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1989年冬−北八ヶ岳:天狗岳〜硫黄岳
1989年3月19日(日)〜20日(月)
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 2月24日-25日の休みに出かけた北八ツは雪で何も見えませんでした。 今回はその雪辱戦(単なる憂さ晴らしという噂も?)です。天候は充分持ちそうだし・・・・。
 ロープウェーの始発に間に合うように、時間を計算して中央本線下り始発でのんびりと出かけました。 途中、長坂付近から見た甲斐駒ヶ岳が綺麗でした。
車窓から見た甲斐駒ヶ岳(1) 車窓から見た甲斐駒ヶ岳(2)

第1日目
 山頂駅(0930)→縞枯山荘(0940)→縞枯山(1020)→茶臼山(1050-1130)→麦草峠(1155-1230)→白駒池(1315-1400)→高見石(1425)
 スキー客に混じって山頂駅を降りてみれば、たっぷりの雪でした。 トレースに沿って縞枯山荘を通り抜け、樹林の中、縞枯山を目指します。 山頂脇の展望台では、浅間山を初めに、北ア、中央ア、南アと丸見え、展望を満喫していました。
山頂駅付近のスキーヤー 北横岳の稜線を仰ぎ見る 三角屋根の縞枯山荘 雨池山の肩に浅間山
縞枯山展望台から見た南アルプス 槍・穂高の大キレットを望む 乗鞍岳の遠望 南八ヶ岳の展望
北方に浅間山を望む 茶臼岳へと向かう登山者 登山者、遠望は中央アルプス 縞枯山にて
茶臼岳展望台から北横岳、蓼科山 北方に浅間山の遠望 南八ヶ岳が少し近くに 南アルプスの山々
中央アルプスと御岳(右) 北アルプス南部の遠望 茶臼岳展望台にて 広大な南八ヶ岳の裾野
再び南八ヶ岳 遠くに奥秩父が見える 雪の中を延びるトレース
 半分滑りながら急な坂を下り、中小場から麦草峠へ。ここから縦走路を外れて、雪に埋もれた国道沿いに白駒池に。 白駒池の雪の積もった湖面で遊びつかれた後、ようやく高見石小屋に着きました。 ここは薪ストーブがあり、暖かな、何かホッとする小屋です。
麦草ヒュッテにて 雪の白駒池の湖面 白駒荘が見えている 高見石より白駒池を望む
ようやく日の入り
第2日目
 高見石(0615)→中山(0715-0800)→中山峠(0820)→天狗岳(0910-30)→夏沢峠(1025)→硫黄岳(1115-30)→赤岳鉱泉(1220-30)→美濃戸(1315)→美濃戸口(1400)
 朝、薄暗いうちに小屋を抜け出し高見石で陽の出を迎えます。 遠くの山や足下の白駒池がだんだん明るくなっていくのを飽きずに眺めていました。
朝暮の中の浅間山 陽の出前の白駒池 御迎光 御迎光
高見石小屋、遠景は中央アルプス 高見石小屋 北八ヶ岳の拡がり 再び浅間山
 高見石小屋を後にして、中山の展望台へ。今日も快晴の上天気で、写真撮影に忙しいです、Hi。 昨日よりも、硫黄岳が近くなって、火口壁の迫力が強くなってきているのが分かります。
中山付近から天狗岳 中山付近からの天狗岳相耳峰 中央アルプスの遠望 北アルプスの稜線が一望に
北ア南部と乗鞍岳(左) 中央アルプスと御岳(右) 中央アルプス遠望 仙丈の山頂だけが見えている
天狗岳相耳峰と吊尾根 遠くに浅間山 天狗岳相耳峰へと続く尾根 硫黄岳の火口壁(1)
浅間山が美しい 奥秩父の山並みを望む 硫黄岳の火口壁(2) 中山峠より天狗岳を仰ぐ
 中山峠を過ぎて、稜線に道をとり、東天狗岳へと向かいます。 進行方向には硫黄岳や赤岳が、振り返れば北八ツの裾野が見えています。 北ア、中ア、南ア、奥秩父、と中部山岳の山がみんな見えているんじゃないかな・・・・。
北八ヶ岳の拡がり 東天狗岳頂上はもうすぐ 東天狗岳にて(1) 東天狗岳にて(2)
硫黄岳を望む 荷造りする登山者 天狗岳頂上直下の傾斜を歩く登山者 硫黄岳火口壁が大迫力!!
東天狗岳を振り返る 根石岳にて 硫黄岳火口壁が近付いてくる 佐久平の拡がりと浅間山
荒々しい硫黄岳火口壁
 本当はここから黒百合平・渋ノ湯へ下山する予定だったのですが、時計を見るとまだ9時30分、引き返すには早すぎる・・・・。 硫黄岳を越えても、美濃戸まで6時間はかかるまい、と予定を変更しました。 夏沢峠から一歩足を進める度に、硫黄岳の火口壁が一段と迫って来ます。 一部氷化している雪面を越え、無事に硫黄岳に到着しました。 硫黄岳山頂からは横岳の稜線、赤岳・阿弥陀岳の吊尾根が凄い迫力で迫って来ます。
南八ヶ岳の稜線一望 赤岳と阿弥陀岳 赤岳を引き寄せて・・・・ 赤岳と横岳
中央アルプス遠景 硫黄岳にて 北アルプスの稜線が一望に 荒々しい硫黄岳火口壁
中央アルプスと御岳(右)
 風の通り道の硫黄岳を後にし、赤岩ノ頭から樹林帯に入ると、途端に暖かくなります。 トレースもしっかりしているし、快調に下ってゆきます。 横岳から飛び出している大同心がだんだんと高くなって行くのを眺めながら、赤岳鉱泉に到着しました。 後は北沢の流れに沿って、美濃戸口へ下るだけです。
突き出した大同心の迫力 大同心を見る 大同心を見る 大同心を仰ぎ見る
赤岳と阿弥陀岳(右) 赤岳鉱泉より仰ぐ大同心と小同心 美濃戸より見る阿弥陀岳
 
 前回の雪の中の悔しい思いを吹き飛ばすような青空の下、快適なトレールでした。 思いもかけず、硫黄岳まで足を延ばしてしまいましたが、トレースもしっかりしており、 それほど大変ではなかったような気がします。山はやっぱりこうじゃなくちゃ!!。

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制作:加藤 輝男 2000年11月12日
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