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2001年夏−北ア:五色ガ原のお花畑散策 2001年7月20日(金)〜22日(日) |
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海の日を含めて三連休!。夏休み山行の足慣らしに、と五色ガ原のお花畑を見に行くことにしました。 コースは、黒部湖の平ノ小屋泊、五色ガ原山荘泊の二泊三日。 これなら朝東京を出発しても余裕があるし、五色ガ原で存分に遊ぶ時間があります。 テント山行も考えたけど、やっぱりゆったりしたいので、結局小屋泊まりにしてしまいました、^_^;; | |||
第1日目: 黒部ダム(1200)→平ノ小屋(1505) |
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早朝に高尾を出発して、電車とバスを乗り継いで、黒部湖へと到着。 ケーブルカーへと向かう観光客を尻目に、左岸の道を上流に向かいます。 道はていねいに梯子がつけられており、黒部湖に沿った道なのでアップダウンも少ないので、 大汗をかくこともなく、平ノ小屋に到着しました。 平ノ小屋の手前30分くらいにある100段を越す丸太の梯子にはビックリしましたが・・・・・。 傾斜も急なので滑らないようにどうぞ注意を。 | |||
第2日目: 平ノ小屋(0440)→刈安峠(0610-25)→五色ガ原(0845) |
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平ノ小屋から刈安峠の間は、一部で潅木が深かったり倒木などで道がわかりにくいところもありました。 刈安峠での一休みを過ぎると、潅木がだんだんと低くなって歩きやすくなるとともに展望が開けてきて、 前方にザラ峠、背後に針ノ木岳を見るようになります。 急斜面を登り切ると、そこは五色ガ原の一角で、一杯のお花畑が待ち受けていました。 | |||
早々に小屋の受付を済ました後、テント場近くの雪解け水で冷やし素麺をいただきました、最高ですね!!。 その後、ガスの切れ間を見つけては、五色ガ原のお花畑の撮影に出かけていました。首尾はどうでしょうか? | |||
第3日目: 五色ガ原(0530)→ザラ峠(0555)→獅子岳の肩(0635-40)→獅子岳(0655-0705) →竜王岳(0812)→一ノ越(0830-50)→東一ノ越(0930-45)→黒部平(1125) |
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今朝は薄雲があるものの、まずまずの天気です。前日狙いをつけておいた鳶岳の頂上近くで陽の出を待ちました。 太陽が顔を出し、足下の雪田に陽の光が薄く反射して光ってくるのをずっと見ていました。 | |||
撮影後、いったん小屋まで戻って、室堂方面へと出発です!。 お花畑の中の木道をたどるとやがてザラ峠に到着、ここからお花畑の中の急斜面を獅子岳へと登り返します。 背後には五色ガ原の先に薬師岳が、遠くには槍穂が見えるようになると獅子岳にたどり着きました。 東面の雪田を三ヶ所横断した後、竜王岳へ登り返すと、一ノ越を隔てて雄山がそびえていました。 それにしても、人の列の長いこと・・・・ | |||
トロリーバスやロープウェーの順番待ちをする気にならないし、帰るにはまだ時間もあるので、
東一ノ越から黒部湖へ降りる道をたどってみることにしました。
最近のガイドブックには載っていないコースですが、歩いている人はいるようで、今回も他に2人と一緒になりました。
雷殿への道は「通行禁止」の掲示がありましたが、黒部湖へは「通れますよ」との一ノ越山荘の話。
工事の関係で登山道入り口が判りにくいのですが、山荘脇を無理やり突破したら、
東一ノ越までは手入れの行き届いた石畳でした。 東一ノ越から降り始めてすぐに2-3m程木道が崩れている個所があって要注意でしたが、それ以外は歩きやすい道です。 この時期はタンボ沢を含めて5回程雪渓を渡ることになりますので、しっかりとルートファインディングして下さい。 黒部湖まで行く予定でしたが、コースの下半分は樹林の中で風がなく、暑さにめげて黒部平へエスケープしてしまいました。 黒部平に着いたときには思わず歓声をあげていました。 |
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このコース、一度雑誌で見て、「いつか行って見たい」と想っていたコースなのですが、 何時だったっけ?とその雑誌を探してみれば、1988年夏の「山渓JOY」でした。 ずいぶん前からの想いでしたが、これでようやく叶ったことになりますネ・・・・。 |
制作:加藤 輝男 2001年8月5日
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