次期Windows Vistaでは目玉機能であるウィンドウ3D表示『Windows Aero』が利用可能になる。
自作PCなどだと通常インストールではドライバが最新などでないため表示できない場合ある。
これまでとAeroの違いについて記す。

◆ Aero注目機能 ◆
フリップ3D
Widows Aeroが有効のときだけできる機能
Windowsキー+TAB

◆ 基本的機能の違い ◆
スタートメニュー
標準テーマ Aeroテーマ
Aeroが有効だとログインアカウントのイメージ画像が半分上にはみ出る。

ALT+TAB
標準テーマ Aeroテーマ
Aeroが有効だと開いているウィンドウがプレビューで
一覧になるため確認しやすくなっている。

タスクバープレビュー
標準テーマ Aeroテーマ
Aeroが有効だとタスクバーにマウスカーソルを合わせるだけで
開いているウィンドウがプレビューされるため確認しやすくなっている。

しかしディスプレイドライバが正常にインストールされているからといって安心してはならない。
それなりのグラフィックスチップ・グラフィックメモリーを持っていなければならない。
条件としてはDirectX 9対応、32ビットカラーサポート、WDDM(Windows Device Driver Model)準拠のディスプレイドライバ、Pixel Shader 2.0に対応とさまざまな条件が起因してしまう。
これらの条件が揃っていればVistaインストール時に自動的にAeroが設定されてWindowsが起動される。

またVistaには コントロールパネルをたどっていくと「お使いのコンピュータのパフォーマンスの評価と改善」というのがありこのスコアである一定のスコアが出なければAeroを使うことができない。(おそらく3以上くらい)

グラフィック能力がAero条件に
達しない場合
グラフィック能力がAero条件に
達する場合

◆ 手動でのAeroテーマ変更手順 ◆
1.前項の「パフォーマンス評価」で基本スコアが『3』以上あるとする
2.[コントロールパネル]−[デスクトップのカスタマイズ]を選択
  
3.[個人設定]を選択
  
4.[テーマの変更]を選択してテーマリストボックスから「Windows Vista」を選択
  
5.[個人設定]−[ウィンドウの色とデザイン]を選択
  すでにAeroになっている場合このウィンドウが表示される。
Aero条件を満たしていない場合、
リストに「Windows Aero」が表示されない。

所感として下記のハード構成(充分すぎるか)でディスプレイ解像度がWXGA(1280×768)ならAeroの動作に違和感はない。
  CPU:Core 2 duo
  チップセット:Intel G965
  グラフィック:オンボード 256MB
  メモリ:2GB
WXGAくらいの解像度であればグラフィックメモリも256MBあれば充分でひょっとしたら128MBでもそこそこいけるのではないかと思う。あくまでビジネス用途程度に使うにはということで、これにさらに3Dゲームや高解像度を望むのであればそれ以上のグラフィック能力が必要になる。
前評判からかなりグラフィック能力がないとAeroは快適に動かないのではと思ったがオンボードでもとりあえずOK。 メモリやCPUが万全だからかもしれないが。
しかしVistaOS自体のメモリ消費量は半端でない!起動後にすでに700MBを超えるメモリ使用量…
テーマをクラシックに変えて、パフォーマンス重視にしてもメモリ消費量自体は変化がなかった。