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[156]今はもう秋(2004/10/04)
どころかうっかり冬に片足突っ込んでしまったような肌寒さ。一体どうなってるの?

夜、クアトロでロス・ロボス(東京は7日じゃないの?、というのは置いといて)。
6年半振りの来日ということで新作"The Ride"と前作"Good Morning Aztlan"からの曲が一応メインになっていたが、これは前回来日時も感じたのだけど、アルバムからじっくり演りますという感じではなく、間にテックスメックスメドレーを挟んだりして客を(そもそも自分達自身も)盛り上げる(盛り上がる)ことに命掛けてるというか。演奏はヨレヨレなんだけど(笑)その縒れが独自のグルーヴを形成していて、そこに(グレイトフル・)デッドの影を見ている人も居るというのは凄く納得できるような。

流石にボビー・ウーマックのカバーは演らなかったが、"Rita"や前作の"Hearst Of Stone"等の「必殺男泣きナンバー」(と勝手に思っている)を結構初盤に演っていたのは意外だった。が、それより驚いたのは、彼等を世界的に有名にしたあの大ヒットナンバー(殆ど言ってるようなものだが(苦笑))をアンコールの一番最後に演奏したこと。まるでジミ・ヘンドリクスでも憑依したかのようなアレンジの変貌振り(間奏に引っかけてラスカルズ"Good Lovin'"が挿入されていた)で、完全に自分達のオリジナルに昇華されていた。これ1曲でわざわざ大阪まで来た甲斐があるというもの(苦笑)。

ちなみに、デヴィッド・イダルゴ(ギター最高!)の息子がローディーとして同行していて、1曲彼にソロを取らせたのだけど、イダルゴを含むオヤジ連中は楽器の位置が高いのに、息子は腰より下の辺りでギターを弾いていたのが個人的には世代の違いを感じさせて面白かった(苦笑)。

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