樹林の路から草原の路へ、伊豆山稜線歩道 2017年11月3日(金)〜4日(土) |
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この三連休、かねて北の山へ行く予定をしていたのですが、天気予報が雨予報なので、急遽西伊豆に変更しました。 天城峠を始点に、西伊豆の山々を連ねて歩く西伊豆稜線歩道、 以前に天城山から天城峠へと歩いた後、こんな路をいつか歩いてみたいな、と思っていたことを思い出したのです。 幸いに1/25000の地図も購入済だったので、インターネットで情報を集めて、テント泊の準備もOK!。 始発の電車に乗るために、早々に布団に潜り込みました。 | |||
第1日目: 天城峠バス停(0905)→旧天城隧道(0915-20)→天城峠(0935-45)→古峠(1030)→二本杉峠(1100-05) →滑沢峠(1140)→三蓋山(1220-40)→つげ峠(1255)→猫越峠(1348)→猫越山(1412-15) →展望台(1425-35)→後藤山(1500)→仁科峠(1525)→風早峠(1547)→宇久須峠(1610) |
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始発電車から電車とバスを乗り継いで、天城峠バス停に到着。急坂を登り、旧天城トンネルを経由して天城峠へ。 ここで伊豆山稜線歩道のポケットガイドマップを見つけ、西へ稜線をたどる路へ向かいます。 尾根のすぐ下のほぼ水平な路をたどりました。 古峠、二本杉峠、と通り過ぎ、ブナ林の短いけれど急登をこなせば、三蓋山。 樹林の中で展望がほとんどありません。 | |||
緩やかな上り下りを繰り返して、猫越岳に到着。山頂の池を過ぎると、展望所があり、初めて稜線の山々を見ることができました。 急な下り上りを過ぎると、笹原に変わって、仁科峠に到着。 スカイライン脇の丘?に路をとり、風早峠を越えて、宇久須峠へ。 陽の入り近くになり、ガスが上がってきたこともあって、この辺でテントを広げることにしましょう。 | |||
第2日目: 宇久須峠(0540)→魂の山(0625)→土肥峠(0655-0700)→南無妙峠(0720-30)→吉奈峠(0747) →棚場山(0803)→船原峠(0830-0910)→土肥駐車場(1000-05)→伽藍山(1015)→古希山(1038) →達磨山(1105-10)→小達磨山(1135)→戸田峠(1155)→金冠山(1210-30) →だるま山高原レストハウス(1300)→車道(1350-1400)→モミジ林前バス停(1455) |
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何か暖かな朝、テントを撤収して、雲の多い空の中を歩き始めます。 魂の山で初めて達磨山の向こうの富士山に御対面、まるっきり雪がないですね。 右から道路が近づいてくるとやがて土肥峠。 しばらく道路と平行した路が続くのですが、小さな尾根を越える度に木段の上り下りの繰り返し、疲れます・・・。 棚場山を越えて、尾根道を右に降りた所が船原峠、ここで朝食の栄養補給としました。 | |||
船原峠から階段を登り、やがてスカイラインと合流し、土肥駐車場に到着。 なお続く西天城の山々と広大な駿河湾が望めます。 クマザサの歩道に入って、伽藍山、古希山を過ぎ、戸田駐車場から緩やかな笹原を登り詰めると、達磨山山頂へ。 伊豆の山々が丸見え、駿河湾の向こうに富士山を見る絶好の展望地でした。 | |||
小達磨山を越えて、戸田峠を過ぎ、登り返して金冠山へ。 山頂で富士を堪能した後、防火帯の続く富士見コースをだるま山高原レストハウスへと降ります。 キャンプ場を突っ切り、小尾根をたどって車道に出ると、路はやがてモミジ林へ。 待つ間もなくバスに乗車できました。 | |||
修善寺からは、順調に電車を乗り継いで、帰宅出来ました。 しかし、もうすぐ自宅って時に、町田での小雨につかってしまいました。 | |||
いきなりの西伊豆稜線歩道でしたが、42.8kmをどうにか歩き通すことができました。 すこし雲の多い天候で、陽の入り・陽の出ともに展望なし、になってしまいましたが、 それでも万太郎の別名を持つ達磨山からは、伊豆の山々全て?と、駿河湾の向こうの富士山を眺めることができたので、よかったでしょうか。 未明でも最低気温12.4℃と全般に気温が高めだったのも幸いでした。 前半の樹間の路と、後半の笹原の路、変化にとんだ対照的の路であったのが印象に残ります。 富士が雪を冠った頃にもう一度歩いてみたい気もしました。 | |||
インターネットで伊豆山稜線歩道の情報を集めると、なぜかだるま山高原レストハウスまでがほとんど。 そこから先少しだけ登山道をたどると車道に出てしまいます。ゴルフ場と虹の郷をよけて歩く、楽しくもない路だったので、しかたないのでしょうか・・・。 |
制作:加藤 輝男 2017年11月8日
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