【Timetable】

 15:30〜 OPEN
 15:50-16:25 K3
 16:25-17:00 DAB♂
 17:00-17:35 Kumagai
 17:35-18:15 Nakamoto from 西宮
    (飛び入り
 18:15-18:55 LIVE
         DAB♀/OHTSUKA/Yokoyama from 各駅停車
 18:55-19:35 スペシャルゲスト青木孝明さん
 19:35-20:15 Nakanishi
 20:15-20:30 リクエスト

【ダイジェスト】スライドショー(QuickTime)

  ・PART1(224KB)
  ・PART2(220KB)
  ・PART3(240KB)

【SETLIST】

□K3

テーマは「ソニーづくし」。私が中学生のころ聴いていた、80年代後半の Epic&CBSソニー所属のミュージシャンをかけまくるというのは昔からの夢でした。 もう、かけたい曲満載なので、35分の中に無理やり12曲詰め込みました。 佐野元春がない!TMはどうした!とかご意見ご不満ございましょうが、そこは ひとつよしなに。 1 海のテーマ〜海につれていって/渡辺真知子 「海につれていって」(1977)   何故か私の記憶のいちばん底にある音楽が渡辺真知子。彼女がソニー 所属だったというのも何かの縁だったのでしょうか。   「迷い道」「かもめが飛んだ日」など、初期の名曲も収録の1stアルバムより。    2 6月の雨/谷村有美 「Prism」(1990)   彼女の音楽オタクな一面がいちばんよく表れた一枚より、今の季節に   ぴったりの曲を。気持ち悪いコード進行や転調など、かなりひねくれて   います。このままの路線でいければよかったのに、なまじ絵的にイケてた   せいか、その後はガールポップの権化みたいな扱い方をされてしまったのは   おそらく彼女にとっては不幸だったのだと思います。休養前はかなりイタい   感じになってましたしね。なにはともあれ、復帰、そしてご結婚おめでとう   ございます。    3  Stella's Cough/大江千里 「Sloppy Joe」(1989) いまや私のDJではすっかりおなじみとなりました大江千里。一部では   全曲彼の曲でいくのでは?という邪推もあったそうですが。   当時シングルで切られた曲を今聞くと軒並みイタく感じる中、こういう   「アルバムの3曲目」あたりにある曲はスルメのように味が染みてけっこう   いい感じ。   4 水の冠/鈴木祥子 「水の冠」(1989)   鈴木祥子初期の名作より。こういう透明感をもつ人って最近なかなか   いませんね。 5 米米CLUB/Primitive Love 「KOMEGUNY」(1987)   「SURE DANCE」も「浪漫飛行」も入っているアルバムですが、なぜかこの   ジェームス小野田がボーカルをとった曲をよく気に入って聴いていました。   最近、物まね番組でパパイヤ鈴木の真似をしていてちょっと幻滅しちゃい   ましたけど。    6 Richじゃなくても/渡辺美里 「Breath」(1987)   佐橋佳幸、伊秩弘将、TMネットワークのご面々など、ここ数年の音楽シーンを   裏で支える人たちは若い頃こんなアルバムに集結していました。美里本人も   まだ20歳、次作にして代表作「Ribbon」前夜のちょっと未完成なところが   未だにお気に入りな1枚です。 7 Lemonの勇気/PSY.S 「Pic.Nic」(1987)   すごく当時は好きな曲だったんだけど、改めて聴くと音のショボさが   目立ちますね。是非今の録音技術を以ってリマスタリングしてほしいなと。 8 青空ドライブ/詩人の血 「What if...」(1989)   全くの後追いです。某ミュージシャンが最近カバーしてから聴き始めたと   いうていたらく。でも今聴くとなかなかイケてます。 9 Guilty/鈴木雅之「Martini」(1991)   Martin はどちらかというと山下達郎プロデュースより小田和正プロ   デュースの曲がお気に入りなのですが、この曲は別格。大村憲司の   ギターが泣かせます。 10 High Roller/久保田利伸   青森からの使者に捧げる一曲。今度「Let's Get Groove」を大音量で   かけましょう > 使者。 11 イケナイコトカイ/岡村靖幸「DATE」(1988)   岡村靖幸はほんと「実は好きだった」人が多いですね。ちょっと年齢層   高めのカラオケに行ったら彼の曲(「だいすき」あたりが無難)を唄って   おくとまず2、3人カミングアウトしてくれます。   そんな彼の名バラード。鈴木祥子もカバーしてますよ。 12 Endless Rain/X   Xって、妻が唯一知っているポピュラーミュージック(笑)なんですよ。   彼らもソニーだったという事実を知って驚愕しましたが。   ということで最後にこれを。

