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[192]渋谷(2004/12/11)
NHKホールで矢野顕子「さとがえるコンサート」。
新作で共演したくるりを従えてのスペシャルライブだが、客席の雰囲気は例年とさほど変わらない感じ。別にくるりのファンばかり来ている訳ではないので当たり前といえば当たり前か。

冒頭数曲のピアノ弾き語りは、はっぴいえんど「風来坊」はちみつぱい「塀の上で」(久々に聴いたかも知れない)THE BOOM「中央線」「DAVID」等々名曲のオンパレード。レイ・ハラカミ(サプライズゲスト!)の生Remixによる「Too Good To Be True」「Night Train Home」を挟み、遂にくるりとの共演。レイ・ハラカミの飄々とした感じと裏腹にメンバーは何となく緊張した面持ちで、何か仕掛けるか?というこちらの期待は空振りに終わるが、さすがは矢野顕子の「実は泥臭い」一面を引き出した張本人(笑)として、ともすれば単調になりがちないつもの「さとがえる」を久々のロックコンサート(苦笑)に仕立て上げることに成功していたと思う。アンコールは再びレイ・ハラカミとくるり岸田を交え、生Remixをオケに「ばらの花」をデュエットというレアな展開へ。

彼女のライブで終始こんなにワクワクしたのは久々かも。ただ、結果的にどう切り込もうと「矢野顕子」というイメージだけが残るのはこの人の凄いところかも知れない。ただただ感服です。

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