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[252]何だか(2005/04/22)
地味に忙しく、なかなか更新できない状態になっとりますが、恐らく更新する場所と時間を誤っているのが悪い(そのシチュエーション以外は更新しない)という話もあったりなかったり。
まあ、最近はペンギンとライオンと菌類に翻弄される日々を送っております。
ペンギン:[関連Link]
ライオン:[関連Link]
菌類  :[関連Link]

夜、渋谷AXでアースデイのライブイベント。
イベントの主旨は正直良く分からないが、それ以上にこの3組(カーネーション、ムーンライダーズ、キリングタイム)の組み合わせが分からない(笑)。以前は好きなバンドの筆頭だったカーネーションとライダーズも、ここ数年あまり積極的に観ていないので、今回はどちらかと言えばキリングタイムのレア度(実は結構ライブやってるらしいのだが)に背中を押されたかたちになる。しかしこんなイベントが、CSとはいえ生中継されてるってのがまた更に分からないという(笑)。

トップバッターのキリングタイムは、貰ったチラシに書かれていた「ジャムバンド」というニュアンスよりもどことなくカンタベリー的というか、こちらの様々な思惑を飄々としたグルーヴでかわしている(かわされている)感じが痛快。最近聴き返していた"Kew Rhone"なんかにも近い印象を持った。そんな奇妙な雰囲気の中、小川美潮をボーカルに迎えた数曲は真っ当にポップな輝きを湛えているのが凄いというか(これは彼女の才能に因るところが大きいと思う)。これだけでも今日観に来た甲斐があるというもの。

2番手のカーネーションは、今回の中では唯一勢いで押すタイプだが、PAの問題なのかあの轟音が凄く遠くで鳴っているように感じられ、ちょっと分が悪かったかも知れない。内容は申し分のないものだけに、椅子席じゃなければ(全体のファン層を考慮してか1階フロアには指定席が置かれていた)もう少し盛り上がれたかも、という複雑な気分もある。

トリを飾るライダーズは、ドラマー不在の中アコースティックで懐メロ大会、と思いきやアコースティックは冒頭数曲のみで、後は打ち込みのビートで重くのしかかる"Who's Gonna Die First"や鈴木慶一自らキーボードやドラムを叩く(ドラマー不在なのにセットが組まれていたのはそういうことか)楽曲などこの状況を逆手に取るかの如く実に多彩。しかし前述のPAの具合も相まって何だか中途半端な感じは拭えなかった。

中途半端と言えば、最初にも書いたが、アースデイというイベントの主旨とこの3組の組み合わせからして、少なくとも自分には明確なビジョンが見えない訳で、それが演奏面のカタルシスで解消されればと思っていた(勝手な期待ですが)だけに、結局全体的にしっくり来ない感じになってしまったのは、実に歯痒いというか。こういうのはイベントと割り切れば良いんでしょうかね。

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