□DAB♂
ホントはテーマ的なものもあったのだけれど、諸般の事情(汗)により、ごった煮状 態に。それでもDJ不在の前半部分はデヴィッド・フォスターとその仲間達つながりに なっていたのだった。と今、気づいた。 1.Stranded/Sheila Vol.2 Les Annees Discoより フレンチポップスのアイドル、シェイラが70年代後半から時流をにらみ、ディスコサ ウンド等に挑戦していく時期をフィーチャーしたベスト盤からの、言わずと知れたエ アプレイのカバー。曲は有名、演奏は無名というところが1曲目に相応しいかと。 2.What's Goin' On/Larry Klimas Retrospec(t)より DJイベントに対する全く個人的な印象なのだが、やっぱり知ってる曲に反応してしま うのだよ。ということで、超有名曲。カリズマのSax.ラリー・クライマスのリーダー アルバムに収録されたこのヴァージョンは、ジェイソン・シェフ、ビル・チャンプリ ン、ジョセフ・ウィリアムズという、ある種鉄壁のヴォーカルによるもの。 3.What About Me?/Kenny Rogers With Kim Carnes & James Ingram What About Me?より で、この流れの真打ともいえるデヴィッド・フォスター・プロデュース作品。しかも バラード。さらにデュエット、というより3人の場合はトリエットとか言うのか?まぁ 、ようするにコテコテということですな。ラヴ・ストーリーズと銘打ちながら、こう いうのがベスト盤に入ってないのはおかしいでしょ。 4.Southern Serenade/Bill Champlin He Started To Singより 選曲にあれこれ悩んだあげく、自分の好きなもの、普段聴いているものを端からかけ ちまえばいいんではないかと思い立ち、我が家のヘビロテから1曲。90年代お盛んだっ たビル・チャンプリンのソロアルバムから、奥方タマラの声もフィーチャーされてい るコーラスばりばりの名曲。 5.All I Want/Stephen Bishop All I Want For Christmasより 日本ではビデオのみのお披露目となった映画「クリスマスに万歳!」のサウンドトラッ クアルバムから主題歌。映画自体はレスリー・ニールセンがサンタを演じてるだけが 売りの微笑ましい作品だが、この曲はデヴィッド・フォスター作・プロデュースをス ティーヴン・ビショップが唄う、まさにザッツAOR。 6.Eyes Of Child/Michael McDonald South Park Bigger, Longer And Uncutより 日本、北欧以外では、すっかり過去のものになった感のあるAORも映画館では、ま だまだ現役。アニメ界のモンティ・パイソンとも言われるサウスパークの映画版より、 エンドクレジットに流れるマイケル・マクドナルドの新曲を。とはいえ1999年の映画 なのでニューアルバム以前ではありますが。 7.Holding Out For The Hero/Original Cast Footloose The Musicalより 今回DJをやるにあたって、期待されていたのはコレだろうと思いつつ、まんま葛城ユ キとか浅倉美稀とかをかけるのもアレなので、誰も聴いたことがないであろうヴァー ジョンで。もはや「スクール・ウォーズ」の面影は何処にもあるまい。 8.Time After Time/Mark Williams & Tara Morice Strictry Ballroomより トリを飾るのは80年代の名曲。シンディ・ローパーのオリジナルを聴いた時に、誰も が考え付いたであろうデュエット版を何のてらいもなく再現してしまった映画「ダン シング・ヒーロー」のサウンドトラックアルバム収録曲。しかも女性ヴォーカルを担 当するタラ・モリスはこの映画のヒロインでもある。てことは、まぁミュージカルみ たいなもんだ。

