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上州:武尊山へ再アタック
2007年4月29日(日)〜30日(月)
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 待ちに待ったこのGW、天候のかげんをにらみながら、GWの前半、まずは上州武尊に行くことにしました。 武尊は一度1990年に山頂を踏んでいるのですが、写真がありませんね。 また一昨年のGWに川場口から入って、道を見失って敗退しています。 というわけで、再アタックとなるのですが、今回はトレースの期待できそうな上ノ原からの道にしました。 時間が取れるので、朝出発して、山頂付近にテント泊の予定です。さて、・・・?

第1日目:
 上ノ原入口(0850)→登山口(0950-1005)→1520m(1150-1210)→手小屋沢避難小屋(1355-1410)→藤原武尊(1600)
 水上からのバスの時間に合わせて、朝少しゆっくりの出発となりました。上ノ原入口でバスを降り、登山口で身支度して出発します。 「今年は雪が少ないのかな?」と思っていたのですが、林道が終わった沢沿いの道はたっぷりの雪でした。 尾根に取り付き、数人のトレースをたどって、稜線を目指します。背後には、谷川連峰の展望が拡がっていました。
谷川連峰を望む 谷川連峰を望む 沢沿いの道
 「たっぷり雪」の稜線を手小屋沢避難小屋へ、小屋はまだ雪に埋もれて見えません。ここからアイゼンに履き替えて、急坂を登ります。 行者ころげの鎖場も雪の下。最後の急斜面を登り詰め、鎖を越すと、藤原武尊の山頂でした。 稜線は風が出てきたので山頂を避け、灌木の間に急いでテントを張りました。
1200m地点の展望台 谷川岳の展望 雪の稜線が続く 雪に埋もれた指導標
正面に剣ヶ峰、獅子ヶ鼻山 テン場から見上げる武尊山 谷川連峰夕景 月と武尊山
第2日目:
 藤原武尊(0530)→武尊山(0540-50)→手小屋沢避難小屋(0635-40)→1520m(0740)→登山口(0900-05)→上ノ原入口(0955)
 あくる朝、空は快晴。テントから山頂までは空身で10分ほどでした。春霞がかかっているものの、山頂からはそれこそ360度の展望です!。 特に、西の谷川岳、北の至仏山がよく見えていました。
陽の出 朝暮の谷川連峰 至仏山 剣ヶ峰の稜線
谷川連峰 武尊山山頂にて 家ヶ串、前武尊 至仏山(左)と燧ヶ岳
剣ヶ峰、獅子ヶ鼻
 テン場を後に、頂上直下の鎖・雪の急斜面を慎重に下り、手小屋沢避難小屋までたどり着くと、あとは緩やかな雪の稜線をたどるだけ。 アイゼンを効かせて駆け下りました。
武尊山を振り仰ぐ 雪道が続く 雪の谷川連峰
 予定外に早くバス停にたどり着いたせいで大慌て!。 バスと電車を乗り継ぎ、高崎駅でゆっくり食事をしたのに、自宅に帰り着いたのはまだ日の高い頃でした。
 
 雪の武尊山、前回2年前は敗退でしたので、今回が初めての山頂になります。 上ノ原からはトレースもあり、迷うことなく山頂にたどり着きました。 雪は、思ったほど少なくもなく、却ってアイゼン歩行にはちょうどいいくらいでした。 天気が良かったせいか、明け方テント内で2.2℃と暖かだったのも助かりました。 なにせ35Lのザックにテントを詰め込むために、装備をずいぶん切り詰めたので・・・^_^  ともかく、5月1日の悪天はやり過ごして自宅でゆっくりと休養し、後半の白馬に出かける準備をしなくては・・・。

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制作:加藤 輝男 2007年5月13日
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