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北ア:爺ヶ岳から針ノ木岳へ
2004年7月17日(土)〜19日(月)
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 台風の通過が多かった今年の梅雨も、いつもより少し早めに梅雨明け宣言になりました。 一番天候が安定する「梅雨明け十日」、のびやかな尾根を歩きたくて、爺ヶ岳〜針ノ木岳の稜線歩きを計画しました。 種池、針ノ木とのんびり歩くことにして、朝夕の撮影を狙ったのですが、さてどうなることでしょう・・・?。

第1日目
登山口(1240)→種池山荘(1605)
 雲の多い天候の中、早朝の電車に乗って、信濃大町についたのが10時半頃。 大町で知り合いと食事をし、扇沢手前の登山口につく頃には、空は雨に変わっていました。 雨具を着て、樹林帯の中の道を歩き始めましたが、種池山荘に着く頃はずぶ濡れ。 大雨の中でテントを張る気にもなれず、小屋泊まりとしました。
 夜中に前線が南下したらしく、ずっとうるさいくらいの大雨・大風ででした。
柏原新道の登り
第2日目
種池山荘(0645)→岩小屋沢ノ頭(0800)→新越山荘(0840-0900)→鳴沢岳(0940)→赤沢岳(1035) →スバリ岳(1215-25)→針ノ木岳(1310-15)→針ノ木峠(1348)
 二日目は早朝からテレビの天気予報にくぎ付け!。 「天候は回復傾向、19日は晴れ」との予報を信じ、少しだけ雨が落ち着くのを待って、小屋を出発しました。 岩小屋沢ノ頭を越える頃には雨は止みましたが、風は相変わらず・・・。
ミヤマクワガタ センジュガンピ?の蕾 ゴゼンタチバナ キヌガサソウ
シラネニンジン クルマユリ ショウジョウバカマ レイジンソウ?
クルマユリ ハクサンシャクナゲ ハクサンチドリ? ハクサンフウロ
キバナコマノツメ イワハゼ イブキジャコウソウ? ミネウスユキソウ
 新越山荘で休憩の後、針ノ木岳へと向かいます。 展望が得られないので、足元の花々を楽しみに歩いていました。 赤沢岳を過ぎると岩が多くなり、急登をこなすとスバリ岳へ。 さらにもう一息で針ノ木岳に到着しましたが、あたりは一面真っ白で展望なし。 あきらめて、針ノ木峠へ降り、テントを張りました。
ガスの中を歩く登山者 新越山荘 アオノツアザクラ ハクサンフウロ
ミヤマクワガタ 黒部湖が見えた スバリ岳付近 黒部湖が見えた
針ノ木岳山頂にて タカネヤハズハハコ シナノキンバイの群落
第3日目
針ノ木峠(0545)→大沢小屋(0715-20)→扇沢(0815)
 昨夜から降り始めた雨は、朝になっても止まないので、蓮華岳をあきらめ、早々に下山に決めました。 スパッツとストックを準備して、針ノ木雪渓に突入します。 雪渓上部では山腹道を歩けましたから、今年はずいぶん雪渓が少ないのでしょうか?。
 大沢小屋で一息ついて、扇沢に到着したのは、まだ8時過ぎ。 薬師の湯もあきらめ、早々に電車に乗り込みました。 おかげで(?)、3時頃には帰宅して、薄日の射す中、テントを乾かしていました・・・・X_x;;
 
 本来なら、一番天候が安定する「梅雨明け十日」なのですが、散々な天候でした。 [ 18日の早朝、扇沢への道が一時通行止めになりました。] 新潟や福井では大雨・浸水騒ぎもありましたから、小雨程度だったので良かったのかもしれませんが、 また出かけることになりそうです。
 もう一つの目的だった、古い知り合いには無事会えることが出来ました。 1988年の南ア以来ですから、ずいぶんと久しぶりでしたが、元気な顔が見られて安心しました。 またネ・・・・

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制作:加藤 輝男 2004年8月6日
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