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1996年秋−北ア:燕岳・餓鬼岳 1996年10月10日(木)〜10月12日(土) |
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四連休だし、ゆったりと稜線を歩きたくなって、見つけたのが「北アルプスに残されたスペシャルメニュー」燕岳→餓鬼岳の縦走。 餓鬼岳小屋の食事は美味しいらしいし、今回は小屋泊まりで身軽にゆっくりと歩くことにしましょう。 | |||
第1日目 中房温泉(0540)→第一ベンチ(0605-15)→合戦小屋(0805-40)→燕山荘(0940) |
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朝東京出発ではどうにも厳しいので、仕方なく夜行列車で穂高駅に降り、タクシー相乗りで中房温泉へ。 今日は燕岳までなのでのんびりと出発!。 第一ベンチの水場で休憩、合戦小屋までの道は適度にベンチがあって「休みなさい」と誘ってくれる優しい道でした。 合戦ノ頭に登りつくと、素晴らしい眺めにまた一息休憩。餓鬼岳、燕岳、槍ヶ岳を目にしながら、今夜の宿の燕山荘へ。 10時前に着いてしまったけれど、燕岳は明日にしてお昼寝と決め込みましょうか・・・・。 | |||
夕方、シルエットに染まる槍ヶ岳に感激。北のほうは雲海に浮かぶ相耳峰の鹿島槍まで見えています。 きっと明日は大丈夫でしょう。 | |||
豪華な夕食後は、赤沼オーナのアルペンホルンの演奏を聞いて、優雅な気分・・・・。今回のルートは正解かな? | |||
第2日目 燕山荘(0600)→燕岳(0620)→北燕岳(0655)→東沢乗越(0745-0800)→東沢岳(0835-45) →中沢ノ肩(0930)→ケンスツ分岐(1015-20)→餓鬼岳小屋(1100) |
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今朝は少し雲があるものの、天気はまずまず。薄暗いうちに燕岳まで移動し、山頂からの展望を楽しんでいました。 陽があがるにつれ、明るくなって、だんだんと赤い山肌が移動してゆく様を飽きずに眺めていました。 気がつけば朝のショーももう終わり・・・・。 | |||
燕岳からは北に道をとり、北燕岳の東側を巻いて、東沢乗越への下りへ。 我慢して登り終えると東沢岳頂上で、これから辿る中沢岳から餓鬼岳のゴツゴツした稜線がよく見渡せます。 中沢岳の基部を回りこみ高瀬ダム側に出ると、ダム湖と裏銀座が見渡せるようになり、目指す餓鬼岳ももうすぐ。 後は稜線をゆったり辿れば餓鬼岳小屋が見えています。またまた、昼前の到着でした。 | |||
餓鬼岳は小屋のすぐ裏なので、カメラだけを持って出かけました。北アの稜線からちょっと外れた単独峰のため、展望は抜群!。
燕から槍への表銀座の稜線、烏帽子から鷲羽岳への裏銀座の稜線、さらには針ノ木・鹿島槍、遠く立山や剣まで・・・・。最高の眺めでした。 小屋の食事もウワサ通りだったし・・・・。 |
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第3日目 餓鬼岳小屋(0615)→大凪山鞍部(0705-25)→最終水場(0815-30)→魚止ノ滝(0850)→白沢砂防提(0940) |
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やはりいくらか雲があるものも今朝も上天気。日の出に間に合うように小屋裏の餓鬼岳に登り、昨夕と同じく写真撮影に熱中していました。 雲海の上に昇っていく太陽を眺めながら・・・・。 | |||
小屋に戻って、早々に下山の準備。すぐに樹林帯の下りになり、大凪山からの沢源頭のガレを下ると、白沢沿いの道になります。 途中途中で「魚止ノ滝」「紅葉ノ滝」などを眺めながら、河原から林道に出れば、今回の山行も終りになりました。 | |||
タクシーに乗って、信濃常盤でうまく電車を捕まえて、やっぱり各駅停車で帰ってきました。 今回は、ものすごくのんびりできたし、収穫のあった山行だと思います。 餓鬼岳小屋にもう一泊して、唐沢岳を往復するのもいいかもしれません。 たまにはのんびりと行くのもいいな〜。(どこがのんびりしてたんだか?:影の声) |
制作:加藤 輝男 2000年4月1日
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