昨年の12月1日、厚木に移転開院してから、あっという間に一年が経ちました。この一年、伊勢原より引き続いて来院してくださった方や厚木で新しく知り合えた方々にお礼申し上げます。 |
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電子カルテを導入しました。
診察時間を長く、待ち時間を短くを目標に電子カルテを導入しました。まだ不慣れなため最初はご迷惑をおかけすると思いますが、ご勘弁ください。寒くなってきて風邪の患者さんが多くなってきました。あわせてインフルエンザの予防接種の方も多く、込み合ってまいりました。当院ではなるべく待ち時間を少なくと予約制にしておりますが、どうしても時間がずれてしまい、お約束通りにならなくなることがあり、ご不便をおかけすることがあります。それでも予約制の方が待つ時間は少ないと思っています。休み時間をなくしたりして対応したいと思っておりますのでご了承ください。また、毎月一度の水曜日の午後に説明だけの時間(無料)を設けておりますのでご利用ください。
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11月の学会・研究会参加報告 |
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丹沢皮膚の会
小児皮膚科の専門家である山本一哉先生を迎えての講演を聴きました。テレビで取り上げられたアトピー性皮膚炎の特殊な治療をして名医と言われている人が実はステロイドを隠して使っているということです。私も含めてテレビで放映されると真実と思いがちですが、マスメディアの多くはインパクトのある話が好きです。簡単な取材であたかも真実であるように伝えることもあるのです。
多摩小児アレルギー懇話会
国立相模原病院の海老澤元宏先生に食物アレギーの話をうかがいました。今年の4月より食品表示が義務付けられて食物アレルギーの方には朗報となりましたが、生産ラインで表示にはないはずの食物が混入することがあるそうです。食物アレルギーは、男の子に多く、卵・牛乳・小麦・ピーナッツ・大豆の順に多いそうです。
秦野伊勢原小児科医会
子ども医療センターの栗原和幸先生に小児気管支喘息治療の新しいガイドラインの話をうかがいました。当院でも勧めているステロイド吸入療法がメインになるとのことで、これからも自信を持って喘息の治療にあたれそうです。
東日本小児科学会
インフルエンザの専門科である武内可尚先生他、小児の病気の診断・治療の進歩についての講演がありました。インフルエンザ脳症は人口10万人に2.5人、死亡は0.7人だそうです。脳症の予防はウィルスを増やさないことであり、(発症した時にはウィルス量はピークになっている)それにはワクチンしかないということです。
また、藤田紘一郎先生のペット由来の感染症でテレビ番組「ナイトホスピタル」の話にあったQ熱の話題もありました。
以上、今月出席した学会の一部を紹介しました。みなさんの診療の妨げにならないように、これからも新しい知識・情報を伝えたいと思っていおります。 |