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高嶺を越えて、白鳳峠から青木鉱泉へ

2002年7月13日(土)
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 忙しかった仕事も7月へ入ってやっと一段落。 夏休みも近いというのにGW以来ずっとどこへも行ってなかったので、 展望の良さそうな山を、と探したのが白鳳峠から地蔵岳への道。 天気予報は、この週末は下り坂、というので、ちょっと無理して、夜行日帰りの計画を立てました。 快晴の展望を期待して、出発!。

 大樺沢出合(0630)→峠入口(0645-50)→白鳳峠(0930-50)→高嶺(1050)→赤抜沢ノ頭(1125-35)→鳳凰小屋(1200) →五色ノ滝(1250-1300)→白糸ノ滝(1325-30)→鳳凰ガ滝(1420?)→精進ノ滝(1445)→分岐(1525)→青木鉱泉(1605)
 甲府駅で一夜を過ごし、早朝4:30発の広河原行きのバスに乗り込みました。 鷲ノ住山展望台から北岳・間ノ岳を望むことができたものの、期待に反して空は薄曇りでした。 どうか雨は降りませんように・・・・
北岳と間ノ岳 展望台からの間ノ岳 大樺沢を見上げる 白鳳峠への登山口
 大樺沢出会いから林道を少し歩いた登山口からはいきなりの急登になります。 樹林の中で見通しが利かないので、あせらずじっくりと高度を上げてゆきます。 林床に咲いているモミジカラマツやセンジュガンピの花が慰めでした。 「山梨の森100選」の看板を過ぎると、やがてゴロ石状の河原(?)に到着。あと少しで、白鳳峠です。 振り返れば大樺沢を従えた北岳の展望のハズ!、なのですが、2600m付近から上は雲の中でした。
センジュガンピ ゴゼンタチバナ 白鳳峠のシラビソ林 ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ チョウジコメツツジ 白鳳峠付近 白鳳峠手前からの北岳
 樹林の中で静かな白鳳峠を後にして、さらに高嶺へと登ります。 晴れていれば素晴らしい稜線漫歩が期待できるのですが、 樹林帯を抜けるころには、雨がパラツクあいにくの天気に・・・・。ついてないですね。 赤抜沢ノ頭に着いても休憩もできず、天候は回復しそうにないので、急いで鳳凰小屋へと降りてしまいました。
白鳳峠にて 八ヶ岳も雲の中・・ コケモモ ウスユキソウ??
ツマトリソウ ミヤマダイコンソウ?? キバナコマノツメ 雲間の甲府盆地
ゴゼンタチバナ ウスノキ 赤抜沢ノ頭 ミネウスユキソウ
タカネグンナイフウロ ??? 地蔵のオベリスク
 天候がよくないので少し悩んだものの、予定通り鳳凰小屋からドンドコ沢への道をとりました。 下草が濡れているので、雨具を上下着用して歩きます。岩が濡れていてちょっと滑りやすかったでした。 五色ノ滝、白糸ノ滝、鳳凰ガ滝(登山道から離れています)、精進ノ滝と、ぐんぐん高度を下げてゆきます。 数日前に台風が通過した影響か、水量が多くて、いずれの滝も素晴らしいものでした。 精進ノ滝から続く大巻の水平道に飽きた頃、急な下りで山側/沢沿いの分岐に到着。 小雨も降っていて蒸しているので、今回は沢沿いの道にしました。
クルマユリ 五色ノ滝 白糸ノ滝 精進ノ滝
 結局、4時過ぎに青木鉱泉に到着。 本館そばの立派な休憩舎で濡れものを乾かしながら、韮崎行きのバスを待ちました。
青木鉱泉 ドンドコ沢への指導標
 小雨の中、山梨中央交通の「バス」とは名ばかりの8人乗りのワゴン車に乗りこみ、韮崎に着いたのは夜7時過ぎでした。 高尾に帰り着いても、相変わらずの小雨が続いていました。
 
 一言で言えば「天気予報のバカヤロウー!!」ですが、登り降り共10年ぶりくらいのコースなので、 コースを十分に楽しめたツモリです(全然休憩してないじゃん!て影の声もありましたが・・・・)。 青木鉱泉までのバス便をにらみながら、新緑の頃か紅葉の頃にもう一度訪れてみようかと考えています。
 タクシー相乗りか送迎(白タク?)しかなかった青木鉱泉への交通手段ですが、一日4便とはいえ、 定期バスがあると本当に助かります。大事に利用したいものですネ。

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制作:加藤 輝男 2002年7月20日
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