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[661]三鷹の(2008/12/21)
武蔵野市民文化会館で「leteのコンサートvol.1」。
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下北沢のあの店のスペシャルコンサート。正直lete自体はどうでもよくて(笑)出演者に猛烈に惹かれたので、電車を何本か乗り継ぎ足を運んだ次第。三鷹は10年近く前に仕事で良く来ていた街だが、いつの間にかエキナカが出来ていて雰囲気がまるで違うことにまず驚いた。

会場に着くとトップバッターは既に演奏中。スタッフに曲間入場を勧められたが、席が2列目中央で何かと周りに迷惑がかかるということ、実はお目当ては2番手以降(失礼な)ということでロビーで音を聴きながら待つ。その間、物販コーナーで西脇さん(さかな)の限定CDを確保。

ということで観たのは2番手からになるが、以下、簡単な感想。

○中村まり/桜井芳樹
 相性の良さはロンサムとの共演で立証済みだが、あらためてその素晴らしさに圧倒される。
 古き良きアメリカの再現のようでいて実はどこにも無い彼等だけの音楽。これが観られる
 だけで三鷹まで来た甲斐があるというもの。進捗率75%(笑)という新作が待たれる。
○滝本晃司
 元「たま」の人ですね。ソロは聴いた事無かったけど、意外?にメロウな音と甘い声で
 ゴシック的とも言えるような奇妙な歌詞を弾き語る。こんなクラシックなホールで聴くと
 更にその奇妙さに拍車がかかる。
○TICA
 不勉強ながらこちらも聴いたことがなかったのだけど、インパクトは一番だった。
 武田カオリの包み込むような、非常に安定したボーカルに、間合いがかっちり計算された
 かのような石井マサユキの緻密なギターワーク。もう完璧としか言いようの無いアンサン
 ブル。石井さんにはThe Changの頃の飄々としたイメージがあったので、余計びっくり。
○さかな
 もしかしたら「怪しい隣人」のゲスト以来?の久々のさかな。
 以前はどこかヒリヒリするような緊張感があったのだが、午後の日差しのように暖かな
 今のさかなも素晴らしい。"Johnny Moon"や"Rockin'Chair"はCDと大きくアレンジが
 変わっていてまるで新曲のよう。最後はポコペンさんの発案で出演者全員がステージに
 上げられ、演奏に参加するのではなく後ろで二人の演奏を聴くという妙な、でもらしい
 大団円に。

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