54番の記事表示
戻る HOME
[54]で、(2004/03/31 - (2))
[画像256x192(49.23KB)]
最後に連れてこられたのが「花まる子ショッピングセンター」という観光客向けの店で、店名もさることながら、あまりの落差にくらくらきそうな程冷房が効いていてびっくり。お客へのサービスということでミネラルウォーターを手渡され、店員に「買うか買わないか後で判断すれば良いから、欲しいものは取り敢えずここに入れる」「一杯買えば一杯ディスカウント」とカゴを指差される。この時点で個人的にはかなりムカムカきていたのだが(苦笑)、どのみち土産を買えるのはここ(マーレ)しかないだろうし、暫く様子を見ることにする。

品揃えは流石に立派なものだが、値段が現地通貨(ルフィア)表記なので、大まかな値頃感しか分からない。観光地として発達したモルディブではあるが、そもそもお土産としての「地の物」はそんなに無い。インドが近いのでお茶(セイロン)を大きく扱っているが、厳密にはお茶はモルディブの土産では無いのだ(一昔前の日本の田舎の海水浴場みたいなものか)。でもまあ、ここまで来てそんなことを拘っても仕方ないので、会社向けに30袋入りのティーパック×2、両親向けにミニサイズのやはりティーパック×1、その他を購入。相方も会社向けその他をいろいろと購入し、最後にレジに来ると、どっかで見たようなオヤジがどっかで見たような携帯で話をしている。…ここで全部繋がった(笑)要するに島(とホテル)ぐるみで皆グルなのだ(リゾートでのアクティビティ参加は自由なので、厳密には騙される方が悪いんだけど)。レジ前のオヤジは2日前、自分の店に連れてくるため船着場で頻りに「観光に来い」と言っていたと。そりゃあ、こんな携帯が買える訳だ(苦笑)。頭の中を「ボラーレ」(ジプシー・キングスでも誰のバージョンでも良いが)がぐるぐる流れる。いや、ボラーレましたなんて洒落になってませんよ。

社長を前にディスカウントのご相談。ドルで買うと聞いた瞬間に手持ちのメモ帳に現地語で見積もりを書いていく。かろうじて金額($)が分かるので、それをひとつひとつ目で追っていくと既に計算間違ってる(苦笑)。その金額をベースに「ここまで下げられる」と提示してくるが、既に間違っているので、電卓で「違う」と指摘し、駄目もとで「ここまで下げろ」と紙に書く。それは例えば日本円で40,000円を10,000円引きしろ、とかいうどだい無理な要求なのだが、そもそも値段なんてあって無いようなものだから、無茶と言われる筋合いは無い。流石に「それは無理だ」と返されたが、最終的に提示額からかなり値下げすることが出来た。諸事情あってカード決済を希望したため、その手数料分は流石に下げられなかったようだったが(現金商売はどこの国も同じか)。この時点で既に件のガイドは「あとは店員が送っていくから」と退却している(笑)。あと20分近く残り時間はあったが、会計が終わるや否や、店員が荷物を持って外に出るので、もう船着場に連れてってくれるのか、と思いきや、敵は1枚上手で、数件先の違う土産物屋にすたすた昇って行く(苦笑)。
(続く)

戻る HOME
CoolandCool