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丹沢:雨山峠を越えて蛭ヶ岳へ
2004年11月27日(土)〜28日(日)
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 年末も近づき、富士山の撮影のために、丹沢・蛭ヶ岳へ行くことにしました。 復路は、まだ歩いていない桧洞丸から箒沢への道にすんなり決まりましたが、問題は往路。 大倉尾根を登って塔ヶ岳経由の道を歩く気にもならず、「どうしたものか」と考えていた時に、目に留まったのが、雨山峠。 寄から山越えでユーシンに降りる道です。ユーシンからは急坂を登って、縦走路へ出られます。 歩く時間は、合計で7時間くらい、今回は小屋泊まりなので、歩けるだろうと踏んで、出発しました。

第1日目:
寄(0812)→寄大橋(0850)→雨山峠(1045-50)→ユーシン(1125)→熊ノ木沢出会(1150-1200)→弁当沢ノ頭(1230-40)→棚沢ノ頭(1350-55)→蛭ヶ岳(1435)
 寄でバスを降り、寄大橋へと車道を急ぎます。ずいぶん前に一度は歩いている道なのですが、少しも記憶がありません。 寄大橋で登山道に入り、河原を詰めると、やがて左手の山腹に取り付きます。 道は山腹と沢沿いの繰り返し、いつ峠につくのかヤキモキするころ、ようやくで雨山峠に到着しました。 狭い峠からは富士山を見つけた後は、早々にユーシンへと急ぎます。
丹沢の尾根 尾根に取り付く 雨山峠から望む富士山 雨山峠にて
 降り着いた林道をしばらくたどり、棚沢登山口へ。テープしかない急坂を登り、狭い尾根へ取り付きます。 ひとしきり急坂を登って、なだらかになった弁当沢ノ頭で小休止、一息で棚沢ノ頭にたどり着きました。 あとは、鬼ヶ岩を越え、ゆるい傾斜の道をたどると、蛭ヶ岳に到着です。
蛭ヶ岳を見上げる 棚沢登山口にて 蛭ヶ岳を望む ブナの樹の造形
蛭ヶ岳を望む 鬼ヶ岩を登る登山者 歩きし尾根を振り返る 蛭ヶ岳山頂にて
 夕方、富士山の肩に陽が落ちるのを飽きずに眺めていました。明日もいい天気でありますように・・・
夕景の富士山(1) 夕景の富士山(2) 夕景の富士山(3) 夕景の富士山(4)
夜の街灯り
第2日目:
蛭ヶ岳(0625)→臼ヶ岳(0720)→金山谷乗越(0805-10)→桧洞丸(0855-0910)→石棚山(1005)→ヤブ沢ノ頭(1015)→箒沢(1150)
 未明に起こされ、外へ出てみると快晴!!。なのに、もうすぐ陽の出って頃に外へ出てみると一面のガス!でした。 陽の出の時間まで粘りましたがガスは晴れず、あきらめて下山にかかりました。 で、急坂・クサリ場に差し掛かったころ、ガスが晴れ始め、西方に富士山が頭をのぞかせたのでした。 もう、朝焼けには遅かったのですが・・・
夜明け頃の蛭ヶ岳 満月・・ 富士山が見えた・・ 富士山が見えた・・
 なだらかな臼ヶ岳を越え、崩壊が迫ってくる神ノ川乗越・金山谷乗越を過ぎ、今日最後の登りをこなすと、桧洞丸に到着。 西方にはすっきりとした富士山が見えていました。
蛭ヶ岳を振り返る 桧洞丸の青ヶ岳山荘 桧洞丸にて
 桧洞丸からは南へ道をとり、ゆるやかに降って石棚山へ。玄倉への道を分けると、右へ急坂を下ります。 いくつかアップダウンのコブを過ぎると、一気に500mを下り板小屋沢へ。 滑りやすい道を木の根やクサリにつかまって降りる道でした。
桧洞丸山頂にて ヤブ沢ノ頭にて 畦ヶ丸を見る
 板小屋沢沿いに下り、左岸へ杉林の道を進むと、箒沢公園橋のバス停がスグでした。
板小屋沢にて 散り残った紅葉 箒沢公園橋
 降り着いたのは12時ころ。時間も早いし、バス停からは中川温泉も近いのですが、なぜか気が乗らなくて、結局そのままバスと電車で帰ってきてしまいました。 温泉はまた今度の楽しみにしましょう・・・
 
 今回は二度目、本当に久しぶりの蛭ヶ岳でした。 前回'90に泊まった小屋は台風の被害により、建替えされて気持ちのよい小屋になっていました。
 変則的にたどった丹沢主脈、二日とも絶好調と言っていい天候でした、陽の出の時間を時間を除いては・・・。 今回は陽の出の富士山を狙った山行だったので、これには参ってしまいました。どうしてでしょうかね・・・? 結局年賀状の写真は、手持ちの写真の中から選ぶことになりました。

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制作:加藤 輝男 2004年12月12日
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