maya

私にとって20世紀最後に残っていた「まだ飲んでいない」ビッグなカルトの一本「Maya」を飲む日がやってきました。どうせ飲むならと、この日はDalla Valleの4姉妹を一緒にとの素敵な企画。アレンジはzouk さん、お誕生日ともあって、仲良しのメンバーとカリフォルニアを満喫した夜になりました。本日のラインナップ。

1.LOKOYA Wild Yeast Chardonnay 95
2.SINE QUA NON 'Backward &Forward' California White Rable Wine 98
3.DALLA VALLE Sangiovese Napa Valley 'Pietre Rosse' 97
4.DALLA VALLE Cabernet Sauvignon Napa Valley 95
5.DALLA VALLE Cabernet Franc Napa Valley 96
6.DALLA VALLE Maya Red Napa Valley 93
7.Noon Eclipse 98 Today's Guest from Austraria
8.BERINGER Nightingale Botrytised Napa Valley 91 Dessert



白は2本。どちらも強烈。ヤンキー娘に、摩訶不思議な、なまいきシャルロットという感じ。しかし、 LOKOYAは高いようですね。日本では高すぎます。味も樽樽、樽樽で濃密です。続いてのSINE QUA NONは毎回変わるラベルのデザインで、毎回摩訶不思議。「同じワインは2度と造らない」というのがオーナーのポリシーだそうで、今回はルーサンヌ40%、シャルドネとヴィオニエ各30%づつのブレンドです。香りはきちんと3段階でてきて、最初にルーサンヌ、次ぎに華やかなヴィオニエ、最後はからみつくほど甘い白い花。シャルドネで仕上げです。一杯で3種類楽しめるというのも、また画期的。

 


さて、ダラヴァレです。
見事に並んで記念撮影。4姉妹篇ですから、サンジョヴェーゼの「Pietre Rosse」とフラン、カベルネ、そして「Maya」です。それぞれのコメントをブレンドして。
サンジョヴェーゼはイタリアフリークのtrolさんによると酸とタンニンがしっかりしているが全体に軽やかな印象。イタリアのSg とはやはり毛色が違うとのこと。ウキウキしたサンジョヴェーゼ!というかわいい表現も。ピエトロロッソは97から飛躍的によくなったのだそうです。

カベルネ・フラン。チョコミントアイスクリーム。いんげんを茹でたような香り。ブレンド用に造られているのでフラン単独のボトルは主に自家消費用。しかし、トップクラスの品質との噂。Uさんは本日一番のワインと。

MayaとCS はどちらもデキャンタしてブラインドで出されました。
ビンテージが違うことと、フランの香りが含まれていることがはっきりわかりましたので、みんなずばり正解。深みがあり、濃厚でパワフルなのがMaya、スマートで口当たりがソフトで、でも抜群のバランスだったのがCS。ボルドー好きのりりーさんはCSにいたく感激。価格の差を考えるとCS の方が上、という意見もありました。
そして本日の大胆な試み。CFとCSをブレンドしてMayaを造ってみるということになりました。Mayaをこよなく愛するShin さんですが、Mayaがあまりにも高く、CSとCFを2本買ってもMayaの半分であるということから、一度だけトライしてみたいということでした。
Mayaのブレンド比率はCS/CF が55/45ですが、本日飲んだCS自体がすでに87/13とのことで50/50でブレンド。Cuvee zouk blended by Shin。これがはっきり言っておいしい!果実味がたっぷりで華やかで、なかなか。「元気なMaya」と命名されました。
デキャンタ問題ですが、同じ93をデキャンタあり、なしで飲んだというShinさんによりますと、えもいえぬ香りの華やかさを楽しむにはMayは抜栓直後のほうがいいのかもとのことでした。


Mayaはいかにも有名憧れのカルトワイン。ネーミングやオーナーの物語も含めて飲む者に特別の期待感を与えてくれます。その個性はおそらくこのすばらしいフランが握っていることを実感し、一本のワインがブランドになるのに必要なのは、実力の他にいくつかの神話と運が欠かせないのだとも思いました。

 

最後にNOON。最近アメリカで人気という南オーストラリアのブティックワイナリーNOONの造った"Eclipse"。パーカーが98年に96点をつけたということで、一躍人気カルトへ。セパージュはグルナッシュとシラーで、アルコール度は15.7% 。様々に香りがたちのぼり、タンニンは丸い感じ。とても濃くて飲みごたえ充分です。trolさんのお気に入りになりました。

いづれにしてもまた、大変なワイン会。カリフォルニア好きに囲まれて、たのしい夜でした。
 

Dalla Valle
イタリア出身の実業家ガストフ・ダラ・ヴァレと妻のナオコ・ダラ・ヴァレによって1986年、ナパ・ヴァレーのオークヴィルに設立された。カベルネ・ソーヴィニヨンを中心に3種類にワインを造り、総生産量は3500ケースもど。90年代に入ってからフラッグシップのMayaがパーカーをはじめとする評論家たちに絶賛され、生産量の少なさもあって一躍カルトワインの仲間入りをすることとなった。95年には夫のガストフ氏が亡くなったため、以後は直子さんがオーナーを務めている。ワインメーカーはハイディ・ピーターソン・バレットが担当していたが、現状の品質に満足する彼女とより質の高いワイン造りを目指したオーナーとの間で軋轢が生じ、96年ビンテージからトニー・ソーター&ミア・クラインのコンビにバトンタッチした。


Maya 
ダラ・ヴァレ夫妻のひとり娘の名前をつけたワインで、彼女の生まれた年に植えられたブドウを使い、88年から生産がはじまっている。CSとCFが半々づつのブレンドでパーカーが100点をつけた92年から飛躍的に品質も向上したとのこと。93年は500ケースの生産でパーカーポイントは98。WSは96ポイントとのこと。


  
飲んだ日 2000/11/28
スコア 18.5/20