奥深い奥秩父:和名倉山 2016年5月4日(水)〜5日(木) |
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このところGWに、奥秩父の昔の峠越えをしていることが多いですね。 今回選んだのは将藍峠。 そこから、和名倉山を越えて秩父湖に下りる計画を立てました。 三峰〜雲取の稜線から見る、どっしりと根を生やしたような和名倉山。 将藍峠からなら日帰り可能ですが、その将藍峠までどうやって行くかが大問題です。 三ノ瀬までのバス便はなく、どうにか落合まで。 落合〜三ノ瀬を歩行約2時間と見込んで、どうにか予定を組み立てることが出来ました。 一方、和名倉山〜秩父湖間は歩く人も多くなく、路迷いの多そうなコースとのこと。 こればっかりは行ってみないと判らないかな・・・。 | |||
第1日目: 落合(1340)→登山口(1605-10)→牛王院分岐(1645)→将藍小屋(1800) |
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4日朝の大雨をやり過ごして、電車で塩山に向かいます。
バスに乗り換え終点の落合で下車。
車道を三ノ瀬に向かうも、犬切峠を間違えて、作場平まで遠回りで時間ロスしてしまいました。 三ノ瀬の登山口から歩き始めます。 登山道というよりは、林道と呼べそうな路を歩き、牛王院平への分岐を見送り、 路をひたすらたどって、将藍小屋に着いたのはもう6時。 早々にテントに潜り込みました。 |
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第2日目: 将藍小屋(0453)→将藍峠(0500)→山ノ神土(0523)→東仙波(0645-0700)→山頂分岐(0810)→和名倉山(0830-0905) →山頂分岐(0920)→造林小屋跡(1055-1105)→反射板(1145-50)→吊り橋(1300)→秩父湖(1325) |
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早朝に目を覚ますと空は快晴。急いでテントを撤収し、縦走路を山ノ神土へ。 ここで縦走路と分かれて、右への路をたどります。 展望のよい路が続く中、東仙波で小休止。 路は北へ向きを変え、奥秩父の鬱蒼たる樹林の中をしばらくたどるとやがて和名倉山分岐。 東へと分かれた路をしばらく歩くと山頂に到着しました。 標識がないとどこが山頂か判らない、樹々に囲まれた展望のない静かな山頂でした。 | |||
稜線の分岐に戻り、先程の分岐を左へ、秩父湖への路に入ります。 稜線、巻き路とたどり、ひとしきり急坂を下ると造林小屋跡に到着。 森林軌道跡の水平道を越えて、反射板跡からはずっと急坂の下りになりました。 降りに飽きた頃、秩父湖の湖面が近くなってきます。 秩父湖を吊橋で渡り終え、ダムを越すと、バス停はもうすぐでした。 | |||
秩父湖からは順調にバスを乗り継いで、秩父鉄道、西武秩父線、と電車を乗り継いで帰ってきました。 | |||
三峰〜雲取の稜線から望んだ和名倉山は、根張りのどっしりとした、すっきりとした三角形の山の印象ですが、 秩父側からたどった山頂は、平らで亡としてどこが山頂か判らないような、山でした。 これほど印象の異なる山も珍しい気がします。 もっとも、秩父湖とは標高差が約1000mもあって、降りの路では大汗をかかされてしまいました。 | |||
将藍から和名倉山への路は歩く人も多く、ハッキリとしています。 一方、和名倉から北面の路は、ガイドブックでルートが描かれていなかったり、点線の路だったりします。 「迷いやすい」という情報も多い路だったようですが、今回歩いてみた感じでは、 指導標や赤テープをたどっていけば、そんなに問題のあるコースではないような印象でした。 スズタケが延びてくると、少しいやらしくなる可能性があるかもしれません。 |
制作:加藤 輝男 2016年5月20日
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