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2001年晩春:中道コースから薬師岳
2001年5月26日(土)〜27日(日)
地図はこちら
 
 中道コースから薬師岳へ、苺平から千頭星へ、よく行っている南アルプスでもまだ歩いたことの無いこの二つのコースを結んで、 1泊2日の計画を立てました。どちらも最近のコースガイドを見たことが無く、ちゃんと道を辿れるかどうか心配なので、 「行きたい」と言っていた友人との即席パーティーになりました。
 青木鉱泉行きのバスは季節運行でまだ出ていないのと、中道コースは長いため青木鉱泉を朝早く出発したいのとで、 前夜(25日)、車で出発し青木鉱泉近くで路上駐車し仮眠を取りました。

第1日目:
 下山口分岐(0630)→登山道入口(0705-10)→1700m(0830-45)→2100m(0955-1015)→2370m(1120-45)→2570m(1240-1300)→薬師岳(1340)
 明日の千頭星からの下山口に車を置き、工事中の林道を登山口へ。 入口傍の薬師岳小屋の案内板では「薬師岳まで4-9時間」、急登なんですね・・・・。 薄曇りの空の中、順調に高度を稼ぎ、1600mで林道を横切り、傾斜の緩くなった1700m付近で小休止。 樹間からドンドコ沢の滝が見えています。
 2000mを過ぎた辺りから残雪が始まり、それが山頂直下まで続きます。 残雪は樹林帯で20cmから30cmくらい。ストックとスパッツしか用意がなく、トレッキングシューズだったので、この登りは結構苦労しました。 山頂に着いても空は薄曇り。遠望は無く、野呂川対岸の北岳の眺めが慰めでした。 小屋の周りもまだ雪だらけ、夜叉神からの人たちで小屋はちょっと満員(約30名)程度でした。
燕頭山の稜線 中道コースの登山口 中道コースを歩く登山者 中道コース上部の登山道
薬師岳ももう近い 薬師岳ももう近い 中道コースを振り返る
 夕方、カメラを持って外へ出てみましたが、天候は回復していませんでした。明日は晴れるかな?
砂払岳と薬師岳小屋 観音岳へと続く稜線 白砂と巨岩の薬師岳の山頂 遠く霞む北岳
仙丈岳の夕陽
第2日目:
 薬師岳小屋(0545)→薬師岳(0555)→2370m(0640-45)→2100m(0725-30)→1700m(0820-30)→林道出合(0845-55)→下山口分岐(1015)
 今日は、大馴鹿峠・千頭星から青木鉱泉への予定でしたが、小屋の人に「夏でも歩く人はいないぞ。雪も残っているし・・・・。 ま〜遺言状でも書いていくんだな」と言われ、また朝あいにくの小雨模様の天気だったので、そのまま中道コースを引き返すことにしました。 雨に濡れた雪の下りや濡れた登山道にてこずり、疲れた結果、1600m付近からは林道を歩いて車のデポ地点まで戻りました。
ドンドコ沢南沢(?)
 
 最近のコースガイドにはあまり見かけないので心配していたコースですが、 中道コースは要所要所に標識もあり、結構手入れされている様子でした。 樹林帯の中の道はたどる人も少なく静かで、(残雪がなければ)気持ちの良い道だと思います。 千頭星へのコースは今後の課題として、秋頃にでも行ってみようと考えています。
 それにしても、残雪の多さは予想以上でした。GWは雪山の世界で歩けないと考えて、 5月から6月にかけての梅雨前のなるべく遅い期間を狙ったのですが、今年は雪が多い・・・・・。 それに、天気予報では雨なんて予報してなかったのに・・・・。

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制作:加藤 輝男 2001年6月23日
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