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大雪渓をたどって、白馬岳へ
2007年5月2日(水)〜4日(金)
地図はこちら
 
 武尊山のアタックも成功裏に終り、GW後半、いよいよ白馬大雪渓へ出かけます。 体力的に厳しい夜行電車を避けるために、白馬尻にテント泊として、2泊3日の計画をつくりました。 これで、大雪渓や稜線歩きに余裕が出きますネ。 天気予報では、3日、4日が快晴、5日は下り坂の予報なので、2日朝の曇り空の下を出発!!。

第1日目:
 猿倉(1430)→白馬尻(1545)
 高尾を朝出発し、昼頃に白馬駅に到着。時間も遅いためか猿倉へ向かうバスはガラガラでした。 猿倉は数十cmの雪の中、登山装備を整えて、大雪渓まで歩きます。 夏なら白馬尻の小屋のある辺りに、雪崩に注意しながらテントを張りました。
猿倉山荘 大雪渓 満月
第2日目:
 白馬尻(0535)→1815m(0633-38)→2075m(0730-40)→岩室?(0900-15)→1540m(1010)→村営頂上山荘(1040)・・・>白馬山荘
 雲の多い朝方、それでも雪渓がほんのり赤く染まってゆきます。もう誰か登り始めているのか、黒い点が動いています。 あわててテントを撤収して、トレースの後を追いかけました。
朝の大雪渓 Myテント 朝の大雪渓 朝の大雪渓
東の空 朝の大雪渓 太陽が見えた
 標高差1000mを越えるただ一面の雪の傾斜、あせらずじっくりと慎重に登り詰めます。 夏ならば岩室のある辺りで大休止、ここからは右手上方に見える山小屋を目指して、歩き続けます。
大雪渓から 大雪渓を登る 大雪渓上部 大雪渓から
大雪渓右手の岩峰群 杓子の剣が峰 大雪渓右手の岩峰群 大雪渓から
大雪渓上部 頂上山荘が見える
 一旦は予定通りに頂上山荘脇にテントを張ったのですが、テントが飛ばされそうな程の強風だったので、あえなく、白馬山荘に宿泊となりました。
第3日目:
 白馬山荘(0445)→白馬岳(0500-30)→三国境(0610?)→小蓮華岳(0635-40)→白馬大池(0730)→白馬乗鞍岳(0750)→天狗原(0820)→栂池(0905)
 未明、窓から外を見ると、雲があるものの晴れそうです。陽の出に間に合うよう、急いで身支度を整えて山頂へ向かいました。 山頂からは、ほんのりとピンク色に染まった山々の眺めが、最高でした。
未明の展望 山頂にて 御迎光 御迎光
陽に染まる杓子、鑓 山頂のシルエット 旭岳、清水岳 陽に染まる杓子、鑓
剣岳と毛勝山 剣岳と毛勝山 雪倉、朝日
 相変わらず風は強いものの、雲が消えてゆきます。頂上からの展望を満喫し、下山にかかりました。 ここからは、雪の稜線漫歩、小蓮華岳を目指して出発!!。
白馬岳を振り仰ぐ 雪の稜線の始まり 三国境への降り
急傾斜の雪面 雪倉岳 北方の雪倉岳
白馬岳を振り返る 白馬岳から杓子岳 白馬岳へと続く稜線 白馬乗鞍の遠望
稜線の登山者 鹿島槍ヶ岳の遠望 後立山連峰 足下に白馬大池
 風は強いものの、アイゼンを効かせて小蓮華岳へ。さらに、白馬大池には廻らずに、稜線を突き切って白馬乗鞍岳へ。 あとは、天狗原を横切れば、栂池(栂の森)まではもうすぐです。
雪倉岳 白馬乗鞍岳にて 天狗原の雪面 白馬乗鞍を振り返る
足下に栂池山荘 雲舞う白馬岳稜線 雲舞う白馬岳稜線 白馬三山の稜線
 予定よりずいぶん早く栂池高原に降りついたものの、次のバスまで約2時間 x_X;;。温泉にでも入ってノンビリすることにしましょう ^_^。 白馬駅で食事をし、お酒とワインを買い込んで、各駅停車に乗り込みました。これで、今回の山旅も終わり・・・。
 
 暖冬と小雪の記録だったこの冬ですが、大雪渓の雪はそれほど少なくもなく、といったところでした。 なごりの雪を求めて来た山スキーの人達が、白馬山荘にも大勢いました。山頂付近のなだらかな山容は山スキーには適しているのでしょう。 空は快晴だったものの、テントを張ることが出来ない程の稜線の強風には閉口しましたが、十二分に雪の稜線を満喫できた山行でした。

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制作:加藤 輝男 2007年5月13日
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