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[267]仕事が(2005/06/04)
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本格的に忙しくなってきた。まあ連日終電で帰宅している人などからすれば全然大した事ないんだけど、例えば連日終電の人と、ある日は定時ある日はタクシー帰りという人を比べた場合、やっぱり身に応えるのはトータルの時間数じゃなくてその落差だと思う。酒だって毎日呑んでりゃ鍛えられるけど、たまに呑むと翌日結構残るじゃないですか(ちょっと違う)。とはいえ、カエターノ以降ライブは既に2本観ているので(その皺寄せが仕事に、という話も)今回はその感想を中心に。

5/31 THE HISTORY OF BLUES@オーチャードホール

東急グループは文化事業として毎年世界の音楽を紹介するイベントを行っていて、今回はブルースがテーマということで駄目もとで応募してみたら抽選で当たってしまった。
自分は熱心なブルースの聴き手では無いが、昨年のスコセッシの映画とか"Ray"、先日読んだ「俺と悪魔のブルース」など、最近何となく「ブルース」というキーワードが自分の中にあって、まあ敬愛する青山陽一の影響もあるんですが、これは是非観てみたいと思った次第。
ライブは「俺と悪魔の…」の監修も手がけていた永井"ホトケ"隆の進行で文字通りブルースの歴史を駆け足で紹介していくと言う趣向。木村充揮や鮎川誠、近藤房之助、山岸潤史といった錚々たるメンバーが数曲ずつ歌うという非常に贅沢な内容で、これをタダで観てるんだからもっと贅沢というか。ハウスバンドで参加していた沼澤尚の変幻自在の叩きっぷりも見事。2時間じっくり堪能させていただきました。以下、もらったパンフレットに掲載されていたセットリスト。

01.嫌んなった
(いきなり自分の曲で始めるのが木村さんらしいというか:笑)
02.Shake Your Money Maker
03.Woman Be Wise
04.Mama,He Treats Your Daughter Mean
05.Hoochie Coochie Man
06.Treat Me So Low Down
07.Things Ain't What They Used To Be
08.〜10.コーリー・ハリス※ スペシャル・メニュー
11.Carol
12.Keep a Knockin'
13.Big Chief
14.Shake a Hand
15.Let's Have a Natural Ball
16.Night Life
17.What'd I Say
18.The Blues is Alright
※スコセッシ「フィール・ライク・ゴーイング・ホーム」のナビゲータ役も努めたブルース・シンガー

6/1 怪しい隣人@下北沢Que

某方面では「タカキ祭り」と称されていた(笑)今回の隣人。キリンジ兄はソロというよりBM'sとのセッション的な位置づけで登場。のっけからファンの皆様の♪Happy Birthday大合唱と黄色い歓声が飛び交い、何だか普段とは全く違うライブに来ているような錯覚を覚える。
セットリストは例によってこちらに挙げるが、特にカバーの選曲、終演後カウンターに居た人が「あのカバーの選曲、渋いよなあ」なんてことを言っていたけど、ある世代の人には単に「渋い」のかも知れないけど、あの3曲はいろんな事を考えさせてくれる。一言で言うと同世代感?みたいなものなんですが、そう言ってしまうのも何だかなあ。例えば自分のDJの選曲と選ぶテイストみたいなものが凄く近いような気がしたりとか(一緒にするなと言われそうだけど)、何かこうねえ、抗えないっつーか反面ちょっと近親憎悪つうーか。ちゃんと説明できないんですが。

迎え撃つBM'sは今回も中原さんをドラムに迎え、ギターの調子は今イチだったようだがワイルドさに一層拍車がかかった感じ。これは前回も少し感じていたのだが、ドラムに感化されたのか千ヶ崎さんのベースもファンキー増量といった感じで、たまたまリズム隊寄りの場所に居たこともあって思わず盛り上がってしまう。この状態で久々のワンマンとか、新作出ないと無理ですかねえ。

最後に朝日美穂さん(出番は一番最初)、観るのはもしかしたら「さかないと」以来かも知れないけど、これがなかなかの好演。元?くじらの楠均さんのドラムとキーボードだけの簡素なセット(曲によって青山さんがギターで参加)ながら、喉の不調をも逆に楽しむかのようなグルーヴィーな歌声に思わず引き込まれてしまった。

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