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1990年盛夏−東北:飯豊連山縦走
1990年8月1日(水)〜3日(金)
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 休みの残り半分をどこへ行こうか、って時に、「せっかく東北まで行くんだから」と、飯豊連峰へ行ってみることにしました。 東京からはなかなか行きにくいですからネ。 山形側から入るのが前提条件なので、大石ダムから杁差への長〜〜い登りを採ることになりました。

第1日目
 大石ダム(0845)→イズグチ沢(0925-40)→ゼガイ沢(1010-20)→大熊小屋(1030-1140)→一杯清水(1400)→杁差小屋(1720)
 結局越後下関からのバスは使いにくいため、タクシーで大石ダムへ。 西俣川沿いの道を上流へとたどります。ブナの原生林が続き、木陰で気持ちの良い道でした。 大熊小屋で食事の後は、尾根に取付いて急登の始まりです。 研修で鈍った体に、余分な着替えなどの入ったザックがこたえ、だんだん足取りが重くなります。 その上、登山者には数えるほどしか会わず、ガスが上り始めて、心細い気持ちの中、杁差小屋に到着しました。 夕方には、良い天気になりましたが・・・・。
稜線も近い 新六ノ池付近にて 朝日連峰の遠望 北俣岳へと続く稜線
大石山・頼母木山、遠景は大日岳 大石岳と足下の杁差小屋 杁差岳にて もうすぐ日の入り
もうすぐ日の入り 日の入り・・・・ 日の入り・・・・
第2日目
 杁差小屋(0500)→大石山(0600)→頼母木小屋(0630-0730)→頼母木山(0750) →地神山(0825-40)→門内岳(0930-55)→北俣岳(1100-05)→梅花皮小屋(1120-45) →烏帽子岳(1230-50)→御手洗(????)→御西小屋(1510)
 今日の行程は長いので、杁差小屋を陽の出前の出発です。北俣岳までの稜線が延々と見えています。 頼母木小屋でのんびり朝食を摂り、門内岳を経て、北俣岳に到着です。 2000mをほんの少し越えただけなのに、ドッシリとした山並みと深く切れた谷が印象深い山でした。 梅花皮小屋に寄った後、木陰の無い埃っぽい道を御西小屋目指して出発しました。暑い・・・・・・・。
御来光・・・・ 杁差岳を振り仰ぐ 杁差岳を振り仰ぐ 北俣岳への路
北俣岳が近づく 杁差岳・大石岳の稜線 杁差岳の遠望 朝日連峰の遠望
門内岳から見た北俣岳 もう少しで北股岳 北俣岳にて 梅花皮岳、背景は飯豊山
北俣岳から見る杁差岳 石転沢の雪渓を見下ろす 梅花皮小屋と北俣岳 北股岳の勇姿
 ヒドクばてた体で御西小屋に到着、小屋の水で生き返りました。 小屋は稜線上なので、展望が開けており、西の空に沈む夕陽をずっ〜〜と眺めていました。
御西小屋にて 大日岳を望む 飯豊山への稜線 飯豊山への稜線
夕陽・・・・ 夕陽・・・・
第3日目
 御西小屋(0405)→飯豊山(0515)→頂上小屋(0530-45)→草履塚(0640)→切合小屋(0700-30) →三国小屋(0825-30)→地蔵小屋(0915)→中十五里(1000?)→御沢小屋(1100)
 早朝に小屋を出発し、飯豊山本峰の手前で陽の出を迎えました。杁差岳からの辿ってきた稜線が丸見えです。 御前坂を下り、御秘所を越え、切合小屋で休憩。この辺りまで来るとずいぶん気が楽になります。 三国小屋から剣ガ峰を越えると樹林帯になり、後は長坂尾根の上・中・下の十五里を下るだけです。
未明の飯豊山 飯豊の稜線近くの雪田 飯豊山が近づく 霞みをまとった飯豊山
飯豊山頂から望む大高地山 朝陽に染まる大日岳 杁差岳が遠くになった・・ 切合小屋から振り返る飯豊山
 飯豊鉱泉でバス待ちのつもりでいたら、山都に戻るタクシーの「安くしとくから」の声に惹かれてタクシー相乗りで山都に出ました。 親切な運転手さんだったナー。
 列車を喜多方で途中下車してラーメン食べて、6時間かけて東北本線を各駅停車で帰って来ました。お尻が痛かった^_^;;
喜多方にて
 
 飯豊稜線を早足で駆けぬけた(?)わけですが、大満足でした。 標高こそ2000m前後ですが、スケールの大きな重厚な山々が続き、谷は深く切れ落ちています。 まるで南アルプスの真っ只中にいるかのような、そんな気がしてしようがありませんでした。 また行きたいな・・・・・。

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制作:加藤 輝男 2000年11月25日
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