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松本平の展望台、中ア最北端の霧訪山へ
2002年1月19日(土)
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 週末、どうにか天気が持ちそうなので、好展望で定評のある霧訪山を訪ねました。 青春18切符を片手に、片道3〜4時間の電車旅です。下車駅の小野駅は辰野回りのため電車の 本数が少ないのですが、かえってのんびりと歩くことができます。

 先週と同じ中央本線始発電車に乗車、右に八ヶ岳、左に甲斐駒を展望しながらの3時間の電車旅でした。
 小野駅(0830)→弥彦・小野神社(0842)→登山口(0855-0900)→かっとり城跡(0925)→霧訪山(0955-1020) →分岐(1045)→林道(1100)→国道(1125)→小野駅(1150)
 小野駅前から国道に沿って弥彦神社へ。小学校の脇を抜けると、目指す霧訪山が見えてきます。 登山口で準備を整え、登山道へ。急坂の階段道が終わると少しで送電塔の立つかっとり城跡に着きます。 なおも急坂を山頂へ。薄っすらと積もった雪の下はツルツルの氷なので、慎重に歩を進めます。 樹氷状の潅木をくぐると、ようやくで山頂に着きました。
朝の八ヶ岳 弥彦神社 霧訪山へ向かう道 登山口にて
雪の出てきた登山道 樹氷状の潅木
 ここは中アの最北端。同時に松本平の南端なので、中央線・大糸線沿いの山々が丸見えです。 間近には槍・穂高の山稜が、そして、常念岳、鹿島槍ヶ岳、遠くは白馬岳まで望めます。 振り返って、美ヶ原と八ヶ岳、南アルプスも塩見岳付近まで、その間には富士山が見えています。 山また山の連続で、普段は独立峰の御岳が、頭を少しだけのぞかせているのが、何か不思議でした。
霧訪山山頂にて 南アルプスの山々 甲斐駒ヶ岳(左)と仙丈ヶ岳 八ヶ岳の稜線
美ヶ原高原の遠望 槍・穂高の雪の稜線 北アの稜線 後立山連峰の山々
 下山は、北へと進みます。雪がタップリ残っているおかげで、滑りやすかった南面の道よりも快適に歩けました。 人影の少ない道を、途中途中で分岐に注意して進み、獣の足跡しかない巡視道を降りると、林道に出ます。 道なりに国道に出て、右に進めば、朝降り立った小野駅に到着です。
巡視道への分岐 林道に降り着く
 小野駅から再び電車を乗り継いで、ようやく帰宅です。4時間の電車旅、ふ〜〜〜〜。 甲府を過ぎてからは、中高年の日帰り登山の人達が多く、高尾に着く頃は電車はほぼ満員でした ^_^;;   何か最近事故(?)による電車の遅れに出くわすことが多いようで、 今日も小淵沢で跨線橋を走るハメになりました。どうにかして下さい > JR様。
 
 この山名、なんて読むか分からなかったし、多分青春18切符がなければ行くことはなかっただろう山ですが、 松本平の展望には大満足でした。名前の響きに魅せられて、歩きに来る人も多いそうです。
 でもこれほど醜い/惨い登山道を歩いたことはないような気がします。 いくら松茸山とはいっても、今は冬の真最中。この時期までロープや立て札を残しておくことはないだろうに。 まったく好展望ぶち壊しでした。松茸の時期になんか行ったら、大トラブルかもしれませんネ。

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制作:加藤 輝男 2002年1月25日
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