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1997年盛夏−大雪山からトムラウシへ
1997年7月27日(日)〜8月2日(土)
地図はこちら
 
 昨年(1996年の東北放浪の山旅)に引き続き、大遠征を企て、 北海道大雪山系を計画しました。黒岳から入って、十勝岳・富良野岳までの予定です。

第1日目
 黒岳七合目(1605)→黒岳(1730-1800)→黒岳石室(1815)
 朝航空機にて羽田→旭川へ。旭川ラーメンを食べた後、バスに乗り換えて層雲峡まで、既に午後3時30分。 ロープウェー、リフトを乗り継いで、黒岳五合目から、今日は黒岳石室までのわずかな歩きです。 幸運にも途中エゾリス(?)に出会えたのですが、空の気配は怪しく、山頂まではガスの中でした。 それでも、黒岳山頂では日の入に間に合って写真撮影の後、黒岳石室へ。 朝東京を出発して、稜線でテントを張れるなんて、幸せな気分・・・・
# この後、夜中にキタキツネにテントをかじられてしまいました・・・・
山道で出会ったエゾリス 旭岳方向の夕日 御鉢平を隔てた北海岳周辺 黒岳山頂にて
石室から黒岳山頂を振り返る 日の入り後の旭岳
第2日目
 黒岳石室(0430)→北鎮岳分岐(0540)→間宮岳(0640-50)→旭岳(0740-50)→旭岳キャンプ場(0805-15)→間宮岳(845-50) →北海岳(0930-50)→白雲岳分岐(1050)→白雲岳(1115-30)→白雲岳分岐(1150)→白雲小屋(1210)
 今日は、お鉢平を半周し、旭岳・白雲岳に立ち寄って、白雲小屋までの長い路、天気が好いので早朝に出発しました。
朝日を受ける大雪山系 北鎮岳から間宮岳への路
 間宮岳から登り返し、北海道最高点の旭岳へ。地獄谷が凄い。 振り返れば、御鉢平周辺の山々の外に、忠別岳、化雲岳、そして遠くにトムラウシが望めます。あそこまで歩くんだ、と決意・・・・。
間宮岳から望む旭岳 旭岳への道 旭岳山頂からの地獄谷 忠別岳・化雲岳・トムラウシ
熊ヶ岳南側の雪田 忠別岳・化雲岳・トムラウシ 御鉢平を隔てた黒岳
 北海岳を過ぎた辺りからまたガスがかかってきて、白雲岳は雲の中。 時間的には少し早いけど、テントに穴が開いているので白雲岳避難小屋泊まりにしました。
北海岳から見る白雲岳 振り返り見る大雪山 白雲岳頂上直下のお花畑
第3日目
 白雲小屋(0415)→三笠新道分岐(0450)→忠別沼(0630)→忠別岳(0715)→忠別小屋(0750-0900)→五色岳(0945) →化雲岳分岐(1030)→ヒサゴ沼分岐(1045)→ヒサゴ沼小屋(1115)
 朝、目が醒めても一面ガスの中。地面は乾いているようなので歩き始めました。忠別岳辺りからガスが小雨になって濡れてきます。 忠別岳避難小屋で休憩した後、五色岳から化雲岳へ。 今日はトムラウシ南沼までの予定だったのですが、雨に負けてヒサゴ沼避難小屋へと足が向いてしまいました。残念!
高原沼などの湖沼群
第4日目
 ヒサゴ沼小屋(0625)→ヒサゴ沼分岐(0700)→トムラウシ(0910-30)→ヒサゴ沼分岐(1115-30)→ヒサゴ沼小屋(1200)
 小屋で一緒になった人たちと相談して、今日は停滞に決定。 当初は十勝岳・富良野岳までの予定でしたが、停滞すると日数が足りないため、明日天人峡へ降りる予定に変更。 とすると、トムラウシ山頂を踏めないので、サブザックでトムラウシ山頂を往復してきました。
 天沼、日本庭園、ロックガーデン、と感動しながら通り過ぎ、憧れのトムラウシ山頂はやっぱり白一色。 何も見えない中をヒサゴ沼まで引き返したのでした。
ヒサゴ沼周辺の散策 日本庭園にて ロックガーデン周辺 トムラウシ山頂にて
日本庭園を越えて・・・・ 天沼付近 ヒサゴ沼へ落ち込む雪田 ヒサゴ沼畔のお花
第5日目
 ヒサゴ沼小屋(0500)→ヒサゴ沼分岐(0550-0600)→天沼(0630-40)→ロックガーデン(0730-40) →北沼(0830-40)→トムラウシ(0900-40)→南沼キャンプ場(1200)
 今日天人峡へ下りるはずが、仲間に引きずられる形で、トムラウシからトムラウシ温泉へ下りる計画に変更することになりました。 今日は、トムラウシ南沼までの行程です。昨日歩いているので一安心。
ヒサゴ沼キャンプ場にて 日本庭園にて 小沼とお花畑 ロックガーデン上部を歩く登山者
北沼の向うにトムラウシ山頂 トムラウシ山頂にて(1) トムラウシ山頂にて(2) トムラウシ山頂からの光景
 南沼キャンプ場(1140)→三川台(1335)→南沼キャンプ場(1600)
 仲間の一人の提案で、黄金ヶ原から三川台を往復してきました。これぞ「北海道」って感じの高原・お花畑でしたね。 黄金ヶ原のお花畑に感激し、三川台からのオプタテシケに再会を誓って、キャンプ場へ戻ったのでした。
トムラウシ南沼 お花畑のタカネシオガマ 黄金ヶ原に沿って歩く道 黄金ヶ原のお花畑(1)
黄金ヶ原のお花畑(2) 三川台へと続く道 エゾヒメクワガタ カール地形の二ツ沼(1)
雲に霞むオプタテシケ 三川台からトムラウシ方面 前トムラウシの遠望 三川台にて
カール地形の二ツ沼(2) トムラウシへと続く道 一休み・・・・ トムラウシ山頂の青空
南沼からの登り道
第6日目
 南沼キャンプ場(0600)→前トムラウシ平(0710)→沢出合い→沢分岐→カムイ天上(1000)→林道終点(1115)・・・・トムラウシ温泉(1207)
 今日は、トムラウシ温泉へ下りるだけの行程ですが、相変わらず天気が悪い。 トムラウシ公園はそそくさと通り過ぎ、前トム平では強い雨と風に閉口し、 ようやく風のなくなったカムイサンケナイ川沿いの雪渓で休憩しました。 雨のため、カムイ天上への道は泥道となっていて泥と「格闘」していました。 そのちょっと先で、「林道に車を止めているから乗っていきませんか」という親切に甘えて、車でトムラウシ温泉へと下ったのでした。 感謝!!
トムラウシ公園にて カムイ天上にて一休み
 東大雪荘は予約をしていなかったので、大部屋でしたが、長かった山中泊も終わり、最後は温泉宿泊、なんて贅沢。
第7日目
 今日は帰るだけ。最後に東大雪荘前にてお決まりの記念撮影・・・・
トムラウシ温泉東大雪荘にて
 
 新得に出てからは、JRで富良野まで。富良野でお土産にワインとチーズを購入し、富良野からはバスで旭川空港へ。 予定通りとは行かなかったものの、長かった山行も無事終わり、機中の人となったのでした。再見!

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制作:加藤 輝男 2000年2月20日
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