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2006年お正月山行:天子山塊からの富士見
2005年12月30日(金)〜2006年1月1日(日)
地図はこちら
 
 「思親山へ行ってきました」という知人からのメールで、思親山〜長者ヶ岳間が思ったより近いな、とコースを見ていたのを思い出しました。 靴慣らしもすんでなく本格的な雪山は無理なので、このコースを歩いてみることにしました。 東海自然歩道だから道を探さずに済むハズですし、思親山、長者ヶ岳ともに富士山の好展望の山!。 さらに、せっかく富士山の西麓側に下りるので、再び毛無山へと足を延ばしてみることにします。 という訳で、天子山塊の変則2泊3日の旅の始まり、となりました。

第1日目:
 井出駅(0940)→八木沢(1020-25)→林道(1150)→思親山(1250-1300)→佐野峠(1335) →小草里(1430)→上佐野(1445)→テント泊(1745)
 早朝の電車に乗り、御殿場線・東海道・身延線と回って、井出駅着はもう少しで10時・・・。 [それにしても、富士の雪の少なさ(無さ?)にびっくりでした。]  遅くなった出発に足を急ぎますが、ザックの重さに耐えられず、思親山に着いたのは午後1時前。 東方に富士を見て、急いで下山しました。
源立寺の山門 思親山への登山道 富士山の展望 思親山山頂にて
 佐野峠から東海自然歩道に入り、樹林の中を上佐野へと向かいます。 天子への登山道入り口が午後3時前・・・。 暗くなる前に稜線に着けるかと急いだのですが、結局時間切れとなり、登山道脇に小尾根を見つけ、急いでテントを張りました。 地図で確認したところ、1086mの標高点のある場所でした。
富士山の展望 小草里への道 陽の入り
第2日目:
 テント(0630)→稜線(0710)→天子ヶ岳(0740)→林道(0900)→白糸の滝(1005)
 周囲が少し明るくなってから出発。稜線まではあとわずかでした。 樹間越しに富士山を眺めながら、やがて天子ヶ岳に到着。 平坦な山頂は樹林の中なのですが、わずかに降りた場所に展望台があり、富士山の展望を堪能できました。
陽の出 樹間から望む富士山 稜線の分岐 天子ヶ岳にて
天子ヶ岳からの富士山
 天子ヶ岳を過ぎて急坂を降り、やがて傾斜がゆるくなると、富士山の展望が得られる空き地?がありました。 なおも登山道を降って林道を二度横切ると、車道に出ます。あとは、舗装路を白糸の滝までたどるだけです。 でも、この道はずっ〜〜〜と正面に富士山を眺めながらの嬉しい道でした。
登山道 展望台からの富士山 天子ヶ岳を振り返る 富士山の展望
第2日目(続き):
 朝霧高原(1115)→登山口(1150)→二合目(1233)→五合目(13355)→稜線(1507)→毛無山(1517)
 白糸の滝でバスに乗り、朝霧グリーンパーク入口で下車、麓の登山口へ向かいます。 神社を過ぎ、沢を渡ると、登山道へ。地蔵峠への道を分けて、急坂に取り付きました。 一合ごとの標識に励まされながら、高度を稼ぐと、やがて稜線になり、右に折れるとしばらくで山頂に到着です。 富士山の展望を脇にテントを張っていたら、いつの間にか空は薄曇になってしまいました。
不動ノ滝 毛無山山頂にて
第3日目:
 毛無山(0713)→登山口(0930)
 元旦、御迎光の前に起き出すと、空は高曇りながらも、しっかり富士山を眺めることができました。 裾には雲が湧いていたので、御迎光を拝むことはできませんでしたが・・・。
富士山 富士山 富士山 富士山
 山頂をあとに、うっすらと積もった雪に足跡を残しながら、急坂を再び降ります。 [地蔵峠へと廻ろうかと考えていたのですが、歩いている人が少なそうなのと、いくらか雪が積もっていたので、あきらめました。]  雪を纏った上部の稜線を眺めながらぐんぐん標高を下げていくと、あっさりと登山口に到着。 山頂で一緒になった人と、一緒にグリーンパークの温泉に入り、親切にも富士吉田まで送っていただきました。ありがとうございました。
初日ノ出 雪を纏った登山道
 
 この何日かは好天の日が続き、穏やかな元旦を迎えることができました。 元旦から縁起のよい富士山を眺めることができたのですが、雪が無い!のには本当に驚きでした。 「雪が無いよ〜」って言っても、八合目か九合目か、と高をくくっていたのですが・・・。 おかげ?で、登山道は雪もほとんど無く、暖かいテント泊でした(1泊目:+3.4℃@1086m、2泊目:-3.9℃@1945m)。 このコース、毛無山〜長者ヶ岳の間が歩き残っているのですが、どなたか先達がいないでしょうかネ?。

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制作:加藤 輝男 2006年1月15日
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