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奥多摩:鳥屋戸尾根を蕎麦粒山へ
2016年7月24日(日)
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 関東地方だけ梅雨明け宣言のないこの夏。 どうにか1日は晴れてくれますように、と期待して、奥多摩への山歩きを計画しました。 春に、日向沢ノ峰から尾根筋を歩いたので、今回は蕎麦粒山から一杯水へのコース、 林道を歩くのは気乗りしないので、歩いたことのない鳥屋戸尾根を登りにとって、一杯水からの下りは東日原への予定です。 蕎麦粒山〜一杯水の稜線歩きは奥多摩を歩き始めてしばらくの頃だから、ウン十年ぶり位になるかな・・・。

川乗橋(0640)→笙ノ岩山(0845-0900)→蕎麦粒山(1025-35)→一杯水避難小屋(1135-1120)→東日原(1345)
 川乗橋でバスを降りて、数分で登山口へ。のっけから急登が始まります。 足を止めて腰を下すような平坦地もなく、あのピークまで、と思い思い歩いていたら、いつの間にか笙ノ岩山に着いてしまいました。 「巡視路の分岐点まで大した登りはなかったハズ」と思いきや、結構小さな登り降りがあって疲れ果てて・・・。 それでも巡視路分岐から直登で蕎麦粒山山頂に到着です。 ガスが上がってきていて、展望なしなのが残念でした。
登山口、川乗橋から5分程 緑梢の中、急坂を登る 植林の中、路は続く なだらかな笙ノ岩山山頂
蕎麦粒山へ尾根を歩く、晴れていれば・・・ 水源巡視道との分岐に到着 岩がゴロゴロした蕎麦粒山山頂 稜線の路、川苔山は見えない
 蕎麦粒山の山頂を後に、水源巡視道をたどって、一杯水へ向かいます。 大体水平に付けられた道だから歩きやすいコースで、頭上の緑を楽しみながら歩いていましたが、所々泥濘が残っていました。 一杯水の水場を過ぎると少しで避難小屋に到着。のんびりと昼食をいただきました。
霧の中、光が射し込む 西の肩、稜線分岐 緑のトンネル、水源巡視道 倉沢への分岐
苔むした指導標と緑の路 一杯水の水場
 バスの時間を考えに入れ、小屋を出発して、ヨコスズ尾根へ。 滝入ノ峰を過ぎるあたりから、少しづつ急な下りになって、人家が遠くに見えだす頃には大下りに!。 それでも、東日原には予想よりも早く到着して、薄陽が射す中ボーっとバス待ちをしていました。
一杯水避難小屋に到着 一杯水避難小屋の内部 ヨコスズ尾根を降る 再びガスの中
もうすぐ東日原の登山口、車道へ 指導標、ヨコスズ尾根は右へ
 奥多摩駅でホリデー快速の空き席を見つけて、のんびりと帰り着きました。
 
 今回初めて歩いた鳥屋戸尾根。笙ノ岩山までの登りが本当に急登で、疲れてしまいました。 平坦地もなく、どこか平らな処、と探して歩いていたら、笙ノ岩山に着いてしまった、という印象です。 稜線の径で、要所要所にテープもあるので、迷うような道ではないと思いますが、時期・状況によって判断が必要でしょう。 ロープが二三か所ありましたし、少し足場の悪い(滑りやすそう)な箇所もあったので、雨の後とかの降りは要注意と思います。
 水源巡視道、一杯水から川苔山を歩いた記憶はあるのですが、奥多摩を歩き始めてしばらくの頃だったから、いつのころか、懐かしい思いで歩いていました。  ヨコスズ尾根も少し間が開いていますね。長沢背稜を酉谷小屋に泊ったのが最後です。
 もう7月も終わりになるというのに、まだ梅雨明けにもならず、涼しい日々が続いています。 この日だって、稜線にはガスが上がってきて、展望なし。すこし風が吹くと、半袖では肌寒いくらい。 通勤にはそれでもいいかもしれないけれど、カラッと晴れ上がった夏山に期待したいものです。 今年の夏はどうなることやら・・・。

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制作:加藤 輝男 2016年7月27日
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