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南ア、千枚〜悪沢〜赤石〜聖の縦走
2014年7月31日(木)〜8月3日(日)
地図はこちら
 
 予定外のプチ夏休みになりそうなこの週末、行き先を考えているうちに、悪沢・赤石・聖が思い浮かびました。 それぞれ何回か出かけていますが、悪沢〜赤石の雄大な稜線歩きが楽しみなコースです。 数年?前に静鉄バスの運行がなくなってアクセスが面倒になっていたのですが、 それでも毎日新聞旅行と静鉄ジャストラインのバスが入っていることが判明。 どうにか事前に予約を入れて、夜行バスに飛び乗りました。

第1日目:
椹島(0750)→清水平(1120-30)→蕨段(1225-30)→千枚小屋(1450)
 今日は椹島から千枚まで。 何度か歩いた二軒小屋からの登りの二倍の水平距離があるので楽チンかなと思っていたのですが、 やっぱり高度差は同じ。寝不足であえぎながら小屋に到着しました。 と、同時に雷雨になって、張ったばかりのテント内が水浸しに!、後悔しきり・・・。
牛首峠から見る赤石岳
千枚岳への登山道入り口 千枚への吊橋 樹間に悪沢?が見えた 清水平
ゴゼンタチバナ ミツバオウレン? オオサクラソウ?? トウゲノダケブキ
第2日目:
千枚小屋(0440)→千枚岳(0530-50)→悪沢岳(0720-35)→荒川中岳(0840-50)→荒川小屋(0950-1030) →大聖寺平(1100-05)→小赤石岳(1230)→赤石岳(1300)
 朝は快晴、富士山を眺めながら、稜線へ向かいます。 千枚〜悪沢はそれこそ稜線漫歩、南アルプス上の山々を眺めながらの楽しい歩きでした。 足元のお花畑も楽しみ。
黎明の富士山 陽の出方向 遠景 ヤマハハコ? シナノキンバイ
陽の出頃の赤石岳 ヨツバシオガマ?? タカネグンナイフウロ シロウマオウギ??
タカネツメグサ? イワツメグサ?? 朝の千枚岳にて 富士山遠景、手前は白根南嶺
タカネビランジ?? タカネマツムシソウ? イブキジャコウソウ? イワギキョウ??
アズマシャクナゲ? タカネナデシコ?? タカネコウリンカ? ミヤマコゴメグサ
ハクサンイチゲ ホソバツメグサ?? 塩見岳(左)と蝙蝠尾根、遠景は白根三山 オヤマノエンドウ?
ミヤマオダマキ? イワベンケイソウ? 荒川中岳への登路、山頂に避難小屋が見える キタザワブシ??
前岳に沿って荒川小屋へ降る路 荒川小屋と赤石岳を望む
荒川前岳のお花畑をゆったりと楽しみ、荒川小屋にて食事の後は、 大聖寺平から赤石岳への登りになります。 今日最大の登り、じっくりと詰めましょう。あっ、でもガスが上がってきた・・・。
アオノツガザクラ シナノキンバイ? ミヤマクロユリ ハクサンチドリ??
キバナコマノツメ ハクサンフウロ ミヤマタンポポ? タカネヤハズハハコ?
荒川前岳斜面のお花畑 小赤石岳 大聖寺平から小赤石への登り 荒川中岳(左)、東岳を返り見る
荒川前岳の稜線 赤石岳山頂を望む、小赤石から ライチョウ
 今日は雷雨もない穏やかな午後でしたが、夜になって、遠くの方で雷光をみつけました。
第3日目:
赤石岳(0510)→百軒平(0610)→百軒洞(0650-0730)→中盛丸山(0900-10)→兎岳(1040-55) →聖岳(1300-10)→聖平(1440)
 前夜泊まった赤石岳避難小屋は山頂にある小屋、陽の出の展望を心行くまで楽しみました。
黎明の富士 雲が焼ける、黎明の富士山 陽の出と富士 御迎光
百軒平の向こうに恵那山 連綿と連なる中央アルプスの稜線 赤石山頂にて 赤石岳避難小屋
 その後、百軒平、百軒洞へと大降りし、兎岳へ登り返し・・・。 その頃にはガスが上がってきてしまい、登りついた聖岳でも展望は台無し!。 でも、予定通り歩けくことのできた満足感で、聖平へと降りつきました。
再び富士山 聖岳 百軒平、大沢岳、中盛丸山(左)を見る 中盛丸山
ウサギギク オオイワカガミ? ミネズオウ? ナナカマド
コケモモ?? モミジカラマツ? ハクサンボウフウ? オオヒョウタンボク?
ミヤマダイコン? イブキトラノオ?? カイタカラコウ? タカネグンナイフウロ
エゾシオガマ?? ミヤマニガナ?? マイヅルソウ ツマトリソウ
小さく空輸のヘリが見える 大沢岳を振り返る 兎岳へのプロムナード ミネウスユキソウ??
兎岳の登りから振り返る 赤い石のガレが目立つ聖岳 タカネビランジ タカネバラ
ミヤマオトギリソウ?? 聖岳山頂にて 小聖岳へとガレの斜面を降る 聖平小屋の赤い屋根が
第4日目:
聖平(0445)→2030m(0620-25)→聖沢吊橋(0720-30)→聖沢登山口(0830)
 前夜以来小雨がパラつくあいにくの空模様。 上河内岳へ登る気にならず、歩いたことのない聖沢へと足が向いてしまいました。 多くの人が歩くにしては急坂の路でバテ気味でしたが、どうにか聖沢登山口に到着。 と同時に、送迎バスが到着したので、椹島までの林道歩き30分をカットできました ^_^//。
聖平の朝、雲が厚い・・・ コオニユリ センジュガンピ? 聖沢吊橋を渡る
ネジバナ シナノナデシコ 聖沢登山口
 早くには降りてきたものの、帰りのバスは一日一便の予約制!。 バスの時間まで椹島での〜〜んびりと過ごしました。 静岡までの途中、井川ダム付近でにわか雨に遭いましたから、早く降りてきて善かったのでしょうね。
 
 千枚〜赤石〜聖と歩いたのは、もう二十年以上前・・・・・。 あの時もこんなだったかな?と思い出し思い出し歩いていました。 あのときのみんなの顔が想い浮かびます、懐かしいな〜〜〜。
 日程の都合で少し駆け足だったかもしれない今回の山行ですが、 それでも稜線の展望、赤石からの陽の出、と想い出深い山旅となりました。 いろんな人にも出会えたし、ネ。

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制作:加藤 輝男 2014年8月31日
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