2018年10月21日(日)〜22日(月)
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 好天が期待できそうな週末、一面に拡がる草紅葉を見たいなぁーと思って、尾瀬ヶ原に出かけることにしました。 土曜日は荒れ模様だし、小屋も空いているだろうと日曜日泊の予定を組みました。 高速バスもなくなったので沼田から路線バスに乗車しますが、その分静かな原を楽しむことができるでしょうか・・・?

第1日目:
 鳩待峠(1015)→山ノ鼻(1055-1100)→龍宮小屋(1205)
 龍宮小屋(1500)→ヨッピ橋(1525-35)→牛首分岐(1605-20)→中田代(1635-1700)→龍宮小屋(1715)
 未明から電車とバスを乗り継いで、鳩待峠に到着。 今日は(も?)龍宮小屋泊りなので、ゆっくりのんびりと歩き始めます。 黄葉には少し遅かったようですが、それでもところどころで黄葉を見つけることができました。
 小屋しまいの始まった山ノ鼻を過ぎ、尾瀬ヶ原へと足を踏み出せば、一面に広がる草紅葉!、やった〜。 背後の至仏山、行く手の燧岳、と愛でながら、尾瀬ヶ原を横断して木道を龍宮小屋とたどります。 正午ごろに手続きをして、お昼休みです。
尾瀬ヶ原、遠くに燧岳がのぞいている 至仏山を振り返る 燧岳、地塘越しに 至仏山、地塘越しに
至仏山、中田代から 燧岳、地塘越しに 燧岳、龍宮付近から 燧岳を背に、龍宮小屋
 ゆっくり休んだ後、尾瀬ヶ原を一周すべく、ヨッピ吊り橋へ。 牛首分岐へ戻る木道をたどったのですが、東電下ノ大堀橋も踏板を外されており、恐る恐る通過しました。 中田代、下の大堀川に戻り、夕陽の入りを待ちます。 夕陽で紅く染まり始めた燧岳、素晴らしいですね。
踏板を外されたヨッピ橋 草紅葉輝く尾瀬ヶ原対岸?のアヤメ平 草紅葉の向こうに燧岳 地塘越しにアヤメ平?
地塘に映る草紅葉 至仏山の夕景、中田代から 皿伏山の稜線に夕月かかる 燧岳夕景、紅く、中田代から
燧岳夕景 灯火の龍宮小屋の上方に燧岳
第2日目:
 龍宮小屋(0630)→見晴(0655)→白砂峠(0805)→沼尻(0820-30)→尾瀬沼(0910) →三平下(0930)→三平峠(0945)→岩清水(1010)→一ノ瀬(1030)→大清水(1110)
 未明、まだ暗い中を再び中田代へ向かいました。 一夜中、風もなく雲のない晴天だったので、尾瀬ヶ原に霜が降りて草紅葉も真っ白に。 陽の出頃には少しだけでも朝霧が出たりして、印象的な風景が拡がりました。 やっぱり思い切って来てよかったですね・・・。
未明、燧岳のシルエット 未明、一面の霜に景鶴山 霜の原の向こうに燧岳 朝靄に霞む至仏山
霜に縁どられた笹葉 霜の飾り 霜の飾り 朝靄に輝く燧岳
朝靄の至仏山 朝靄の燧岳、足元は朝霜
 写真撮影を終えて、龍宮小屋を通り過ぎて、見晴に向かいます。 振り返ると草紅葉の向こうに至仏山、いいなぁ・・・。
朝靄にうすい燧岳 草紅葉と至仏山 枯葉に霜の飾り
 見晴からは沼尻川沿いの路をとり、白砂峠を越えると、沼尻に到着。 尾瀬沼の北岸を回り、大江湿原から南に向かって三平下へ。 一本登って三平峠を越えられれば、ゆっくりの路を一ノ瀬から大清水まで、 道端の黄葉を愛でながら歩きました。
沼尻に到着、ナデックボの分岐に 草紅葉の尾瀬沼 燧岳、尾瀬沼から 燧岳、三平下から
石清水の降り、紅葉のトンネル 紅葉、一ノ瀬の登山口 沢沿いの旧道の指導標 青空に黄葉が映える
 心持ち急いだおかげで、11時55分のバスに間に合って、沼田へ。 これで5時前に帰り着くな、と思っていたら、バスの遅れで電車に間に合わない!。 沼田駅で空白の一時間を過ごす破目になりました、どうにかして下さいよ、関越交通バスさん!。 その遅れのために、八王子到着が午後6時過ぎになり、八高線のラッシュアワーに遭遇してしまいました、ヤレヤレ・・・。
 
 今年の秋、本当に何か月ぶりかの好天を上手く捕まえられて、草紅葉の尾瀬ヶ原に一夜を過ごすことができました。 紅葉・黄葉には一週間ばかり遅かったかもしれないけれど、一面の草紅葉は期待以上のものでしたし、 そこに霜が降りたおかげで、幻想的な印象深い光景が広がっていました。 おかげで、この秋の天候不順のうっぷんがきれいサッパリ晴れたような気がします。 次の朝、会社で「元気いっぱいになったね」と言われてしまいました ^_^//
 そんな時期だから、と土曜日の夜を外したのですが、土曜は荒れた天候だったためか、予約の時に「日曜の方が混んでますよ」との話がありました。 それでも、ツアーバスも直通バスもなくなった頃でもあり、少しの混雑ですみました。 余裕のある小屋はいいですよね。閉まった小屋が増えてきたので、今秋はもうお終い。 来春にまた出かけてみようかな・・・?。

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制作:加藤 輝男 2018年10月26日
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