ホーム日付順 | 地域別 | お気に入り | イエローページ


2000年GW−北ア:遠見尾根から五竜岳
2000年5月2日(火)〜4日(木)
地図はこちら
 
 もともとは1993年のお正月に一度出かけたのですが、 その時は1日目に大遠見付近にテントを張ったものの、吹雪にめげて撤退してしまいました。 今回はGWだから、天候は大丈夫だろうと考えたのですが・・・・?。 体力的に厳しいのとGWなので休みは充分あるのとで、夜行を敬遠し、早朝出発する二泊三日の計画にしました。 GW直前の天気予報では30日-1日付近が崩れるとのことで、出発を2日にしておいたのですが、 1日の天気予報では、2日-3日は雨マーク!。悩んだ挙句、「とにかく行ってみよう」ということにしました。

第1日目
 アルプス平(1205)→地蔵の頭(1230-40)→一ノ背髪(1335-40)→小遠見(1420)→中遠見(1445-50)→大遠見(1545)
 早朝中央線を出発し、神城に11時過ぎに到着。ゴンドラに乗ってアルプス平へ。 ここはまだスキー場が営業中です。今年は残雪が多いのでしょうか?。 スキー客の脇を地蔵平へ。地蔵平からは本格的な雪山ですが、時間も午後になっているだけに、 雪がグズッてあまり歩きやすくありません。 小遠見まで来ると五竜が見えたものの、天候は次第に悪くなる傾向。 時たま小雨がパラつき、遠くで雷が聞こえる中、大遠見でテント適地を見つけ、大急ぎでテントを張りました。
地蔵の頭から見る八方尾根 地蔵の頭を振り返る 足元に地蔵の頭を俯瞰する 遠見尾根全景
五竜菱が顔を見せる
第2日目
 大遠見(0600)→西遠見(0630)→白岳(0745)→五竜山荘(0755-0955)→西遠見(1105-25)→大遠見(1145)
 翌朝は快晴。朝焼けはもうひとつでしたが、それでも写真を撮りまくっていました。 白岳から後竜への稜線、八方唐松の稜線がよく見えます。このテン場からは、鹿島槍北峰とカクネ里の眺めが最高でした。
御来迎を望む 五竜が薄く焼けている 鹿島槍北峰とカクネ里 五竜から八峰キレットにかけての稜線
ガスから顔を出した唐松岳
 予定では、装備一式を背負って、五竜山荘へ持ち上げる予定でしたが、 ここ(大遠見)からなら日帰り可能と判断して、装備を残してサブザックで出発しました。 白岳の登りはアイゼンが効いて気持ち良い登りですが、 この頃から黒部側からガスが上がってきて、五竜山荘に着いた頃は一面真っ白。 視界が悪い上、残雪も多く、夏道はのぞいていないため、登頂をあきらめて、引き返しました。 10時過ぎだというのに、雪はグズグズになっていました。
西遠見から仰ぐ五竜岳 五竜菱がよく見える 白岳直下から見た五竜山頂 白岳から望む唐松岳への稜線
ガス巻く五竜岳稜線 雪に埋もれた五竜山荘 復路、白岳の雪の斜面を下る 西遠見から見た天狗岳方面
 テントにはお昼前に到着。時間的にはそのまま下山することも可能でしたが、 まだ食料も残っているので、明日の朝の天気に期待して、もう一泊することにしました。 のんびりとテントでお昼寝。夕方になっても相変わらず稜線は雲の中でした。 夜になって風が強くなり、夜中に何度も目が醒めてしまいました。
中遠見山と小遠見山の稜線 大遠見山からの遠望
第3日目
 大遠見(0615)→小遠見(0700)→アルプス平(0745)
 今朝も昨日と同じ高曇り。登頂はあきらめて下山に。 それほど急いだつもりはなかったのですが、ゴンドラの始発に間に合ってしまいました。 帰りの電車の窓から見る後立山の稜線は、扇沢まではずーっと雲の中でした。
カクネ里を望む、鹿島槍北壁は雲の中・・・・ 神城駅の背後に雪に輝く小遠見の稜線
 
 このGWの前半は根子・四阿山と三度目の正直でしたが、 この五竜遠見の尾根も三度目の正直、ってことになるのでしょうか。 前回は吹雪の中で何も様子がわからなかったのですが、今回大分様子が掴めたので、またGWにアタックする予定でいます。

[戻る]

制作:加藤 輝男 2000年05月14日
Copyright © 2001 by Teruo Katoh