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[265]夜、(2005/05/23)
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池袋の東京芸術劇場でカエターノ・ヴェローゾ。
初めての「生カエターノ」は、想像以上の艶やかな声と想像以上の奇妙なパフォーマンス(笑)に彩られていた。既に各方面で紹介されている大阪、名古屋のセットと基本的には同じ(中盤の弾き語りは少し変えていたかも)だが、あの声が間近で聴けるというだけで、そんなものはどうでもよくなってしまう。個人的ハイライトは本編後半に演奏された"Cucurucuru Paloma""Love for Sale"と殆どメドレー状態で演奏された2曲か。あの甘い声が漆黒の闇の中に消え入る様(な演出)も相まってとても印象的。しかしそんな歌に連動する身振り手振り(足振り?)は実にユニークというかお茶目。シアトリカルな雰囲気がシャンソン歌手のようでもあるが、個人的には見た目も含めてデヴィッド・バーンを彷彿とさせた。

全体的にそういったしっとりした空気に包まれていたため(もしくはそういう雰囲気をこちらが望んでいたため?)か、ニルヴァーナ"Come As You Are"や"Haiti"等のアップテンポなナンバーとの落差が特に激しく(インパクトという意味ではDNA"Detached"は見事に機能していた。しかし62歳でDNAのカバーって...)、分かっていても反応に躊躇してしまうことが少なくなかったのは反省点かも知れない。あと、芸術劇場の特性なのか、ドラムやパーカッションの反響がボーカルやギター等の比較的小さい音を上回ってしまう(大きく上に抜ける)ため、音に慣れるのに少し時間がかかった(弦楽器だけの構成が綺麗に響くことを考えると、やはりオーケストラ向けということなのか)。

以上の点を踏まえ、25日の最終日に備えることとします(苦笑)。

※中原仁さんのブログからセットリストを転載しておきます。
[関連Link]

1. Minha Voz,Minha Vida
2. Baby 〜 Diana
3. So in Love
4. Come As You Are
5. Manhattan
6. Manhata
7. Diferentemente
8. Adeus Batucada
9. Brasil Pandeiro
10, O Leaozinho
11, Coracao Vagabundo
12. Trilhos Urbanos
13. Haiti
14. Desde Que O Samba E Samba
15. Forca Estranha
16. Sampa
17. Cucurrucuru Paloma
18. Love for Sale
19. Cry Me a river
20. Detached
21. O Estrangeiro
-------------bis-------
22. Manha de Carnaval
23. Carioca
24. Terra

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