□Kumagai
しっとりとした空間にふさわしく、しっとりとした選曲をと考えて いたのですが、前日のワールドカップ一次リーグの 日本×チェニジア戦を見て、急遽変更! 家にあるCDをひっくりかえして、ワールドカップ決勝トーナメント進出国に ちなんだものを探してみました。 1. GOAL サッカーの「Goal」シーンのTV中継。おそらく、アルゼンチンのチームかな。 ウォン・カーウェイ監督による映画「ブレノスアイレス」より。 決勝トーナメントには進めなかったけど、一番応援していたチームなので 入れました。 2. Them / Mistic Eyes アイルランドからは、ヴァン・モリソンをフィーチャーした「ゼム」で。 3. Crush / London Calling イングランドは、「クラッシュ」の代表曲で。 4. Cardigans / Carnival あまりなじみがないスウェーデンだけど、カーディガンズで 一気に身近になりましたね。おなじみの曲。4年に一度の祭りであります。 5. Youssou N'dour / How you are そういえば、ユッスー・ンッドールはセネガル出身だった! アフリカ諸国の独立のことが盛り込まれた歌。カメルーン、ナイジェリアも なども歌われています。 6. James taylor / Mexico 苦しいけどメキシコ。 稀代のシンガーソングライター、ジェームス・テイラー (アメリカ人)によるメキシコへの憧れを歌った曲。 7. Bob Dyran / Po' Boy アメリカからは、大御所。昨年出た新譜がすごくよかったです。 そのなかから、まるでスタンダードのようないい曲を。 8. Nino Rota / Gelsomina イタリアからはニーノ・ロータ! ブラジルのカエターノ・ヴェローゾがフェリーニに捧げるライヴ を行ったときのやつ。 9. Jeff Mulder / Brazil 「未来世紀ブラジル」で有名な曲。歌っているジェフ・マルダーは アメリカのしぶいオヤジですが。 10. Caetano Velozo / nao encho ブラジルからは、やっぱこの人がいいなあと思ってもう一回 カエターノ・ヴェローゾ。 11. Gipsy Kings / My Way スペイン。おなじみのジプシーキングス! 名曲ですね>マイウェイ 12. Smap / 愛の灯 日本はスマップ! キリンジ兄の曲。いい歌です。 13. Happy Together 最後は再び映画「ブレノスアイレス」より。映画ではフランク・ザッパ版 を使っているそうですが、サントラでは権利の都合で香港のミュージシャン によるコピー版。古典的名曲ですね。 ということで、ぎりぎりまで選曲に難儀しましたが、 (スウェーデンはやっぱヴァーナ・リンドで行きたいなあとか、 やっぱポルトガルのマトレデウスも入れたいし、トルコの国歌と 行進曲も好きだし……うーん) とても楽しんで選曲しました。

□Nakamoto from 西宮
DJおっちゃん テーマ 「林哲司全仕事」 今年、音楽活動30周年を迎えた林哲司の特集 JASRACに1300曲強が登録されているらしいが 本人も何曲あるかは把握していないらしい 本屋で偶然みつけた「林哲司全仕事」という本がキッカケとなり そこからは一直線の選曲作業となった 関連する数曲ずつをACIDでリミックスしてCD-Rで持ちこんだ 1.悲しみがいっぱい 林哲司 2.悲しみがとまらない 杏里 3.悲しい色やね 上田正樹   当時「悲しみ3部作」と呼ばれていた   特に1.は林独特の王道ポップ路線。本人の歌は激ヘタ(笑) 4.September 竹内まりや 5.真夜中のドア 松原みき   70年代末に、この2曲で林哲司は作曲家として認められた   いわゆる「洋楽」な曲で「歌謡曲」に殴りこみ 6.北ウィング 中森明菜 7.Dang Dang 気になる 中村由真 8.A.r.i.e.s 柏原芳恵 9.天国にいちばん近い島 原田知世 10.雪に書いたLove Letter 菊地桃子   80年代アイドルが「大人」なイメージを構築しようとする際に   林哲司を起用することが多かった   「洋楽」と「歌謡曲」を絶妙のバランスで融合する林独特の作曲手法が   市場に受け入れられ、大ヒットを連発   8.はタイガースのアリアスの応援歌として「おはようパーソナリティ」で   最近よく使われている(実話)   10.の桃子のささやきボイスは鳥肌モノ 11.Stranger's Dream ジャッキー・リン&パラピオン   「太陽にほえろ」の後番組である「ジャングル」の主題歌   「女版オメガトライブ」として同一プロデューサーが仕掛けたもの   いわゆる「一発屋」 12.ふたりの夏物語 杉山清貴&オメガトライブ   作曲1日、アレンジ1日、録音1日で作られた曲   タイアップの関係で納期がタイトだったらしい   売上と工数は比例しないことを証明(?) 13.思い出のビーチクラブ 稲垣潤一   日本作曲大賞受賞曲 [LIVE] いつものように「完コピ」「聞きどころは間奏」のカラオケを 機材持ち込みで歌うパフォーマンス 以下2曲は林の作曲ではない 14.Mermaid Princess(角松敏生)   社長ファンに捧げる曲 15.君は1000%(1986オメガトライブ)   かどまつとしき−−カルロストシキ   林の曲・アレンジを分析して作られた名曲   カルロス・トシキは今どこに

