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[278]夜、(2005/06/24)
千駄ヶ谷Loop Lineで"レコロケ VOL1"。
音楽配信系SNS"recommuni"初のイベントということだが、正直mixiと比べ参照頻度が圧倒的に少ない(これはもう、SNSの趣旨の違いに起因するとしか言いようがないが)ので、こんな輩が申し込んで良いのかどうかという躊躇はあった。しかし今回は会員以外も申し込めるということと、非常にレアなイベントであるということ、この2点、を実際は考える前に既に申し込みメールを送り終えていたのだが(苦笑)。

1)XNOX(クスノキス)
前回の「怪しい隣人」にも参加していた楠均のソロユニット。
段ボールや空き缶等を使ったオーガニック?なドラムキットとサンプラー連動のパッド?を駆使し、何風とは形容不可能な音楽が奏でられる。計算されているのか、はたまた行き当たりばったりか。飄々としたボーカルがその合間を紡ぐような解くような奇妙な感じ(でもポップ)が面白かった。

2)PERE-FURU
勝井佑二と鬼怒鳴月のユニット。世界的に有名なこの二人の演奏をこんな間近で見れるとは。。
勝井さんのトランシーなエレクトリックヴァイオリンと鬼怒さんの変幻自在のギタープレイ(クラシカルな音色からビリンバウのようなパーカッシブなものまで)の融合。しかしその緊張感溢れる演奏と合間のMC(というかチューニングがてら二人で喋ってる)の落差がとんでもなくて(笑)それも含めてPERE-FURUの音楽性と受け止めるべきか(そんなことは無い)。

3)チル&マッド
CM、アニメ等幅広く活動する新居昭乃と、相方の青春の1ページだった(笑)松浦雅也のユニット。
各々の曲、そしてこの日のために作られたという二人の共作(松浦さんが"recommuniで発表した曲を発展させたものだそう)、そして何故かイーグルス「呪われた夜」のカバーという構成。新居さんの曲は、ウーリッツァー(新居)とギター(松浦)という音数の少なさもあるが、どこかVUを彷彿とさせるもの。対して松浦さんの音は、PSY'S、いや、明らかに「パラッパラッパー」以降という感じで、その対比が面白い。最近提供したNHK関連の曲(「フランス語講座」のオープニングなど)が本人の演奏で聴けたのはレアだが、その演奏に同期される動画の、物々しい時代物のシンセを嬉々として弾く松浦雅也の図(恐らくこんな感じ:[関連Link])に、この人の変態性をあらためて認識した(笑)

この模様はライブ録音され、後日配信されるそうだが、その録音に関するものなのか、セットチェンジの度に細かなトラブルが発生し折角の流れが途切れがちだったのが、唯一の問題点だったかも知れない。「手作りな感じ」と表現すればそれも味のうちではあるが、スタッフの手際等もう少し改善の余地はあるかと。

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