Android用の開発環境構築(3)−エミュレータ編−


1.エミュレータの利用

@Eclipse IDEの[ウィンドウ]−[Android SDK and AVD Manager]をクリックし、
左のリストより[Virtual Devices]をクリックします。



A[新規]ボタンをクリックして「Create new AVD」ダイアログを開き
各設定を入力して[Create AVD]ボタンをクリックするとエミュレータが作成されます。



Bエミュレータを起動するには@の画面で起動したいエミュレータを選択して[開始]ボタンをクリックします。


※起動には結構時間がかかります。

2.Xperia用エミュレータ

エミュレータの外観はAPIのバージョンによって異なり、決められたものになっています。

Android 1.6 Android 1.5

しかしソニーエリクソンのサイトよりXperia用のアドオンをダウンロードすることで、Xperiaの外観に変更することができます。

@ソニーエリクソンのサイトより「Xperia add-on」をダウンロードする。



AAndroid SDKのインストール先「<SDK_HOME>\add-ons」フォルダにダウンロードしたファイルの解凍したものを配置します。
例:「C:\AndroidSDK\add-ons\XPERIA-X10_r1」



BEclipse IDEのAVD ManagerでAVDを新規作成するときに、ターゲットとして
「X10(Sony Ericsson Mobile Communications)- API Level 4」というのが選択できるようになります。





C開発アプリで マップなど Google APIs 1.6 を使用していると、ターゲットに「X10」は選択できません。
しかし見た目だけでもXperiaにしたいなっていうときは、スキンだけを変えることができます。

Aで配置したXPERIA_X10_r1フォルダの中に「Skins\X10」フォルダがあるので
このフォルダを「<SDK_HOME>\platoforms\android-4\skins」フォルダにコピーします。
そうすると Virtual Device作成時に[Skin]項目で「X10」を選択できるようになります。



※但しこの場合、外観だけがXperia風になり、起動する仮想Androidは通常の1.6バージョンと同じになってしまいます。