□飛び入りゲスト:Arai from 下北半島
“私のサロン・ミュージック、フロム・シモキタ・トゥ・シモキタ” 01. アローン・アゲイン/草刈正雄   from 青春の光と影 (1973) 02. 人生はそんなくり返し/井上順之(井上順)   from "幸福泥棒/井上順之ヒットショー"(1972) 03. ディス・ガイ(ライヴ)/内山田洋とクール・ファイブ from "熱唱!限り無き前進 内山田洋とクール・ファイブ・リサイタル"(1979) 04. sunny / james brown with marva whitney from " gettin' down to it"(1969) 01. ギルバート・オサリバンによる余りにも有名なこの曲で始めた10分一本勝負、   歌うのは70年代の男前日本代表、草刈正雄。アレンジはシンプルながら独特   な正雄のハイ・トーン・ヴォイスに人生の儚さを感じることでしょう。 02. アメリカンジョーク界のジャパニーズドリーム、井上順の井上順之(じゅんじ)   時代のファーストソロアルバム収録曲(1971)。安井かずみ−ムッシュのペ   ンによる楽曲の素晴らしさに加え、ソフトロック的なオーケストレーションが   美しいこの曲は今こそ聴かれるべき。今回の音源は翌年発売のベスト盤より。   03. “クール・ファイブ・ミーツ・バカラック”。   あぁ、なんと甘美な響き。   ピチカート・ファイヴ、ボルテス・ファイブと並び賞される、日本が世界に誇   るファイヴ、クール・ファイブ。1978年、渋谷公会堂におけるデビュー10周   年公演より、バカラックの代表曲のカヴァー。   前川清の力強く誠実な歌声の前には、福山雅治でなくてもこの歌を若い世代に   伝えなければという衝動にかられてしまいます。   何故か間奏で笑いが起きるあたり、演歌と一括りに捉えるとその奥深さは一生   味わえぬことでしょう。 04. 洋邦問わずカヴァーされる曲としてはメジャーと言えるボビー・へブの名曲「   サニー」。ご存知JBが当時の“女”、マーヴァ・ホイットニーとのデュエット   で聴かせます。ソウルやファンクの金看板であるJBですが、この曲はジャズコ   ンボをバックにしっとりと歌い出して徐々に疾走する展開はJBらしさを感じさ   せつつも、ディスコよりはバーカウンターを思わせる、よりアダルトな雰囲気   を醸しています。  会場写真のみの判断で「爆裂しない」内容での10分一本勝負をやらせていただい たのは非常に面白い経験でした。って、予定外で勝手にねじ込ませていただいたわけ ですが。楽しかったです。

