仕事の関係上、BizTalk Server 2006 R2 に触る機会があったのでまだ初心者的な覚え書

 スキーマのレコード要素メニューにフラットファイルウィザードメニューを表示する

 BizTalk では一つのテキストファイルにヘッダ・本文・トレーラのような複数行にまたがって論理的構造を持つテキストファイルを
簡単に取り込むことができる。その際にフラットファイルから容易にスキーマを作成するために「フラットファイルスキーマウィザード」と
いうので定義ができるが、通常スキーマエディタのノードのコンテキストメニューにないメニューを表示させる必要がある。

(1) <Schema> ルート要素を選択して
(2) プロパティウィンドウ −> スキーマエディタ拡張機能 で[...]をクリックし
(3) 「フラットファイル拡張子」をチェックして[OK]
(4) ルート要素でもなくても子レコード要素からフラットファイルウィザードでスキーマ定義を追加できる


  Biz1-1.png   Biz1-2.png   Biz1-3.png

 取り込むテキストファイルのエンコード種類を変更する

 テキストファイルを受信取り込みするためのスキーマを作成したあとに、取り込むファイルのエンコード種類を変更するには

(1) <Schema> ルート要素を選択して
(2) プロパティウィンドウ −> コードページ で適切なコードページを選択する

コードページが異なると含まれる文字によってスキーマインスタンスが生成できないことがある。

  Biz1-1.png  

 オーケストレーションからオーケストレーションの呼び出し

 オーケストレーションエディタで使用できる
「オーケストレーションの呼び出し」
「オーケストレーションの開始」
はそれぞれ、別オーケストレーションファイルの定義を呼び出せる機能だが
これらの違いは、前者が『同期呼出』、後者が『非同期呼出』となる。


 オーケストレーションでの例外処理

  通常VBやC#で例外が発生したら例外オブジェクトからメッセージ等が取得できる。

   

これをオーケストレーションで例外が発生したときに例外オブジェクトを取得するには

(1) 例外のキャッチシェイプのプロパティで例外オブジェクト名に上の「ex」に相当する変数名を設定
(2) 例外オブジェクト型に上の ex の型を示す System.Exception を設定
(3) 例外処理内で式シェイプ等を使用して ex 変数オブジェクトに アクセスすることができるようになる