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1994年秋−越前の名峰:白山と荒島岳
1994年10月8日(土)〜10日(月)
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 今年は何か遠出(遠征?)が多いですが、再び、体育の日の三連休に北陸の白山・荒島と続けて歩く計画を立てました。 白山を竜ヶ馬場に泊り、南に下りて、鳩ヶ湯に出て、勝原に泊り、3日目に荒島を登る計画です。 2便しかない鳩ヶ湯からのバスに乗車するのがポイントです。 別山からのルートガイドが見つからないのですが、どうにか時間的には歩けそうと見て、出発しました。 往復とも八王子<->金沢の夜行バスです。
 あまりにも不運なことに、夜行バスは金沢に30分間近く遅れて着いたため、別当出合へ行く1日1便しかないバスに乗れなくなってしまいました。 運転手さんに確認しておいたのに・・・・(片町か香林坊で降りれば間に合ったと分かったのは、八王子に帰ってからでした)。

第1日目
 三俣(1045)→横尾温泉(1115)→登山口(1145)→避難小屋(1610)
 気を取り直して、登山に使えそうなバスを探し出し、中宮温泉へと向かいました。 白山を北面から登る計画です。三岐でバスを降りて、川を渡り、ダムの送水管沿いに急坂を登ると、新岩間温泉を過ぎます。 ここからは地図を持っていない道ですが、明瞭な登山道に導かれて登り始めます。 ガスが出て気温が下がる中、やっとのところで小桜平避難小屋に到着しました。こじんまりとした気持ちのよい小屋でした。
第2日目
 避難小屋(0550)→清浄ヶ原(0705)→七倉山(0750-0810)→大汝峰(0855)→御前峰(0950-55)→室堂(1015-20) →黒ボコ岩(1040)→勘助ヒュッテ(1105)→林道(1140)→別当出合(1210)
 翌朝は快晴、見返坂を登り詰めると、向かいに白山が見えます。七倉山から一旦御手水鉢に下り、登り返すと大汝山です。 翠ヶ池・剣ヶ峰を見ながら、御前峰に登ります。展望は抜群、遠くに北アルプスが見渡せ、槍穂のキレットまで識別できます。 展望を楽しんだ後は、室堂へ。今日は室堂に泊ればいいかな、と考えていたのですが、大急ぎで下れば、 金沢行きのバスに間に合いそうとの考えで、飛ぶように降りて行きました。
見返坂から白山山頂 御手水鉢と七倉山 大汝峰への道(1) 大汝峰への道(2)
大汝峰から翠ヶ池・剣ヶ峰 正面に御前峰を見る 御前峰から見る北アの山々 別山へと続く稜線
御前峰からの下り
 金沢行きのバスに乗り込み、金沢から福井に出て、越美北線に乗り換え、勝原に到着。 歩けば1日の距離をず〜〜っと遠回りしたことになります。 勝原で宿を探すつもりでしたが、温泉まで少し距離があるのと、あまりに立派な駅舎の誘惑に負けて、 駅舎内に荷物を広げシュラフにもぐり込んでしまいました。ちょっと無謀だったかな?
 
第3日目
 勝原(0545)→リフト上部(0640-45)→シャクナゲ平(0800-20)→荒島岳(0910-55)→シャクナゲ平(1025-45) →リフト上部(1125-35)→勝原(1210)
 荷物を駅に残し、雪の無い勝原スキー場から荒島岳を目指します。青葉の頃なら気持ち良さそうなブナ林を登ると、シャクナゲ平へ。 鞍部から、木の根に掴まりながら、鎖もあるモチガ壁の急坂を登り、紅葉の始まったピークを越えて行けば、荒島岳山頂です。 山頂には中継所の建物があるのは少し興ざめですが、霞(?)の中、遠くに白山の尾根が見えるのは大感激でした。
スキー場上部から見た大野平野の眺め シャクナゲ平から荒島岳山頂を望む 前荒島から見た小荒島岳 もう山頂も近い・・・・
白山の遠望 荒島岳山頂にて
 
 勝原に戻り、JRにて福井を経由して、金沢へ戻り、夜行バスで戻って来ました。 あ〜〜あ、疲れた・・・・ともだけ言っていられず、会社に出勤したのでした。

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制作:加藤 輝男 2000年05月07日
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