運命の女神の寵愛を受けられなかった
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ガチョン先生、はじめまして。お元気ですか?
『大相撲刑事』の新連載おめでとうございます。
そういえば、先生の作品を初めて目にしたのは、確か当時募集していたギャグキングで、佳作として紹介されていた、「虫さされに木工用ボンド」だったと思います。わずかな紹介記事だったけど、奇妙な単語の組み合わせのタイトルと、大木凡人チックなインパクトのあるキャラクターが印象に残っていました。
そして、そんな自分の前に、「大相撲刑事」は現れました。相撲取りと刑事という異色の組み合わせな主人公ってだけでもすごいインパクトなのに、そいつがさらに妙なタイトルのレポートの提出を容疑者たちに命じるってのが、バカバカしくって超最高でした。
でも、っていうか、面白いのはそこだけだったんですよね。なんか、プレステの「情熱★熱血アスリーツ −泣き虫コーチの日記−」で、パッケージの肩を組んで涙を流す野郎二人組みと、帯の「コーチの手って、あったかい。」ってコピーに胸をときめかせていたら、ゲーム本編は単なるしょっぱい育成シミュレーションだったみたいな感じ?漫☆画太郎、つの丸に続けと息巻いていた編集者のあわてふためく顔が目に浮かぶようです。
っていうか、当時は600万部出ている週刊少年ジャンプに、使用している紙の85%は再生紙だといっても、こんな絵もアレな上にギャグもアレな漫画を載せてるのは、資源の無駄というか、地球に対する冒涜だと思ってました。
ってなんか e-thai-hau-die!! 言ってるけど、なんかこのページを作るために5、6回ぐらい読み直してみたら、血気盛んな厨房だった高校生時代の自分には気づかなかった細かいギャグが随所に散りばめられていて、またーりとした気分で読むと、割といけることに気づきました。特に、少年ジャンプの増刊に載っていた読みきりは内容が盛りだくさんで、そこいらのギャグ漫画と比べても割と遜色ないような気がします。 もしかして、先生の睡眠時間を1時間削って、もうちょっと話を練って、レポートネタ以外で、大関の名言みたいなのをコンスタントにスマッシュヒットを出せれば、歴史は変わっていたかもしれません。ともかく、若貴人気に当て込んだ新連載の『力人伝説−鬼を継ぐ者−』が始まるせいで、『雷神』が始まったせいで打ち切りになった『泣くようぐいす』のようにジャンプを追い出されてしまったのが残念でなりません。
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すらむどらごん君が書いた超人 マウスマンだ!! |
それと最後に、下に書いてある超人は僕が考えたマウスマンです。必殺技はローリングアタックで、超人強度は1億万パワーです。ぜひ大関と戦わせてください。
それではガチョン先生、これからもお体に気をつけて、面白いマンガを描き続けてください。
神奈川県横須賀市(会社員 26歳) すらむどらごん