□LIVE
かんどり ゆうこ(Vo.Key.) おおつか たかし(G.Cho.) 各駅停車 ヨコヤマ(Perc.サンプラー) ライブ班6/15のテーマは「青山陽一のエロス」でした。 いつもさらっと歌われてますが すごい歌ばっかりなので みなさまにじっくり聴いていただくべく、ここにユニットを編成致しました。 ほんとはもっともっとねっとり行きたかったかも。 実はメンバーみんな淡白なのか?(詳細不明。) 曲名/アーティスト名/アルバム名 1.On The Dunes 青山陽一「EQ」 ●ゆっくり、ゆっくりを心掛けました。ゆる〜い空気がポイントなので、多少の  揺れも吸収すべく、当初リズムは打ち込みにする予定を急遽生パーカスに。(か) ●スローな曲を演ることの難しさを思い知らされた曲でした。かんどりさんの  キーボードが大活躍。(お) 2.花のトリコ さいとうみわこ「One Dozen Gentlemen」 (Words 青山陽一&さいとうみわこ Music 青山陽一) ●Vo.の愛唱歌につき思い入れもひとしお。スリリングなキーボードとおおつかさん  のコーラス、いかすパーカスが聴きどころ。「ギーロチョチョ」がいいよね。(か) ●最初の練習でハモった時、妙に気恥ずかしかったのを覚えてます。(笑)(お) 3.怪しげな恋 青山陽一「Ah」 ●原曲低いんす。結構キーあげました。「蒸し暑くなる」箇所合わせるのに結構  苦労。(か) ●今回のセット中、唯一ラフに(=気楽に)弾ける曲でした。(笑)  それもこれも、スネアとシェイカーで盛り上げてくれてるおかげです。(お) ●ライブやる直前にブラシ(タイコ叩くジャラジャラしたやつ)壊れた。  練習の時やってたことが、この曲以降できなくなり、その場を取り繕うのが  大変でした。要はぶっつけ本番でした。(各駅停車ヨコヤマ) 4.かつて...。 EGO-WRAPPIN' 「満ち汐のロマンス」 〜5.難破船のセイラー 青山陽一「Bugcity」 ●一応後半シリアス路線を目指してたので、「別の世界にいっちゃいました」という  お客さまのお言葉は超うれしかったっす。しかし難曲でした。2曲とも。(か) ●本ユニット結成の話があったときに「女性ボーカルの歌をぜひ!」と思い  去年よく聴いた女性ボーカルものから「かつて...。」をリクエスト。  リズムがキープできないわ、3連符がうまく弾けないわ、瞬時にピックを持ち  替える場面があるわで、最後まで悪戦苦闘でした。「難破船のセイラー」とは、  キーの同じ箇所を見つけて強引に繋げてみましたがいかがでしたでしょうか。(お) ●1ヶ月位前に見た、今回のゲストDJの青木さんのライブの「ギターとチェロ」と  いう編成に触発され、サンプラーでチェロを弾いてみました。音が8個しか使え  ないので、冒険できず残念。本物が弾けたらいいのにねえ。ビジュアル面のチェロ  好きっす。「セロ」と言う方が味わいぶかいっす。(各駅停車ヨコヤマ)

□スペシャルゲスト(青木孝明さん)
 テーマは中学時代の俺。しかし中にはその時の勢いでその頃聴いて いなかったものもかけてしまったものもある。まぁ、それらの曲には 正直に嘘と書いておきましょう。順番は大体でもしかしたらこぼれて いるものもあるかも知れません。 1.LOVE WILL KEEP US TOGETHER/CAPTAIN & TENNILLE  ルートと5,6,7度のブルースのヴォイシング。それを初めて聴いたのが セサミストリートのテーマという日本人は多いと思う。かくゆう私もそう。 そしてその次にそれを意識して聴いたのがこれ。何て海外の音楽はかっこ いいんだろうと思ったものだ。ルートが下がっていくところが今聴いても 本当に洒落れている。70年代のニールセダカ。ナイス。ちなみに本家の バージョンのバックは4人組時代の10CC。こちらも愛聴しています。 2.SHORT PEOPLE/RANDY NEWMAN  僕が洋楽を聴きはじめた頃のランディーニューマン最大のヒット曲。 これが入っている"LITTLE CRIMINALS"は今でも聴き続けているのだから随分 長い付き合いだ。最近レニーワロンカーのインタビューで知ったのだが、 この曲のサウンドは前のLOVE WILL KEEP US TOGETHERみたいなものを狙った そうである。 3.LAUGHTER IN THE RAIN/NEIL SEDAKA  ということでやはり70年代のニールセダカはかけとかないと... 4.YOU MAKE LOVIN' FUN/FLEEDWOOD MAC  フリードウッドマックは当時そんなに好きではなかったのだが、洋楽好きの 妹がよくかけていて、この曲だけは好きになった。その頃はボブウェルチの 方に夢中であった。だんだんと好きになっていったクリスティンマクヴィーは ずっと後のソロアルバムもよく聴いた。 5.JERICHO/JONI MITCHELL  ラストワルツでCOYOTEを聴いたのがジョニミッチェル初体験。 初めて聴くのになんだか懐かしいメロディーと声。しかしラジオで聴いたドン ファンのアルバムはELPやツェッペリンに夢中だったガキにはまだ早かった。 良さが分かるのにはあと2,3年を要しました。 7.L'ATTENTE/FRANCOISE HARDY 6.LOVE IS IN MOTION/THE STORIES  この2曲は流れ上の嘘です(笑ってごまかす)。 音はこの時代のものにぴったりだが、実際は現在愛聴しているもの。 8.DON'T LOOK BACK/BOSTON  これは本当。大人になったらカーステレオで聴きたかった。大人になって 実際やった時はある種の感慨があった。 9.TUSH/ZZ TOP  これはその頃にしては古いのだが、多分ベストが出て、ラジオで聴いたんだ と思います。しびれたね。 10.SOONER OR LATER/PILOT  これも嘘。でもその頃聴いていたら確実に夢中になっていた筈。 11.WITH A LITTLE LUCK/WINGS  そして最後はウイングス。 LONDON TOWNを最初に聴いた時にはUSAライブの後だけに、地味で少しがっかり したけれど、聴けばきく程味が出た素晴らしいアルバム。

