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奥秩父縦走:金峰山〜甲武信岳〜十文字峠
2010年1月1日(金)〜3日(日)
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 今回のお正月山行は、再チャレンジのの奥秩父縦走。 前回敗退しながらも大弛までの路の様子は判ったので、 今回は是が非でも1日目に大弛まで歩くことにします。 年末の天気予報では31日大晦日に雪なので、元旦朝に出発する計画にしました。 それならば、少しはトレースを期待できるかも・・・・

 初詣の人々で混みあう高尾駅を始発の電車に乗って出発します。 途中、甲府盆地で初日の出と朝焼けの甲斐駒ケ岳を望むことができました。 でも、何か雲が多いのは、風が強いからでしょうか・・・・
黎明の富士〜車窓から 朝焼けの甲斐駒稜線 朝陽を浴びる茅ヶ岳 雲を冠の八ヶ岳
振り返って甲斐駒ケ岳

第1日目:
 川端下(0910)→金峰山荘(1010-25)→中ノ沢出会(1145-50)→展望台(1300-10)→金峰山小屋(1425-45)→ 金峰山(1505-15)→鉄山(1548)→朝日山(1635-45)→朝日峠(1730)→大弛峠(1815)
 バスで川端下に着いた後は、金峰山荘へ向かいます。 少し雪が多いのは、31日に降ったのだそうです。 金峰山荘で冬山完全装備に着替えて、登山道に入ります。 前回より荷物を軽くしたのだから、少しは早く着かなきゃ・・・。
小川山近景 二股から見る小川山 現在標高2000m、金峰山小屋まで・・・? 展望台から見る瑞牆山
 たどり着いた金峰山山頂はあいにくの高曇り。 強い風も鉄山への樹林帯では治まりましたが、だんだんと暗くなってゆきます。 朝日峠の手前でヘッドランプを着け歩き、暗闇の中、ようやくで大弛峠に到着!。 ところが小屋は営業していないため、冬季開放スペースに潜り込みました。
薄曇りの富士山、金峰山頂から 金峰山山頂の五丈岩
第2日目:
 大弛峠(0630)→前国師(0730)→国師岳(0750-55)→鞍部(1015-30)→東梓(1140)→ 2263m(1250)→富士見(1355-1400)→2372m(1500)→甲武信岳(1605)→甲武信小屋(1620)
 今日は長丁場なので、早々に出発します。 急坂を登る途中で振り返ると鉄山が朝陽に焼けていました。
黎明の鉄山稜線、薄桃色の雲 黎明の鉄山稜線、薄桃色の雲 あえぎながらも返り見る、黎明の鉄山稜線 陽の出、前国師付近より
甲武信岳への縦走路を望む 富士山〜国師岳から
 国師岳から縦走路に入りますが、大弛小屋が営業していないためか、トレースが薄く、 何度か迷ってしまって、思ったより時間がかかり、甲武信岳に着いたのは4時過ぎ・・・。 遠望の山もよく見えなくて、早々に小屋へと向かいました。 暗くなる前に着けてよかったのかな・・・?。
分岐、千曲川源流からも多くの足跡 陽の入り、国師岳方向 薄く富士山が見えますか?
第3日目:
 甲武信小屋(0620)→甲武信岳(0635-0710)→三宝山(0800)→武信白岩(0910)→大山(1000-10)→十文字峠(1040-1100)→毛木平(1225-30)→梓山(1340)
 暗いうちに起き出して、陽の出前の山頂へ向かいます。 高曇りで展望は利かなかったけれど、どうにか富士山が見えたし、陽の出も見えたし!!。
黎明の富士 富士が薄紅色 御迎光 御迎光
 甲武信岳からは稜線を北へ十文字峠へと向かいます。 強い風でトレースが消されかけていたり、武信白岩への登りにあえいでいたり・・・、 大山の下りの鎖場で今回初めてアイゼンを付けました。
 十文字峠でホッと休憩の後は、八丁坂へ。 アイゼンを付けるほどのことはなかったですが、沢沿いの道が少し荒れている気がします。 毛木平から梓山に向かう頃には、雪が舞い始めました、ツイテナイ・・・
十文字小屋 雪の八丁坂 お地蔵様? 立ち並ぶ唐松の林
 バスで信濃川上に向かう頃には雪も止み青空がのぞき始めましたが、 小淵沢の道路は濡れていましたから、ここでも少し降ったのでしょうか。 まだ帰省?ラッシュになる前の各駅停車での〜〜んびりと帰ってきました。
 
 前回疲れてはてて途中下山でしたが、今回はどうにか歩き終えることができました。 装備を軽くしたのがよかったのでしょうか?。 記録をたどると甲武信から金峰へのコースは9時間位で歩いているのですが、20年前では体力が違いすぎて参考にならなかったですね。 また天候には恵まれたとは言えず、多少欲求不満が残っています。
 今回2日目の行程を考えて、1日目に大弛峠まで強行したわけですが、ヘッドライトを付けて夜道を歩く心細さが身にしみました。 頭上の明かりだけで歩くので、なんと視野の狭いこと、大弛峠で大弛小屋を見つけるのにさえ苦労したくらいですから・・・。
 前回のテント装備に懲りて小屋泊の計画でしたが、大弛小屋が営業していなかったのには慌てました。 幸い、シュラフも食料も持っていたからよかったものの、金峰山小屋でも甲武信小屋でもはっきりと「営業していない」と言われなかったのですから・・・。 知り合いと話をしていたら、正月に山に入る人が減っているのでないかという話になりました。 そういえば、甲武信小屋では2日夜でも10人前後と決して混んではいなかったような・・・。

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制作:加藤 輝男 2010年1月12日
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