東北:秋田駒ヶ岳、再び 2017年7月14日(金)〜15日(土) |
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前回、八幡平から秋田駒まで歩いたのは6年前。 天候が優れず、早々に八合目に下山してしまったので、再会を期するも、ノビノビになっていました。 今度の休みは好天が期待できそうなので、秋田駒ヶ岳に再び出かけることにします。 湯森山からのコース取りに悩み、国見温泉かな、とも考えたのですが、 田沢湖側に降りられる、白滝から黒沢への路を選び出しました。 最後の林道(車道)歩きが長いけれど、どうなるだろう? | |||
第1日目: 孫六温泉(1200)→田代岱(1330-35)→田代岱避難小屋(1345) |
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朝東京を出発すると、昼前に田沢湖着。バスに乗り換えて乳頭温泉へ向かいます。 今日は、前回も泊った田代岱避難小屋までの登り路、2時間足らずの歩きなので、小屋でのんびりとできました。 それにしても暑かった・・・。 | |||
夕方、少し登山道を登って、見晴のいい場所で夕陽の写真を撮っていました。 | |||
第2日目: 田代岱避難小屋(0340)→乳頭山(0415-30)→笊森山(0540)→宿岩(0625)→湯森山(0705-40) →焼森(0840)→横岳(0855)→阿弥陀池(0905)→男女岳(0918-22)→阿弥陀池(0930-35)→横岳(0945-1000) →国見分岐(1100?)→御坪分岐(1130)→林道(1210-20)→黒沢(1400) |
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未明に小屋を出発、乳頭山山頂で迎えたまん丸の陽の出にすっかり大満足でした。 今朝は、少し雲があって、少し風があって、大汗をかかずに済む、そんな天候。 秋田駒ヶ岳(男女岳)を目指して、稜線をたどります。 | |||
笊森山を登り、湯森山に登り返して、途中小沢で水を補給した後は、石ザレに変わって焼森に到着。 阿弥陀池の向こうに正面に秋田駒の主峰、男女岳が見えてきました。 先ずは横岳に回ります。 | |||
横岳にザックをデポして、カメラなどだけを持って、空身で阿弥陀池に走り降りて、男女岳に登り返します。 あいにくガスが上がってきているので、展望もそこそこに、阿弥陀池に降り、再び横岳に登り返しました。 今度は急ぐ必要もないので、すこしゆっくりとでしたが・・・。 | |||
横岳で一息ついた後は、横長根の尾根に向かいます。 大焼砂を走り降り、ムーミン谷からの路を併せると、樹間の路になり、国見分岐で小休止。 分岐を直進して尾根沿いに緩やかに降り、急坂を少し登り返すと、御坪分岐に到着しました。 白滝への路は歩く人は多くなさそうなものの、しっかりとした踏み跡がついています。 ジグザグの路をどんどんと降り、やがて林道に到着しました。 ここから、残り6.5km、2時間を見込んで、覚悟を決めてじっくりと歩き進めます。 | |||
陽射しの暑さに喘ぎながらも、広い路で出たら、左へ少しで黒沢のバス停でした。 これで、もう歩かなくてすみますね。 | |||
田沢湖からは秋田新幹線こまちで東京へ。 三連休の初日でもあり、空き席を見つけて、秋田新幹線に乗り込みます。 東京までは三時間足らず、文庫本を読み終わる間もなく、東京に着いてしまいました。 新幹線の鉄旅もいいのか、悪いのか・・・。 | |||
天候が違うと、印象がこれ程変わるものか、と実感した山旅でした。 前回雨具着用だったのに比べて歩くことに余裕があるし、何よりも山々の展望がありました。 山に沈む夕陽、岩手山からのぞく朝陽、それに足元に咲き誇る花々・・・。 今回、これで、十二分に秋田駒を楽しむことができたと思います。 | |||
八合目や乳頭温泉側は交通の便がわりといいのですが、国見温泉はバスがないので困りものです。 そのため、田沢湖側に降りるコースを採り、余り歩くことのなさそうな御坪分岐まで足を延ばすことができました。 でも、最後の林道(車道)の2時間近くがやっぱり余計だったかな・・・。 幹線道路に出ても、バス停を見つけられなくて困りました。 | |||
避難小屋では岩手山まで縦走の計画の人に出会いましたし、田沢湖駅では明くる日に早池峰山登山の人たちも見かけました。 せっかく東北まで行ったのに、まだ休みがあったのに、秋田駒ヶ岳だけで帰ってきたのは、 ちょっともったいなかったかもしれないな、と反省しきりです。 もう少し、チャンと計画立てておくべきだったのでしょうね。 |
制作:加藤 輝男 2017年7月17日
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