□Nakanishi テーマ「俺の喫茶ロック、夜のHAPPY END PARADE」 01)Stop/Joe Henry "SCAR" 私の昨年度No.1アルバムから怪し気なインチキ・ラテンナンバー。 02)Altitude/Chris Whitley "Dirt Floor" ここ数年私のお気に入りアーティスト、クリス・ウィートリーの98年作 から。昔はパワーポップな感じで演ってた人なんですが、そんな中でも アルバムに1曲はドブロ弾き語りのグワングワンなブルースがあったり。 最近はクレイグ・ストリートと組んでそっち方面の良さを全面に出した 傑作アルバムを連発しています。 03)Show Me a Love/Cassandra Wilson "belly of the sun" クレイグ・ストリート繋がりになってますね(今気付いた)。この曲を 含むアルバムは違いますが、彼女も最重要アーティストであることには 変わりません。低音ファンク。 04)風来坊/田中亜矢、宮崎貴士、清水恒輔 "HAPPY END"(かばあぼっくす) 今回のテーマに合わせてみました(笑)。 例のトリビュート盤から「OZ DISKの金延幸子」の清清しい歌声を。 05)red curb/Rei Harakami "red curb" 牧歌テクノ(という呼び方があるらしい)。04)とは空気感が近いかと 思って繋げてみました。殆ど聴こえてませんでしたけど(泣)。 06)リアルな現実 本気の現実/佐野元春 "Moto Singles 1980-1989" テクノ繋がり。 エレクトリック・ガーデン!!そんなウイルがうらやましい。 07)Family Man/Mike Oldfield "Collection" ホール&オーツのヒット曲として御存じの方が多いことでしょう。私もそう でした。しかし何でこの曲カバーしようとしたんでしょうね。ロバート・ フリップ経由?違うか。 08)Fly Me To The Moon/Rebecka Tornqvist & Per'TEXAS'Johansson                   "The Stockholm KAZA Session" 声ってのは重要だなあと思う訳です。有名な曲のカバーですが、曲その ものの良さもさることながら、やっぱり最後は声が生かしてるなあと。 09)Guess I'm Dumb/Glen Campbell "the capitol years 65/77" 山下達郎のカバーの方が有名かも知れないブライアン・ウィルソン作。この 人自身はどっちかというとジミー・ウェッブの一連の楽曲を歌ってる人という 印象ですが、これも言う迄も無く名曲です。 10) Alive Again/Trey Anastasio "Trey Anastasio" フィッシュのフロントマン、トレイ・アナスタシオのソロ作から。ホーンが 印象的なラテンナンバーです。ライブだと延々演ってくれそうな感じ。 11)はっぴいえんどメドレー/裕木奈江 "ever green"   夏なんです〜氷雨月のスケッチ〜かくれんぼ 最近立続けに出ているトリビュート盤に、何故彼女の名前が無いのだろう? はっぴいえんどファンなら誰もが思う疑問にお答えしてみました(笑)。 93年に自分のライブに鈴木茂を招いてメドレーを演るという早さには、かの 渡辺満里奈もびっくり(笑)。茂御大は全編でメラメラとギターを弾いて おられます(自曲「氷雨月のスケッチ」ではコーラスも)。 12)God Only Knows/Jubilant Sykes "wait for me" 中性的な魅力を持つボーカリスト、ジュビラント・サイクスによる、ビーチ ボーイズ超名曲の南部臭漂うカバー。ブライアン・ウィルソン繋がり、かつ クレイグ・ストリート繋がりということで。